情熱フェスタに22卒が実際に参加してみた!
就活生のみなさん、就活イベントに参加したことはありますか?
コロナ禍の昨今、就活がオンライン化したことによって様々な就活イベントがオンラインで活発に開かれていると思います。
そんな中で、
「就活イベントの存在は知っているけど、よくわからないからまだ参加したことがない。」
「就活イベントって実際参加して意味あるの?」
と思っている就活生は多いのではないか思います。
22卒の就活生である私もその一人でした!
そんな22卒就活生の私が今回初めて、CheerCarrerで開催されている内定直結型の就活イベントである
情熱フェスタ(2月6日東京オンライン開催)に実際に参加してみたので、同じ就活生の皆さんにそのリアルな全容と感想をレポートしていきたいと思います!
情熱フェスタとは
まず、今回参加した情熱フェスタというイベントがどういうものかを簡単に紹介していきます!
情熱フェスタとは、ベンチャー特化型の就活サイトであるCheerCarrerで開催されている内定直結型の就活イベントです。
開催規模は優良ベンチャー企業6社に対して学生40名で、参加実績は学生延べ8000名と600社以上、
開催場所は東京・大阪・福岡・札幌と、実績もある大規模な就活イベントになります!
学生4人1組のグループワークで社長たちにプレゼンをする「営業の壁」というビジネスゲームを通して
各企業に自分をアピールができ、最後のスカウトタイムでスカウトをもらうことができれば、
最短ルートで内定を獲得することができるという画期的なシステムです。
通常はオフラインで行われていたのですが、今回は緊急事態宣言中だったのでオンラインでの開催になりました。
詳しい情報はこちら☞内定直結イベント「情熱フェスタ」公式サイト
情熱フェスタに参加しようと思った理由
今回、一度も就活イベントに参加したことのなかった22卒の私が、情熱フェスタに参加しようと思った理由は4つあります。
参加理由①:1日で多くの優良ベンチャーの社長や役員の方々や他の就活生と出会えるから
ベンチャー志望の私は、2020年9月からCheerCarrerで主に就活をしているのですが、志望業界をあまり絞っていないせいで、CheerCarrerで掲載されているベンチャー企業の多くが自分の選択肢に入ってくるため膨大にありました。
就職先は業界や事業内容より、人で選びたいと思っているので、
実際に企業の方と話すことのできる会社説明会や1Dayインターンにできるだけ多く参加していました。
また、コロナ禍の就活は周りの動きや企業の情報が例年よりも不透明で、他の就活生とのかかわりもほとんどなかったため、
就活仲間が欲しくても出来る場面が少ないとい悩みもありました。
そんな中で、1日で他のベンチャー志望の就活生と出会え、多くの優良ベンチャー(しかも社長や役員)の方々と
お話しできる機会はそうそうないので、このチャンスは逃せない!と思いました。
参加理由②:早期内定が欲しいと思っていたから
やはり今年は多くの企業で新卒採用人数は減少すると言われている中で、
ほとんどの就活生が精神的に安心できる早期内定が欲しいと思っていると思います。
私も、やはり早期内定している企業があると安心感や自信が生まれて自分にいい影響があると思っているので、
内定直結型の情熱フェスタを選びました。
参加理由③:ビジネスゲームがおもしろそうだったから
元々ビジネスゲームが好きで、大学の授業でよくやっていたのですが、
先ほども話した「営業の壁」というビジネスゲームに興味がありました。
実際の企業の社長や役員の方を巻き込んだビジネスゲームはあまりないと思うので、
そんな経験をできるのは貴重ですし、単純におもしろそう!と思いました。
参加理由④:自分の力を試したかったから
実はこれが一番大きな理由で、ビジネスゲームやスカウトを通して、将来的に起業したいと考えている自分の企画力や、
プレゼン力はフィードバックでどの程度社長たちに評価してもらえるのか。
自分なら社長たちにどのくらいスカウトしてもらえるのかを試したい!と思いました。
情熱フェスタに参加してみた!
では、ここからは実際に参加した様子をレポートしていきます!
当日のイベントスケジュール
当日のイベントスケジュールはすべてZOOMで、
- 参加企業6社の企業プレゼン(各社7分)
- 学生が1人2社スカウトされたい企業を選ぶ
- グループ分けと顔合わせ
- ビジネスゲーム「営業の壁」
- 結果発表(順位発表と、各社がスカウトする学生の発表)
- スカウト面談
- 各企業の人事ブースで企業説明や質問タイムなどの座談会 ※6は同時進行 といった内容でした。
そして今回の参加企業は成長企業・ベンチャー企業6社。
株式会社セキュア様
株式会社ヴィックスコミュニケーションズ様
デジタルデータソリューション株式会社様
株式会社H2様
新日本住設EAST株式会社様
株式会社スタンディングポイント様
参加企業6社の企業プレゼン
情熱フェスタは、まず参加企業6社の企業プレゼンから始まりました。
1社7分という短い時間の中で自社をアピールしなければならない難しいプレゼンを、
社長や役員の方が直々にやって下さるという時間。主な目的は就活生に自社を認知してもらい、
興味を持ってもらうことだと思います。
この企業プレゼンで面白かった点が、7分という短い時間の中で、企業によって時間の使い方に違いがあったところです。
事業内容の説明に時間を使う企業もあれば、事業内容にはほぼ触れずに社員の紹介に時間を使う企業、
年収の良さをアピールすることに時間を使う企業など、短い時間の中で各社のプレゼンの特徴が見られました。
普通に就活をしていても、社長によるプレゼンはなかなか見る機会がないと思うので、個人的に終始ワクワクしながら見ていました!
ビジネスゲーム「営業の壁」(オンライン版)
まず、ビジネスゲーム「営業の壁」の流れをざっくり説明しますと、
- ルールとお題説明
- 戦略会議及びスライド含むプレゼン準備(50分)
- 1社にプレゼン(2分)&フィードバック(3分)
- 5分間質問タイム
- 次の企業に行き、またプレゼンの繰り返し といったものでした。 今回のお題とルールは以下の通りでした。
- お題→「月額3万円のサブスクリプション」
- 準備時間は50分(戦略会議、スライド5枚程度の資料作成、発表練習含む)
- 発表は4人全員で行う
- 企画力、プレゼン力、情熱度を各5ポイント満点で評価され、+「買った!」と言わせることができれば10ポイント追加される
- 全10チームで争い、最終的な合計ポイントで順位を決める
- 50分の準備時間中、企業の方々は各グループの部屋に出入りし、学生の話し合いの様子を見て回る。 ### 50分の準備時間の様子 ルールを見ていただくとわかると思いますが、50分の間に全て終えなければならないので、 まずかなり難易度が高いということに気が付きました。 とりあえず私のグループは最初に、リーダー・スライド作成する人・書記・タイムキーパーを決め、 時間配分を商品決め5分、スライド作成30分、発表練習10分と定めて準備に取り掛かりました。
最初にメンバーの一人が「オフィス環境(インテリアなど)の環境を整えるサブスク」というアイデアをすぐに提案してくれて、
このアイデアなら十分いける!と思い、時間も限られているので即決定しました。
ここまでで10分程度と順調だったので、「意外と時間あるな・・・」と思っていましたが、ここからが鬼門でした…。
アイデアの詳細決める話し合いとスライド作成を同時にやっていたのですが、
全員のサービスに対する共通認識がなかなか定まらないかつ、スライド作成にも手間取っている間にどんどん時間が無くなっていきました。
その結果、スライド5枚をなんとか完成させたときには残り時間はなんと1分ほどで、
とりあえず誰がどの説明をするのかだけ決めましたが、発表練習が1度もできずに終わってしまいました…。
営業の壁本番!
そういうわけで、私のグループは1度も発表練習することなく、全員が不安を抱えたまま本番を迎えました。
この日は、ZOOMの1つの部屋に2つのグループと1社という部屋割りで、
片方のグループが発表している間はもう片方のグループは休みで終わったら交代といった方法でした。
最初の自分たちのグループのプレゼンが始まり、情熱をアピールすることを意識して2分以内でプレゼンすることができました。
その社長のフィードバックは、
「自社のオフィスはすでに整っているので、何かあともうひとひねりあれば買ったかなぁ。」
とのことでした。
その後の質問タイムでは、プレゼンに対するアドバイスやその社長の会社に関する自分が気になった点をいくつか質問して終わりました。
通常の情熱フェスタでは、フィードバックをもとに修正してまた挑戦するといったことができるとのことですが、
オンラインの時間の都合上かもしれませんが今回はフィードバックの内容を反映する時間はなく、2社目のプレゼンも反応は体感だとあまりよくありませんでした。
フィードバックを含めて私のグループが終わって、もう片方のグループがプレゼンをしているときに、
「この時間でフィードバックの内容をもとにプレゼンを改善できるな…。」
と思いつきました。(ルール上よかったかはわかりませんが…。)
私は、フィードバックをもとに自分で共有のスライドを修正して、
ZOOMの個人チャットで修正した箇所と内容を発表する人に伝えるということをしました。
フィードバックをプレゼンに反映したところ、3社目から反応が良くなってきました。
そしてまたそのフィードバックをプレゼンに反映し、4社目もまた反応が良くなり、5社目へのプレゼンでは、とうとう「買った!」と言ってもらうことができました。
その勢いで最後の6社目も「買った!」と言ってもらえ、フィードバックを反映し続けたことによって、
面白いように社長たちの反応が良くなっていったので最後の方は楽しんでプレゼンをすることができました。
下記に私がプレゼンで意識したことと、各社からもらったフィードバックを書いていますので、もしよかったら一つの参考にしていただければ幸いです。
プレゼンで意識したこと
- 誰よりも大きい声とオーバーなジェスチャーで情熱を伝える
- プレゼンの最初に相手に質問をして引き付ける
- 声のトーンに抑揚をつける
- 本当に伝えたい情報はゆっくり話す
- プレゼンの最後に全員で「ぜひ買ってください!」と必ず猛アピールする
各社からもらったフィードバック
- 提案しているサブスクの内容だと盛りだくさん過ぎて月額3万円では経営が難しいと思うので、サービス内容を限定した方が良い
- 単にオフィスの環境を整えるだけではなく、アイテムのレンタルサービスも欲しい
- BGMやディフューザーなども使って、五感に働きかけるオフィス環境にすることをアピールしてみては?
- 月ごとにインテリアを変えたりできるサービスもあるといい
情熱フェスタの結果
そして、一番重要な私のビジネスゲームの結果とスカウトの結果を発表します!
自分のグループとスカウトの結果
私のグループは全10チーム中、見事1位!
最終結果を見ると、実は私のグループは6社中5社から「買った!」判定をもらっていたらしく、
企画力、プレゼン力、情熱度のポイントも平均的に高く獲得できていました。
2位のチームは6社中4社から「買った!」判定をもらっていたので、おそらく1社の差で1位になれたのだと思います。
次にスカウトですが、私は2社にスカウトしていただくことができました!
最もスカウトをもらっていた人は3社からもらっていました。
スカウト面談と座談会
ビジネスゲーム「営業の壁」の結果発表終了後、
1企業につき5人スカウトできるというルールのもとスカウトをもらった学生は、「スカウト面談」に移りました。
それ以外の学生は、各々気になった企業の座談会に自由に出入りし、説明を聞いたり質問をしたりする双方向性のある時間を過ごしていました。
スカウト面談の様子
私の場合は、1社は社長、もう1社は人事の方と面談させていただきました。
どちらの面談もかなりフランクなものだったので、一切緊張することなく質問させていただいたり、
お話を伺ったりすることができました。
どちらの面談でも、まず「なぜ自分を選んでいただけたのか」を聞きました。
1社目の社長は、「プレゼン後の質問タイムで、1人だけ多くの質問をしてくれて、自主性が感じられたから。」と答えて下さり、
2社目の人事の方は、「50分間の戦略会議の時に、積極的にグループをまとめていたから。」と答えて下さいました。
ここでわかったことは、スカウトをもらうには自主性や積極性、情熱をアピールすることが重要な1つのポイントだということです。
スカウト面談で一番印象的だったのは、話をしていくうちに社長が「今度うちのオフィスに遊びに来なよ!」と言ってくださったことです。
この自由さがベンチャーの魅力だなぁと再確認し、後日改めて人事の方との個人面談を決めて終わりました。
もう1社の方もいろいろお話させていただいた後、また後日の面談を決めて終わりました。
参加者のリアルな感想
就活生である私が、実際に情熱フェスタに参加してみた感想を本音で話していこうと思います!
良かった点
- 今回の参加企業6社をよく知ることができた
- ビジネスゲームで達成感を味わうことができた
- 自分の実力をある程度知ることができた
- ベンチャー企業の社長に直接質問したり話せたりする機会が多かった この中でも個人的に特に良いと思った点が、自分の実力をある程度知ることができたところです。 まず難易度高めのビジネスゲームで、自分の足りない力や他のメンバーの行動や言動からの学びがあり、 社長たちからの価値のあるフィードバックからも自分の足りない力がわかりました。
極めつけは、自分がどんな企業から何社スカウトをもらえたかで、
企業から見た自分にどの程度魅力があるのかが測れるのが良いと思いました。
イマイチだった点
- 他のグループのプレゼン内容が全く見られなかった
- フィードバックをプレゼンに反映する時間がなかった
- ビジネスゲーム終了後からはグループのメンバーと話す時間がなかったため、前の段階で連絡先を交換していないと喜びや反省点を共有できなかった。 どれもオンラインであるが故の弊害だったのかもしれませんが、 特に学生が他の優秀な学生や他のグループのプレゼン内容を見ることができない点がイマイチだったと思いました。
今回、力をあまり発揮できなかった人は、他の優秀なプレゼンをみて吸収することがしにくい状況だったので、
そういった学生からは総合的に満足度は低くなってしまうかなと思います。
情熱フェスタに参加して得られたこと
今回情熱フェスタに参加して得られたことが大きく分けて3つあります。
1、プレゼンにおける学び
まず、短い時間内でプレゼンを用意しなければならないという難易度の高いビジネスゲームで、
考えたアイデアに対してメンバー全員が全く同じ共通認識を持つことが重要なことがわかりました。
メンバーがそれぞれ勝手にアイデアの内容を想像していると、話がかみ合わなかったり、
プレゼンに対する質問をされたときにうまく全員で答えられないことがあったりしたからです。
また、社長たちのフィードバックから、どの程度アイデアをひねり、工夫すれば買ってもらえるかがなんとなくわかり、
今後自分がビジネスアイデアを考えるときのヒントを得られました。
2、情熱を伝えることの重要性
今回私は、正直自分が思っていたよりグループワークで貢献できなかったですし、
発表でもあまり重要でない箇所を担当したので、自分の能力は十分には発揮できませんでした。
ただ、その中でも「誰よりもやる気や情熱を見せよう」と意識した結果、
プレゼンで商品を5社から買ってもらえ、2社からスカウトをしていただくことができました。
これは、私の場合「情熱がある」という点で評価していただけたと思うので、やはり就活は優れた経験や能力よりも、
自分の情熱をアピールすることが重要だと思います。
3、就活をしていくうえでの自信
これは、結果的に情熱フェスタを良い結果で終わることができたから得たことではありますが、
自分たちのプレゼンを企業の社長たちに評価してもらい、スカウトをしていただけたことは今後就活をしていくうえで大きな自信になりました。
また、自分が企業に評価してもらえるポイントや、自分が優れていると思っているがうまくアピールできていないところがわかり、
今後どういう風に企業に自分をアピールしていけばよいかの指標を見つけることができました!
まとめ
いかかでしたか?
情熱フェスタの様子をかなり事細かに話すことができたので、どのような就活イベントかイメージしやすいと思います。
私が特に情熱フェスタへの参加をおすすめしたい就活生は、
- 自分の力を試したい人
- 他の就活生と関わってみたい人
- 少しでもベンチャーに興味がある人
- 他の就活生のレベルを見てみたい人
- ベンチャー企業の内定に近づきたい人 です!
就活イベントには学歴などは関係なく、優秀な就活生がたくさんいるので良い刺激が受けられると思います。
なので、情熱フェスタに限らず、少しでも気になった就活イベントにはとりあえず応募してぜひ参加してみてください!
毎年開催されているので23卒・24卒の学生さんにもぜひおすすめします!