企業は面接で何を見るか、徹底解説
企業は面接で何をみているか考えたことはありますか?
就活において、企業目線で物事を考える視点は非常に役に立ちます。
今回は企業は面接で何を見るか、徹底解説していきたいと思います。
企業は面接で何を見るか、徹底解説
就活生側の立場だと、企業側の立場で考える視点って持つことは
したことがない就活生が多いと思いますが、
本日は自分の行きたい会社から内定をもらうためのアドバイスとして
企業視点でのお話をしたいと思います。
そもそも企業は新卒採用をなぜするのでしょうか。
新卒採用の目的
```1. 人員構造の最適化(若手労働力の確保)
- 将来のリーダー・コア人材の獲得
- 組織活性化
- 企業文化の継承 ```
新卒採用では、中途採用とは違い特定の風土やカラーに染まっていません。
この「自社の求める理念・方針を持って生まれた社会人として育成できる」という点が、
将来の経営・企業の継続的な発展を見据えた場合に必要となるケースが多いようです。
一方、新卒採用はパワーがかかりますし、入社後の戦力化にも時間がかかります。
それでも新卒採用を行いたいという企業の想いを実現するために、
私たちのような採用支援企業があるのだと思っています。
私たちもたくさんの企業の新卒採用をお手伝いする中で、強い覚悟をもって新卒採用に臨み、成功し、
想定していた目的以上の喜びや効果を感じたという経営者・人事ご担当者に出会ってきました。
本気で新卒採用をしたいという想いを持った企業にとっては、
得られる効果が大きいのが新卒採用なのだと感じています。
新卒採用は「資源性採用」
新卒採用は「この人なら当社での活躍が期待できるだろう」という「見込み」を買う採用です。
その際に重要なことはあなたの過去、つまり学生生活における実績ではなく、
未来、つまり「当社への強い志望意志」と「素敵なキャリアプラン」なのです。
学生生活の実績と言えば「勉強やゼミを頑張った」「サークル頑張った」「バイト頑張った」のいずれかでしょう。
こういった学生生活の実績からはビジネスマンとしての資源性を読み取るための評価の差はなかなかつきません。
一方、学生さんが語る「当社への強い志望意志」と「キャリアプラン」はそのレベルに大きな差がつきます。
「志望意志」ではその会社で働きたい理由をしっかりと語る必要があります。
ここで投資家のような視点でその会社の事業評価を語る方がいます。
しかし、学生さんの見識で投資理由のような話をしてもほとんどの場合説得力を持ちません。
次に「キャリアプラン」の問題です。
非常によく見られる悪い例は次のように漠然とした上昇志向を語ることです。
「入社して1年~3年はしっかりと仕事を覚え、5年先、10年先はできる限り上のポストにつき、
30代になったら信頼される社員になりたい」
これはキャリアプランではありません。
「強い思い入れのある明確な志」がそこに存在すること。
そしてその志に向けての戦略を有していることが重要です。
これは15年前も今も変わらないのですが、
説得力のある志望動機と評価に値するキャリアプランを面接で語れる就活生は実は5%もいません。
したがってそこだけであなたは20人に1人の優秀な人という印象を面接官に与えることができます。
学校の知名度や偏差値、ブランド力を超えてあなたが面接に勝つチャンスがここにあるのです。
企業の新卒採用の目的と、新卒採用の本質の話をした上で
具体的な話をしていきましょう。
企業は面接で何をみているのか。
人柄
基本的なマナー
身だしなみ、挨拶、時間厳守
これまでの経験・学んだこと・考え方
志望度、意欲
面接では、これまでのサークルや部活動、アルバイト(転職の場合は前職)での経験や学んだことをアピールしつつ、
志望意欲を企業へしっかり伝えることが大切です。
選考のどこの段階かによって見られるポイントも多少変化してきますが
基本的に一緒に働きたいと思えるかどうか、はとても大事なポイントです。
そして、他社ではなく、なぜ当社なのか、という点でも合点がいくかどうかも見られるポイントです。
面接で必ず聞かれること
自己紹介
志望理由
将来どうなりたいか・何をしたいのか
「志望理由」「将来どうなりたいか・何をしたいのか」は必ず聞かれる質問です。
自分の行きたい方向性と会社の掲げるビジョンなどの方向性が一致している部分を
いかに志望動機として伝えられるかが、ポイントです。
そこに矛盾があると、企業に不安や疑問を与え、マイナスの評価につながる可能性がありますので、ご注意ください。
面接で聞かれる質問を事前にしっかり準備しておけば、思わぬ質問がきても臨機応変に対応する余裕が生まれます。
面接の受け答えのポイント
端的にわかりやすく答える。
定性よりも定量。面接官との共通理解をつくるために具体的な数字を入れて話す。
経験などの強み弱みもはっきりと言い切る。できないことはこれから勉強する前向きな姿勢を伝えましょう。
面接官の意図を理解して答える。わからなければ「このような意味ですか?」と確認。
沈黙は恐れず、面接の空気を読む。面接官が話したいのか、聞きたそうにしているのか理解する。
面接は尋問ではなく、相互理解を深めるコミュニケーションの場です。
面接官とのやり取りのなかで、良い空気をつくり出し、最高のタイミングで終わることが肝心です。
ちなみに・・
面接をする側からの立場から、面接を受ける学生の皆さんに大切なことをお伝えすると
大事なことが2つあります。
面接で大事なこと
面接で大事なこと1、すごい人であるように見せなくていい
グループ面接を受ける時、GWを受ける時、他の学生の自己PRを聞いたりすることがあると思います。
海外留学してきました、サークルのリーダーとして100人の仲間を束ねていました、アルバイトで自分の考えた企画で売り上げをいくら上げました…、
こんな話を聞いて自分と比べてしまい、つい強がって自分のことをよく見せようとしていませんか?
ズバリお答えすると、「自分をすごい人であるようによく見せる必要なんてない」んです。
面接官が知りたいのは、あなたがこの会社の仕事に向いているか、この会社の文化と合うか。
これなんです。すごい人、誰よりも飛びぬけて優秀な人だけを集めたいと思って面接しているわけではない。
100人の学生のリーダーだった、海外で生活しながら学校に通っていた、それ自体は良い経験だと思います。
でも、それがその会社の仕事にどう役に立つんでしょうか?それを説明して、
面接官が納得できなければ「それはすごいね。それで?」と思われてしまうのがオチ。
人に自慢できるような活動も経験もないけど、人に喜ばれるのが好きで接客のアルバイトを頑張っていた、とか、
何かに没頭してコツコツ作業や調べものをするのが得意で、大学の研究を頑張った、とか、
あなたの人となりが分かる話を、正直に飾りすぎずに話してください。話を盛ったり、よく見せようとする姿勢は、
面接官は簡単に気付きます。
面接で大事なこと2、やりたいことはなくてもよい
「やりたいことが分からないから志望先が決まらない」という人はとても多い。
世の中にどんな仕事があるかよくわからないから、自分の身近にある親しみ深い企業、業種を考えなく選んでしまったり、
あるいは広告やデザイン、企画、という一見華やかに見える仕事だけに惹かれてしまったりして、
結果、どこにも受からない…という学生さんも毎年多くいます。
これもズバリお答えすると、まず、「やりたいことなんてあまり気にしなくていい」のです。
何故なら、社会人になっていきなりやりたい仕事をやれる人はほんの一握り。
そして、食べるものも服も住む場所も不自由しないで暮らしてきた大学生であれば、
「どうしてもこれがやりたい!」ということを持ちづらいのが今の社会。
だから、やりたいことがないのは普通であり、20歳くらいの年齢でやりたいことがすでに明確になっている人は
全体から見たらレアケースです。自分がやりたいことなんて気にしなくていい、
その代わり、仕事に求められることはどんな業種・業界でも、仕事は誰かが求めていることに応えることだということは
忘れないでください。そしてやりたいことを意識するよりも、
どんなことを求められていて、どんな結果を出せばいいのか、この2つを考えるようにしましょう!
いかがでしたか?
これから面接を受ける方も、一度見直して頂ければ嬉しいです!
そして、
面接をしていて、誰もがされたことのある質問。
「最後に何か質問はありますか?」
これに対し、皆さんはどのように答えていますか?
もちろん、質問があればバンバンすればいいのですが、
選考が進み、企業の理解度もどんどん増していって
志望意欲がとても高まっているとしましょう。
その時に企業が質問されて、「お!」っとなる質問とはどのような質問でしょうか。
今回は最後に何か質問はありますか?のベスト回答について触れていきたいと思います。
【面接】最後に何か質問はありますか?のベスト回答とは
志望度が高い企業には
未来の自分がジョインした先の質問を投げかけてみることはとても効果的です。
例えば、
「入社までに、どのようなことを勉強しておくべきでしょうか。」
「内定した後、インターンをすることは可能でしょうか。」
など、
自分の志望意欲が高いことを伝えられる質問です。
特に選考が進んでいる場合、
最後の最後にはその企業へ入る意志や覚悟はとても重要になります。
人事や社員が「この人、採用したいです!」と1次や2次選考を通過させた学生ということは
ある程度の採用要件は満たしているはず。
その中で、最終的に内定が出るかどうかの差は志望意欲や覚悟などが伝わるかどうかも大きいのです。
ぜひ「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた際には
自分の志望意欲が伝わる質問をしてみてくださいね。
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