就活生と親世代のジェネレーションギャップとその克服

親対策

就活生と親世代のジェネレーションギャップとその克服

あなたが頑張ってつかみ取った内定。
いくつか迷った末いざ内定承諾しようと思い、携帯に手を伸ばす。
ふと親に就活のこと何も話してなかったと思い出す。
心配かけたかな、もう終わったから安心させようと、とりあえず親に連絡。
するとひとこと
「何その会社⁉なんでそんなよくわからない企業に行くの?そこは辞めておきなさい。」

どこかで試合開始のゴングが聞こえてきた。

現実はマンガよりもはるかに劇的だし1ページをめくるより早く事態は動いていく。
あなたもいつマンガの主人公になるかは分からない。備えがあれば憂いはなかろう。

就活生と親世代のジェネレーションギャップとその克服

目次
親が内定先に反対する理由
結局経験と世代間ギャップ
まとめ-説得ではなく妥協点の探り合い、あるいはこれから証明するか

親が内定先に反対する理由

親が内定先に反対する理由・怒りたくなる前にまずは状況整理

怒りたくても、親の否定を覆してくても何に対して反対しているのかその理由を知らないといけない。
まずは深呼吸して内定辞退を迫る理由を知ろう!

親が内定先に反対する理由・不人気業界/親が好まない業界

いわゆる3K(きつい、汚い、危険)に属するような業界職種や
「知人が同業にいていつも大変そうにしている。」などを理由に反対してくるパターン。

親が内定先に反対する理由・名前も知らない企業だから

ベンチャー企業や中小企業、またはBtoB事業に特化している企業であれば目に触れることがないため、
長年の生きてきた中で知らない企業は怪しい、ということで反対するパターン。

親が内定先に反対する理由・潰しが利かない

上記と被る部分もあるが、小さい企業であれば、景気の波に左右されやすく入社後も苦労する可能性がある。
転職時も、大手企業の方がしやすいのではという判断のもと
今後の先行きが不安なので反対するパターン

親が内定先に反対する理由・全国勤務は地元に帰りにくい

全国に勤務地がある場合、数年単位で全国各地に異動する可能性が大いにある。
よって地元に帰ってきて欲しいという思いから反対するパターン。

Etc…

親が内定先に反対する理由の共通意識と解決への道筋

既述した以外にも個別具体的に探っていくと他にもたくさんあるに違いない。

だが、どれも根底に多くある考えとしては
・子どもの今後が不安で、もっといい企業があるはずという「親心」によるもの
・自らの経験則から判断したリスクヘッジによるもの

この二つに収束するのではと考えられる。

親心からの否定は、不安が先走ったうえでの対応であるため、
不安を解消できるような要素を伝えていけばいい。

問題は経験から確固たる否定の意思である。
「世の中はだいたいこうだ。」というものが経験として認識できており、
それ故にメリットよりもデメリットに目がうつってしまい否定している。

・経験ではカバーできない世代間乖離(ジェネレーションギャップ)の理解

ここで重要なのは、親世代が否定する際に自分たちの経験という前提を根拠にしている点である。
この場合少なくとも過去、または現在しか根拠に出来ておらず、就活生世代とは大きく異なる。
だからこそ、双方にキャリア選択において理解できない、という状況が生じうるのである。

就活生と親世代のジェネレーションギャップとその克服まとめ

説得ではなく妥協点の探り合い、あるいはこれから証明するか。

親から反対された際気を付けていただきたいのは
親を説得しようとしないこと。

ジェネレーションギャップがある以上、経験を元にした「理解できない」部分は覆せないことが多い。
だから説得というよりは、お互いの妥協点を探り合うような話し合いをもつべきです。

いずれにしろ、実際に働くのは親ではなくあなた自身です。
最後はあなた自身が決めきる、ということを忘れないように。

入ってから最適解にすべく、大手に行こうがベンチャーに行こうが努力するのは自分。
自分自身の人生をより良いものにしていきましょう。

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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