新卒でベンチャーはリスキーか?

親対策

新卒でベンチャーはリスキーか?

※ご注意※
当記事はベンチャー志向が人一倍強いベンチャー新卒3年目による
個人的な見解であることを前提にご笑覧ください。

「はい、質問です。」
「どうぞ!」
「新卒でベンチャーに入るってリスキーじゃないですか?」

この質問は、本当によくされる。
自社の説明会や採用イベントなどに登壇すると必ずといっていいほど聞かれる。

ー新卒でベンチャーに入るのはリスキーか否か。

わたしの答えはNO(ただし企業による)だ。

これは隠しようのない事実だけど、
ベンチャー企業というのは
ネームバリューも、資金も、社員数も
大手企業に比べたら全然ないケースが多い。

そしてそんなベンチャー企業に新卒で入る。
これがどれほど覚悟がいることか、
親御さんはきっと心配するだろう。

言わずもがな、新卒というブランドは貴重だと思う。
良くも悪くもファーストキャリアとして
あなたの歴史に隠しようのない事実として刻まれるから。

「人生で一回のファーストキャリアを傷つけたくない。」
その気持ちはよくわかる。

では、大手しか見ていなかった都内の女子大生が
新卒でベンチャーに行く選択を取った背景を考えてみよう。

さて、ここで皆さんにお聞きしたいのだが、
ファーストキャリアが傷つくのは
果たしてベンチャーを選ぶ人だけなのか?
ということ。

リスキーなキャリア選択ってなんだ?

大手は安定。
ベンチャーは不安定。

こんなイメージが先行している。
まあそれは拭いようのない事実かもしれない。
年間3万人の就活サポートしていて、毎日その事実に直面している。

しかし、結論から言うと
大手=安定とは一概に言えないな、と思う。

新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮っている今、
大手企業でも経営破綻になりうる可能性があるし、
逆にベンチャー企業が潤う可能性もある。

業界や事業内容によるというのが正直なところかもしれないが、
誰がいつ大手は絶対に安定だと言ったのか。
それを言っているのはどの世代の人か。

そろそろ就活中に気づいているはずだ。
変化に強い人材がこれからの時代を生き抜くということを。
それは企業も同じだ。
変化に強い企業がこれからの時代を作っていく。

あなたにとって最高の会社は規模じゃない

人生100年時代と言われるこのご時世で、
生まれてから死ぬまで60%の時間を仕事に費やすと言われている。

60%という数字にちょっとぞっとする。

個々人がイメージするキャリアはあれどせっかく人生の大半を費やすなら、
人生のどこを切り取っても楽しい、面白い、携われて幸せとか
を感じられるような仕事をしていたいと思う。

就活サイト運営側としても
弊社のユーザー学生さんがそういった仕事に出会えることを切に願う。

ぶっちゃけ、
そういった自分にとってかけがえのない仕事は、
会社の規模で決めていくものではなくて、
最終的な決め手は人と社風である。
と思っている。

・一緒に働きたいと思った人がいる会社
・自分にとって過ごしやすい雰囲気の会社
こんな会社を追い求めて
納得感のある就活を皆さんはしているはずだ。

だから、自分にピッタリな会社は一概に規模で選ぶものではない。

リスキーな人生にするほうがヤバイ

結局、どんなに有名な会社も
ニッチなベンチャーもいつ倒れても
おかしくないとわたしは思っている。

皆さんの記憶に新しい汚職事件もあるだろうし、
コンプライアンス違反やセキュリティ問題が世に露出されれば
一瞬で信頼を失う。

知らないだけで、世に出ていないだけで
大手企業でも今この瞬間に倒産の危機だとう企業があるかもしれない。

ではそうなった時、
いきなり明日から仕事がないと通達されたらどうだろうか?

①大手の新卒1年目
②ベンチャーの新卒1年目

どちらが生き残れるか。

わたしの経験からして、②である。

なぜなら、ベンチャーの仕事は幅広く、何でも屋になれるから。

新卒でベンチャーに入ることがデメリットに感じる人もいるかもしれないが、
企業としてまだまだ発展途上で何も整っていないからこそ
ベンチャーでは新卒でも中途でも関係なしに
レベルの高い仕事を求められるし、
一人当たりの業務量も多い。

でもその分、多角的にオールラウンダーとして仕事ができるようになる。
だからもし転職したり一人で仕事をするとなっても重宝されやすい。

逆に大手は、しっかりとした研修、安定した社内体制、一律のルール。
こういった環境のほうがやりやすいというタイプもいるから
そういう方は大手企業などをおすすめする。

結局は、自分の性格や、やりたいこと、活躍しやすい環境。
これらがマッチしたうえで
新卒で入社する運命の一社を決めていく。

最後にこれだけは伝えておきたいのだが、
ベンチャー企業に合う合わないはどうしてもある。

わたしはベンチャー3年目にして
様々な仕事をやらせてもらっているが、
最終的にこの会社しかない!と思い切って決断したあの瞬間は
3年たった今も色あせることなく、
一切の後悔がない。

幸せなことだ。

だから、大手とかベンチャーとかではなく、
自分が幸せに働ける会社を探すのが就活の正解な気がする。

この記事を読んでくださった皆さんが、
人生のどこを切り取っても楽しい、面白い、携われて幸せと感じられる
仕事に出会えますように。

わたしは今日もCheerCareerをよりよくするために
お仕事を頑張っています。

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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