知らなきゃ損!求人票の見方<給与 編>
みなさん、こんにちは、
急に朝晩寒くなり、秋の花粉症も重なり、ダブルパンチのたむねぇです。
そんなことはさておき、
前回は、知らなきゃ損!求人票の見方<社会保険・休暇 編>をお伝えしました。
3回目にまでなりますと、この求人票の見方も、完全に連載っぽくなっていますが…(汗)
ですが、今回は「待ってました!」とばかりに(??)、
誰もが気になる『おカネ』にまつわるところをお伝えしたいと思います。
『給料』と『給与』の違いって?
私たちが普段何気なく使っている、『給料』と『給与』という言葉。
コレ、実は2つがイコールだと思ったら、違うんです。
早速、1つずつ説明していきますね。
給料
働いた(勤務した)分に対して、会社から毎月支払われる賃金のこと。
ということは、いわゆる「基本給」のこと??
と思う方もいると思いますが、このへんはまた難しいので…
求人票で見る時は、ざっくりではありますが、給料=基本給、と考えちゃってOKです。
給与
会社から支給されるもの『すべて』!!
⇒基本給(給料)+残業代+通勤交通費+各種手当+賞与などなど
※所得税法28条より※
『給与所得とは、俸給、給料、賃金、歳費収び賞与並びにこれらの性質を有する給与に係る所得をいう』
参考まで(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%A6%E4%B8%8E)
給与形態の種類
会社により、さまざまです。
今回は給与形態の中でも、求人票でよく目にする、代表的なものを一部紹介。
給与形態
◎固定給制
⇒毎月働いた分に応じて、決まった金額を支給
◎歩合(給)制、出来高制
⇒実績や成果により給与が決定し、支給される
(注:完全歩合制や完全出来高制の場合は、固定給が一切なし)
●月給
●週給
●日給
●時給
●業務単位
⇒講師など「1レッスンあたりいくら」として支給される
●年俸制
⇒1年間で支給される給与合計をあらかじめ提示しし、実際には年俸を12ヶ月などで割った給与を毎月支給
⇒年俸制を導入する企業の中には、ボーナス〇ヶ月分+12ヶ月=年俸としている企業もあります。
「手取り」って何??
支給される給与の総額を「額面(がくめん)」と言います。
そこから、各種社会保険料や税金等を差し引いた金額、実際に私たちの手元に入るおカネが「手取り」となります。
各種手当について
そして、説明の途中で出てきた「各種手当」ですが、意外や意外、年間に換算するとコレが大きな差となります。
たとえば、資格手当。
専門職に多いのですが、
○○の資格を保有している方には月●万円支給、などというもの。
有資格者に月1万円の手当の支給⇒年間にすると12万円の差、となります。
ほかには、最近よく目にするようになった、住宅手当。
会社から3駅以内なら家賃補助で月●万円支給、など。
これも、
毎月2万円~3万円の手当の支給⇒年間24万円~26万円の差、になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
それぞれをもっと厳密にお話しすると、微妙に少し違うところもありますが…
求人票でチェックする場合は、上記のような大まかな認識でOKです。
ですが、求人票に書いてある、毎月の基本給だけを見るのではなく、
<手当など全部含めて、年間の想定収入がどのくらいになるのか>
ということまで、ぜひ考えてみてくださいね。
余談になりますが、
昇級・昇給や評価制度も求人票を見る上での重要なポイントになります。
<A社>
たとえ入社時は給与が高くても、評価制度が整っていないために、入社後の頑張りが給与に反映されない…
こんなんでは困りますよね。
<B社>
入社時の給与がそこまで高くなくても、しっかりとした評価制度がきちんと整っている会社だったら?
はい…
先々まで考え、B社を選びますよね…(笑)
B社は、きっとアナタの頑張り次第!で、
頑張りが、その都度、給与にも反映されていきますので。^^
ぜひこれらも、求人票を見る上でのポイントにしてもらえたら、嬉しいです。