「入社後にしたいこと」を聞かれた時の答え方とは?~例文やNG例も紹介~
ESや面接でよく聞かれる「入社後したいこと」
「入社後にしたいことが分からない」
「どのような回答をすれば良いか分からない」
など、不安を抱えている学生もいると思います。
そこで今回は、「入社後にしたいこと」の探し方や例文を交えた答え方などを解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。
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就活の初めにおすすめなのが、チアキャリアの就活適性検査です。 いくつかの質問に答えるだけで、自分の特性や能力を診断してくれます。 診断テストの質問は、企業が就活生に求める要素をもとに構成されています。「社会人基礎力」と「活躍ポテンシャル」の2軸で測定されるので、志望動機につなげることも可能です。 自己分析の代わりになるので是非利用してみて下さいね◎ 質問に答えるだけで自分に合った企業とマッチングできるので、ぜひ活用してみてくださいね。
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1.「入社後にしたいこと」が聞かれる理由
志望度の高さや企業理解を確認するため
「入社後にしたいこと」が明確であれば、他社ではなく自社で働きたいという気持ちが伝わり、志望度が高いと評価されます。同時に、企業への理解度の高さも証明することになるため、企業研究を深く行うという裏付けが必要になると言えるでしょう。
入社後のミスマッチを防ぐため
「入社後にしたいこと」が企業の理念や事業内容と反していたり、他社でも実現可能な目標であると、自社が求める人物像とは異なると判断されてしまいます。また、ミスマッチによる早期退職(転職)を防ぐということもこの質問をする理由です。
キャリアビジョンが明確に描けているか確認するため
「入社後にしたいこと」が明確であれば、志願者がキャリアビジョンを描けていると評価されます。逆に漠然としたキャリアビジョンであると、企業で活躍するイメージが湧かず、自社に適した人材ではないと判断されるでしょう。
2.「入社後にしたいこと」の探し方
「入社後にしたいこと」を探す上で、自己分析と業界・企業研究は欠かせません。
自己分析を通して、自分の性格や価値観を知ることで、自分に適した仕事は何なのかを理解することができます。同時に、どのような仕事が自分には向かないのか、やりたくないのかも把握することができるため、やりたいこと(やれること)が絞れるでしょう。
自己分析のやり方に関しては、自己分析とは~なぜ就活で自己分析が必要なのか?やり方や注意点も解説~で詳しく解説されているため、ぜひ読んでいてください。
業界・企業研究では、その業界や企業で何が求められているのか、どのようなことをすれば貢献できるのかを理解することができます。また、企業の求める人物像が何かを知ることで、その企業に適した「入社後にしたいこと」が見えてくるでしょう。
業界・企業研究のやり方に関しては、「業界研究」の効果的なやり方とは?抑えておきたいポイントも徹底解説!で詳しく解説されているため、ぜひ読んでみてください。
3.入社後にしたいこと」を質問された際の答え方
「入社後にしたいこと」を質問された際の答え方として、PREP法を意識すると良いでしょう。
PREP法とは、P(Point:結論)→ R(Reason:理由)→ E(Example:具体例)→ P(Point:結論)の順に話を展開する方法です。結論から述べることで要点が伝わりやすく、根拠となる事実や例をあげることで説得力が増します。
以下のように話を展開していきましょう。
P(Point:結論):「入社後にしたいこと」を簡潔に
R(Reason:理由):それをなぜやりたいのか(企業におけるメリットなどを織り交ぜながら)
E(Example:具体例):どのように実現していきたいのか(考えている事業や施策、過程や想定される成果などを織り交ぜながら)
P(Point:結論):「入社後にしたいこと」の実現に向けた行動
上述の通り、最初の結論部分は簡潔にすることが重要です。分かりやすく短文で伝えることができれば、聞き手側がストレスなく理解することができ、インパクトを残すこともできます。
そして、具体的な例(考えている事業や施策)を挙げながら、それをすることで企業側にどのようなメリットがあるのか、自分自身にどのような変化(成長)をもたらすのかを明確に伝える必要があると言えるでしょう。
最後の結論では、実現のために自分がすべき行動を具体的かつ簡潔に伝えることで、企業側に入社後の活躍する(働く姿勢)イメージを抱かせやすくなると言えます。
4.「入社後にしたいこと」の例文
ここでは、3つの例文を紹介します。
例文①
私は5年目までに海外赴任を経験したいと思っています。若手のうちに海外赴任を経験したい理由としては、10年目以降に商品企画や広報といった企業の方針決めに携わる部署で働くことが目標だという点が挙げられます。御社のキャリア例を見ていても若手を海外に送って経験を積ませることが多いですし、私自身も留学で異文化に興味を持ち就活軸でグローバルに働けることを掲げていたので合っているなと感じました。グローバルな仕事と言ってもいろいろありますが、私は特に御社の製品をいかに海外に売り込むかという点に関心があります。将来的にそのような仕事をするためには、若いうちに海外で自分の目で文化の違いや現地社員との関わり方について学ぶことが重要だと思っています。
5年後、10年後のビジョンを明確に伝えられている点が良いと言えます。同時に、そのビジョンを掲げる理由を自身の経験を踏まえて説明している点も評価に繋がる内容であると言えるでしょう。
例文②
私は10年後に、システム開発部門におけるプロジェクトマネージャーになることを目標にしています。現代の日本では過度な東京の一極集中が問題視されていますが、新型コロナウイルスの流行により働き方にも多様性が生まれ、地方回帰が進みつつあります。貴社では地方ITインフラのシステム開発を手広く展開しており、そのような社会背景を踏まえると今後もニーズは高まっていくと予測しています。そのため、まずは5年後にプロジェクトリーダーを任せられるような人材となり、システム開発における知識やノウハウを習得しつつ、10年後にはプロジェクトマネージャーとなり、貴社の強みである地方ITインフラのシステム開発をより強みにできるような人材になりたいと思っています。。
昨今の経済状況や業界の流れなどを織り交ぜながら説明している点が良いと言えます。また、具体的に5年後・10年後にどのような役職に就き、どのような仕事を行いたいのかを説明している点も評価に繋がると言えるでしょう。
例文③
私は、貴社でWEBディレクターとして、お客様がサイトの制作を通じて実現したいことを根幹から理解し、専門性に富んだチームメンバーと共に、実現のためにお客様に伴走したいと考えています。理由として、学生団体での経験から、対話を通して相手の本質的に抱えているものを引き出すこと、コンテンツとして形にしていくなかで、コミュニケーションを通して、笑顔を引き出せたことに大きなやりがいを感じたためです。貴社の○○という社風の下、自己の強みである「主体性」と「自走力」を活かし、お客様が求めるサイトの実現に向けて柔軟に対応していきます。さらに、学びの環境が整った貴社で、お客様の信頼に寄与できるスキルを高め続け、貴社の貢献に邁進してまいります。
「結論→理由(エピソード)→結論」の構成になっている例文であると言えます。企業の理念や社風、自分の強みを用いながら伝えるのも効果的であると言えるでしょう。
5.「入社後にしたいこと」のNG回答
漠然としていて、具体性がない
「人の役に立つ仕事がしたい」や「○○の仕事で活躍したい」など、抽象的かつ具体的な理由やビジョンがないと、企業には刺さりません。活躍しているイメージを持ってもらえるような、具体的で企業が求める人物像に合った回答をすることが大切です。
ネガティブな表現を使用している
「入社後にしたいこと」という前向きな質問にも関わらず、ネガティブな回答をしてしまうと、自信がないような印象を持たれてしまいます。謙虚過ぎるがゆえにマイナスな印象を与え、活躍するイメージが持たれない可能性があるため、ネガティブな表現は使わないようにしましょう。
※ネガティブな表現の例
・人と話すのは苦手ですが~
・知識不足ですが~
・~とは言い切れませんが、
他の企業でも実現可能な目標である
他の企業でも実現可能な目標を答えることもNG回答であると言えます。例えば、「人から信頼されるマーケターになりたい」と回答しても、競合他社全てに当てはめることができる目標であるため、志望度が低いと判断されてしまいます。企業が求める人物像、力を入れている事業や独自開発している分野を踏まえた目標を伝えましょう。
6.よくある質問
「入社後にしたいこと」と「志望動機」の違いは何でしょうか?
志望動機は、入社をしたい理由や企業に提供できる強み(価値)は何かを求められていると言え、対して入社後やりたいことは、入社してからの希望や活躍するイメージを知りたいという意向が強いという違いがあります。ただし、同じ方向性の回答(矛盾しない回答)をするようにしましょう。
「入社後にしたいこと」がどうしても見つからない場合はどうすればよいでしょうか?
就活のプロに相談するのがよいでしょう。チアキャリアでは「就活相談」を行っており、就活に関する様々な悩みを赤裸々に相談することができます。エントリーシートの添削や面接のフィードバックなども行っておりますので、ぜひ活用してみてください。
7.まとめ
ここまで、ESや面接で「入社後にしたいこと」が聞かれる理由や答え方などを解説しました。
入社後に何をやりたいのかが明確ではない方は、まずは「自己分析」と「業界・企業研究」を行いましょう。
そして、就活相談やOB・OG訪問なども利用をして、正確に伝えられるようにしましょう。
チアキャリア就活適性検査
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