【面接で特技を聞かれたら?】アピールできる特技と失敗しない回答例を紹介
面接を受ける際、「特技は何ですか?」という質問をされることがよくあります。
明らかに優れた特技を持つ人はいいのですが、これといった特技が無い人は困る質問ですよね。
この記事では、特技がパッと思いつかない人でも安心して面接に臨めるよう、特技の回答方法を紹介します。
面接で特技を聞く理由や、特技の選び方、回答例まで徹底解説していきますので、面接に悩む方必見です!
目次
・面接で特技を聞く理由とは
・面接で話す特技の選び方
・特技になるジャンルとその回答例4選
・特技で答えると逆効果なNG回答例
・自分の特技を見つける方法
・まとめ
面接で特技を聞く理由とは
面接で特技を聞く理由には、特技の内容が関係する場合と、内容は関係ない場合があります。
企業によって意図は様々なので絶対とは言い切れませんが、以下の2パターンの理由で聞かれることが多いです。
- 人となりを知りたい
- アイスブレイク
人となりを知りたいと思って聞いている場合は、特技の内容が関係してきます。
しかし、単なるアイスブレイクとして考えられていることもあります。
こういった場合は緊張をほぐす為にやっているので、内容よりも雰囲気が大切です。
もしガチガチで緊張してる中で特技の質問をされたら、相手の目を見てジェスチャーを交えながらリラックスして話しましょう。
面接で話す特技の選び方
面接で特技を聞かれた時、何を話そうか迷いますよね。
「これは特技になるのかな?」
「何を特技として話したらいいかわからない」
こう思っている人は多いのではないでしょうか。
特技選びに悩んだときは、今から紹介する3つの観点で考えるのがオススメです。
【特技の選び方】
- 本当に好きなこと、得意なことを選ぶ
- 仕事に役立つことを選ぶ
- 受賞歴があるものを選ぶ
本当に好きなこと、得意なことを選ぶ
特技を聞かれた際、人となりを見られている場合でも、アイスブレイクを兼ねている場合でも、自信を持って答えられる話にすると好印象になりやすいです。
本当に好きなことや得意なことを話すと、自然と自分を魅力的に見せられるし、表情も和らいでリラックスできます。
無理やり話を作ったり、見栄を張って話したりすると深掘りされた時に苦しくなってしまうので、ちゃんと実際に出来ることを選びましょう。
仕事に役立つことを選ぶ
何を選ぶか迷った時は、仕事に関連できる事から特技を探すと好印象に繋げやすいです。
例えば、事務の職種の面接でパソコン作業を特技に挙げるとします。
「パソコンで資料を作ることが得意です。レイアウトや配色を意識した見やすいプレゼン資料を作ることに自信があります。」などと言うと、仕事のアピールに繋げることが出来ます。
このように職種に合わせて、どんな人材が求められているのかを考えながら話す特技を選ぶと、面接官の印象に残りやすいでしょう。
受賞歴があるものを選ぶ
もし過去にやってきた事の中で賞を取った経験があるのであれば、その事を特技にすると説得力があって間違いなく相手にあなたの魅力が伝わります。
部活動などの団体での受賞でもいいですし、個人の習い事でもいいでしょう。
何か賞を取っている事実があれば、話に説得力が増し、相手におっと思わせることができます。
特技になるジャンルとその回答例4選
何を特技としたらいいのか分からない人は、よく特技に選ばれるジャンルから考えてみましょう。
代表的なジャンルを4つ、回答例とともに紹介します!
【特技になるジャンル】
- スポーツ
- 音楽や絵などの芸術分野
- 料理
- 生活リズム
スポーツ
定番ですが1番話しやすいのは、部活動などでやってきたスポーツを特技にする事です。
大会の受賞歴など具体的な経験があればより効果的ですが、ない場合も話し方を工夫すれば面接官にアピールが可能です。
【例文】
私の特技は野球です。小学校の頃から野球チームに入り、中学・高校もクラブで真剣に取り組んできました。
長年に渡って身体を鍛えてきたため、体力と精神力には自信があります。また、チームで戦うスポーツで学んだ統率力も活かして、入社後は仲間を引っ張っていく存在になりたいと考えています。
音楽や絵などの芸術分野
芸術の分野に関しては、感性の問題もあり他人との甲乙を付けにくいので、特技として誰とも比べられずアピールしやすいです。
中でも伝わりやすいのは、音楽や絵の話でしょう。
特技として自信がないと思っていても、意外と他の人から見たら特技になりうる可能性を秘めているのが芸術分野です。
【例文】
私の特技はイラストを描くことです。小さな頃から絵を描くのが好きで、暇があれば手を動かしていました。特に簡略化したイラストが得意で、学校行事のポスターやパンフレットなどを担当させてもらっていました。
キャッチーに描くことが得意なので、現場ではポップ作りや宣伝に役立てたいと考えています。
料理
「料理を特技って言っていいの?」と思われるかもしれませんが、何気なくやっていることでも捉え方次第で特技になります。
料理は、人の役に立つ事への喜びや計画性のアピールに繋げて話すことができ、生活の一環としてやっている人でも特技として話しやすいジャンルです。
【例文】
私の特技は料理です。幼い頃から母の手伝いをするのが好きで、高校からは母の代わりに夜ご飯を担当することも多くなりました。
家族が喜んでくれるのが嬉しくて、自分なりにレシピをアレンジしたり、盛り付けをこだわったりして、「こうしたらもっと喜んでくれるかな?」と楽しみながら作っています。
料理がきっかけで、誰かを喜ばせたいという気持ちを持つようになりました。
生活リズム
生活リズムは、勤勉さや自己管理のアピールに最適です。
学生の間は特に、夜ふかしなどで生活リズムが崩れている人が多いので、他の人との差別化を図りやすいです。
【例文】
私の特技は早起きです。毎日必ず同じ時間に起きており、寝坊や遅刻をしたことはありません。昔から目覚めが良く、朝起きたらその日の行動を整理して、読書や勉強など朝活をしてから学校に行く習慣があります。
社会人になってもこれまでの習慣を継続し、朝の時間を有効活用したいと思っています。
特技で答えると逆効果なNG回答例
ただ好きなことや日常のことでも特技として話しても大丈夫ではあるのですが、中には特技として話さない方がいい場合もあります。
嘘を言ったり、社会的にマイナスな印象を与えたりする事はやめましょう。
注意すべき回答は、主に以下の3つです。
```【NG回答】
- その場しのぎで考えた特技
- ギャンブルなどの危険な特技
- 身を削るようなマイナス印象の特技 ``` ### その場しのぎで考えた特技 特技が思いつかないからといって話を作ってしまうと、追加で質問などがあった場合に回答に困ってしまいます。 また、その場はしのげたとしても、話しているうちにどこかで辻褄が合わなくなってしまう可能性があります。
面接の場でリスクを背負うのは危険ですので、嘘は付かず正直に答えることを心がけましょう。
ギャンブルなどの危険な特技
もしギャンブルなど聞く人によっては危ない橋を渡っているように見えるジャンルの事が得意だとしても、それを特技として話すのはやめておいた方がいいです。
良しとする場合もありますが、ほとんどの場合はあまり良い印象には繋がらないので、常識の範囲で特技にすることを考えましょう。
身を削るようなマイナス印象の特技
自分の身を削るような特技も相手にマイナス印象を与えてしまう可能性があるので、やめておきましょう。
具体的には、「徹夜で作業ができます」「クレーム対応が得意です」などといったことです。
「徹夜で作業ができます」ということを特技として話したとしても、面接官には「計画性のない人なんだな」「いざとなったら、自分の身を削って仕事をする人なんだな」と思われてしまう可能性もあります。
特技の質問で見られているのはストレス耐性ではなくて、人となりや感性の部分です。
明るい話題で自身をアピールすることを心がけましょう。
自分の特技を見つける方法
これまでは特技になりやすいジャンルの話を挙げてきましたが、自分の特技が何かさっぱりわからない人も多いと思います。
しかし、誰でも何かしら特技として話せることはあります。
特技がわからない場合、自分を客観視して考えてみると自ずと見えてくるでしょう。
特技の見つけ方を4つ紹介しますので、特技がわからない人は是非これらの方法を試してみてください。
【特技を見つける方法】
- 今までやってきたことを書き出す
- 親しい人に聞いてみる
- 普段の生活からヒントを探す
- 特技の一覧を調べる
今までやってきたことを書き出す
自分を客観視するには、まずは今までどんなことをやってきたか書き出してみるのが効果的です。
わかっているつもりでも、振り返ってみると「あれ?これは特技かも」と新しく気づく可能性があります。
たとえば、「部活動」や「習い事」を振り返ってみましょう。
主将やリーダーなどをしていた場合は、役職についてのアピールが出来ます。
特に目立った活動はしていない人でも、継続年数が長いのであれば根気強さや真面目さをアピールする話に持っていくことが出来ます。
このように、過去の取り組みを振り返るとヒントは沢山転がっています。
また、特技以外にも長所・短所の質問などの回答を考える際にも使える方法ですので、是非試してみてください。
親しい人に聞いてみる
特技を探す上で、親しい人に自分のすごいところを聞いてみるもの1つです。
意外と自分では思いもよらなかったことが、他の人から見て特技になっていることもあります。
自分を客観的に見れなくて特技を見つけられない時は、客観的に見てくれる周りの意見を聞いてみましょう。
普段の生活からヒントを探す
「どうしても特技と言えるものがない」という方は、日常の何気ないことが特技になるかもしれません。
たとえば、早起きの習慣など自分では日常を過ごしていると思っていたことが、他の人から見るとすごいことである場合があります。
普段の行動を振り返ってみて、他の人より優れていたり、頑張っていたりすることを探してみましょう。
特技の一覧を調べる
今まで紹介してきたことのどれもピンと来ないと思った方も安心してください。
同じように困っている人は沢山います。
どうしても見つからない方は、「特技一覧」と検索してみると特技として答えられる項目を紹介してくれているサイトが出てくるので、そういったサイトの特技一覧から自分に当てはまる項目を探してみましょう。
たとえば、特技の一覧には以下のようなものがあります。
ジャンル | 特技 |
---|---|
スポーツ | 野球/サッカー(フットサル)/バスケットボール/バレーボール/ソフトボール/テニス/バドミントン/ゴルフ/卓球/陸上/剣道/柔道/空手/弓道/ボルダリング/ラクロス/アイスホッケー/ボクシング/レスリング/フェンシング/水球/サーフィン/スケボー |
芸術 | 楽器演奏/絵画/工作/書道/囲碁/将棋/歌/合唱/写真/イラスト/作文 |
生活 | 整理整頓/掃除/料理/ブログ/SNS/早寝早起き/筋トレ |
強みや性格 | チームワーク/協調性/コミュニケーション能力/リーダーシップ/創造性/独創性/忍耐力/努力家/集中力/発想力/行動力/継続力 |
その他 | プログラミング/英会話/動画編集 |
美容や芸術、運動など様々な分野の特技が出てくるので、一つは当てはまる項目が出てくるはずです。
まとめ
面接で聞かれることは何でも、答えに悩みますよね。
今回は特技の答え方についての解説をしました。
この記事のポイントをおさらいすると、特技になるジャンルには以下の4つがありました。
- スポーツ
- 音楽や絵などの芸術分野
- 料理
- 生活リズム
特技で答えると逆効果なNG回答例は、以下の3つでした。
- その場しのぎで考えた特技
- ギャンブルなどの危険な特技
- 身を削るようなマイナス印象の特技
「特技」と聞くと大袈裟に感じて悩む人が多いと思いますが、もっと気軽に考えても大丈夫です。
小さなことでも言い方を工夫すれば会社貢献の話などプラスの話に繋げることができます。
是非、紹介してきたような方法を使って面接官にあなたの魅力をアピールできる答えを探してみましょう。