文系の就職って難しい?文系が目指せる業界や職種について詳しく解説

自己分析

文系の就職って難しい?文系が目指せる業界や職種について詳しく解説

「文系は就職が難しいって聞いたけど本当?」
「文系が就職できる業界・職種は何があるのだろう?」
といった疑問を抱えていませんか?

そこで、この記事では就活サイトである「CheerCareer(チアキャリア)」が専門的な観点から解説します。

具体的には文系にスポットを当てて

  • 文系の就職事情
  • 就職しやすい業界
  • 就職できる主な職種
  • 内定を得るポイント
  • 就職でよくある質問

の順番にご紹介していきます。

この記事を読めば文系の就活生が知っておきたい情報が手に入るので、ぜひご活用ください。

文系の就職事情

まずは、下記の文系にまつわる就職事情を見ていきましょう。

  • 文系の就職率は?
  • 文系に人気の企業は?
  • 理系の職業にも挑戦できる

文系の就職率は?

文部科学省の「令和2年度大学等卒業者の就職状況調査」によれば、文系の就職率は96.0%で理系の就職率は95.9%でした。
就職率は文系が理系を上回っており、文系が就職で不利になるとは決して言い切れないことがわかります。

就職率に違いがない理由としては、企業は学生のポテンシャルを重視しているという点です。
意欲や熱意があれば、文系・理系関係なく採用される可能性があると言えるでしょう。

文系に人気の企業は?

マイナビ・日本経済新聞社共同の調査「マイナビ・日経 2022年卒大学生就職企業人気ランキング」を見ると、文系の就活生に人気の企業は次のとおりです。

順位 企業名
1位 東京海上日動火災保険
2位 第一生命保険
3位 味の素
4位 伊藤忠商事
5位 ニトリ

上位は1位と2位が保険会社でした。
保険会社はインセンティブ(出来高)制度を設けている企業が多く、特に営業職は頑張り次第で高収入が狙える点から文系からも人気があります。

理系の職業にも挑戦できる

文系でも理系の職業に挑戦できます。
なぜなら業界によっては人手が足りておらず、文系でも採用したいと考える企業があるからです。

例えばIT業界で見れば、次のような職種なら文系でも応募できる企業があります。

  • プログラマー
  • エンジニア
  • サービスエンジニア
  • ITコンサルタント
  • データサイエンティスト

ITは専門的な知識も大切ですが、次々と新しい知識を吸収しようとする姿勢が何よりも重宝されるので、文系出身者が活躍することも多い業界です。

文系が就職しやすい業界

文系が就職しやすい業界は、主に次のとおりです。

  • 金融
  • メーカー
  • IT

金融

文系が就職しやすい業界の一つが、銀行や証券会社、アナリストといった金融業界です。
金融業界は顧客との信頼関係を築くことが重要な仕事であり、実務的なスキルに加えコミュニケーション能力が高く評価されます。

また金融に関する法律知識が必要となる仕事なので、文系で学んだ法律の知識を活かせる可能性も高いと言えるでしょう。

メーカー

素材を加工して製品を作り出すメーカーも、文系の学生が就職しやすい業界だと言えるでしょう。
メーカーは技術職だけでなく、営業職やマーケティング職、経理職など文系が活躍できる職種が豊富にあるからです。

ただし文系で就職を目指す場合は、製品に関する専門知識を身に着けなければいずれの職種においても働くのが難しい業界だと言えます。

IT

一見理系のイメージが強いIT業界ですが、文系学生も就職できます。
IT業界では、コンピューターやシステムの知識だけではなく、コミュニケーションが求められることが多いからです。

クライアントと打ち合わせをして、ニーズを聞き出すにはコミュニケーション能力が必要であり、あえて文系学生を採用したいと考える企業も増えています。

実際に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)社会基盤センター発行の「IT人材白書2020」p.190によれば、IT人材の最終学歴の専攻分野の割合は「IT・情報系以外の文系」が30.2%となっています。

文系が就職できる主な職種

文系が就職できる主な職種は、次のとおりです。

  • 営業
  • 接客・販売
  • 事務
  • マーケティング

営業

文系で就職することの多い職種の一つが、営業です。
営業はビジネスにおける基本的な役職であり、文系・理系問わず企業が募集をしています。

営業は対企業と取引を行うBtoBと、対消費者と取引を行うBtoCの2種類があります。
いずれにしても重要なのは、相手に良い印象や安心感を与えられるような身振りや話し方です。

「言葉の力」で相手と上手にコミュニケーションが取れる文系就活生なら、営業で成果を上げていくことができるでしょう。

接客・販売

文系出身者は、接客・販売で活躍している人も多くいます。
接客や販売は、文系・理系問わず実際に働きながらスキルを身につけていける職種だからです。

またアルバイトスタッフやパートタイマーの人たちと一緒に仕事をすることも多いため、コミュニケーション能力が発揮される職種と言えるでしょう。

事務

文系出身者の中には、事務職に就く人も多いです。
中でも人気の高いのが一般事務で、データ入力や電話応対などが仕事内容としてあります。

一般事務以外の事務は、次のとおりです。

  • 経理事務
  • 人事事務
  • 労務事務
  • 貿易事務
  • 医療事務など

入社後に経験を積んでいけるため、基本的なパソコンスキルがあれば比較的働きやすい仕事と言えます。

また来客対応に加えて営業担当と一緒に仕事を進めることが多いので、コミュニケーション能力の高い人が求められる職種です。

マーケティング

マーケティングは市場調査やデータ分析を参考にしながら、具体的な戦略を打ち出していく職種です。

マーケティングで文系出身者が力を発揮できる部分は、自身の考えやアイデアを上手に伝える発信力です。実際に成果を出して売れるモノやサービスを提供している人の中には文系出身者が大勢います。

また社内の他部署とも調整で関わっていくことが多いため、コミュニケーション能力が重要となる職種だと言えるでしょう。

文系が内定を得るポイント

文系が内定を得るポイントは、次の3つです。

  • 自己PRを作り込む
  • 資格を取得する
  • 就活のプロに相談する

自己PRを作り込む

まず自己PRを作り込みましょう。
効果的な自己PRができれば、内定を獲得できるチャンスは広がるからです。

例えば、次の経験談を掘り下げて頑張ってきたことや工夫してきたことを考えてみると良いでしょう。

  • サークル活動
  • アルバイト
  • 留学
  • インターンシップなど

文系の場合は、言葉にする力が伝わるような自己PRができれば効果的です。
例えばサークル活動で何かの役職についていた人なら、どのようなコミュニケーションを取りながらリーダーシップを発揮してきたかについてアピールできると良いでしょう。

資格を取得する

文系は内定のチャンスを広げるなら、資格取得を目指しても良いでしょう。
資格があれば他の就活生と差をつけられるからです。

具体的には、次のような資格を持っていれば、どのような企業でも選考で有利になります。

資格名 内容
簿記 経理に関する資格で、主に金融や商社で求められる。他の業界・職種でも使える汎用性の高い資格であり、2級以上を持っていれば就活市場で有利に働くことが多い。
TOEIC ビジネス英語の能力を測る資格であり、グローバル化が広がる中、さまざまな業界・職種で重要視されている。文系学生であれば750点から900点のスコアを持っていると、就活でも有利に働く。
宅地建物取引士(宅建) 民法や宅建業法などの法律が出てくる資格で、不動産業界で働く人の多くが取得をしている。回答する内容はパターン化されており、ある程度学習時間を設けていれば取得できる資格の一つ。
ITパスポート ITと経営全般に関して総合的知識が問われる国家資格。専門的過ぎず、広く浅くIT全般の知識が問われるため文系も取得を目指しやすい。システムエンジニアを目指す人はもちろん、その他の業界・業種でも取得して損のない資格の一つ。

ただし先に触れましたが、基本的に文系・理系問わず新卒の採用はポテンシャル採用が中心です。
資格の勉強に時間を取られてしまい、本来の就活が疎かにならないように注意しましょう。

就活のプロに相談する

「文系だから不安」「人気の業界・業種にチャレンジしたい」という人は、就活のプロに相談してみても良いでしょう。

就活のプロは、大学のキャリアセンターに在籍する職員や就職エージェントのキャリアアドバイザーがそれに該当します。
中でもキャリアアドバイザーは、就職に関するノウハウを持っており、利用者が抱える就職の不安や悩みにも的確にアドバイスをくれるのが強みです。

また面談で得た利用者の情報をもとに適正のある求人を随時紹介してくれるので、内定を勝ち取りたい就活生は積極的に利用してみましょう。

文系の就職でよくある質問

最後に文系の就職でよくある質問をまとめてみました。
これから就活を始める文系の学生は、あわせてチェックしてみてください。

就職偏差値って何?

就職偏差値とは、学校の偏差値と同じような考え方で内定の難易度を示す基準の数値です。
匿名掲示板が発信源だと言われており、企業の知名度や過去の選考などの情報をもとに割り出されます。

とはいえ就職偏差値は、あくまでも就活をするための参考情報に過ぎません。
個人の主観が含まれていることも多いので、必要以上に鵜呑みしないようにしましょう。

文系は学部によって有利・不利はある?

企業が就活生に求めているものはポテンシャルであるため、文系の中で学部の有利・不利はないと考えて良いでしょう。

ただし法学部なら金融業界や商社、経済学部ならマーケティング職やメーカーなど学生時代に学んだ専門知識や技能が選考で有利に働くことなどはあります。

文系女子の主な就職先は?

文系女子の主な就職先は、次のとおりです。

  • 化粧品業界
  • トラベル業界
  • エアライン業界
  • 金融業界など

いずれの業界でも共通して言えるのは、福利厚生が整っていることが多く女性にとって働きやすい職場が多いという点です。
また女性社員が多い点も、これらの業界の共通点と言えるでしょう。

文系の就活生は、求人が豊富なCheerCareerへご相談を!

今回は文系の就職について、さまざまなアプローチから解説をしました。
文系からさまざまな業界・業種へ挑戦できることがわかっていただけたかと思います。

「文系だから不利」とは決して言えないので、内定を得るためのポイントを押さえながら就活を進めていきましょう。

「自分に合った業界がわからない」「就活が不安」という就活生はCheerCareer(チアキャリア)
の利用がおすすめです。

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文系の就活生は、ぜひCheerCareer(チアキャリア)
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