大学1,2年生からインターンはすべき⁉️メリットや失敗しないインターン先の選び方を紹介
「大学生1、2年生からインターンに参加すべき?」
「やっぱり長期インターンをしていたほうが就活には有利なの?」
「インターンする企業はどうやって選んだらいいの?」
この記事では、長期インターンを考えている大学1、2年生に向けて、
- 失敗しないインターン先の選び方
- 長期インターンに参加するメリット
- 注意点
などをお伝えします。
これを書いている筆者も、大学生の時に3社で長期インターンをした経験があります。インターンは、就活だけでなく社会に出てからもやっていて良かったと思う経験です。
この記事ではそんな筆者の体験談も含めてお伝えしていくので、ぜひインターン選びの参考にしてみてくださいね。
大学生のインターンシップとは?
インターンシップとは、大学生が企業で就業経験ができる制度のことです。
最近は、就活の際に企業インターンに参加してから選考に進んだり、大学1、2年生から長期インターンをしたりする学生が増えてきました。
実は、インターンシップには大きく分けて「短期インターンシップ」と「長期インターンシップ」の2種類があります。
短期か長期によって、インターンシップの目的や内容、実施時期が異なるので、まずはそれぞれの違いについて理解しておきましょう。
短期インターン
期間 | 1日〜1週間程度 |
目的 |
|
内容 |
|
実施期間 | 選考が本格的に始まる前の8月~2月 |
1日〜1週間程度でおこなわれる短期インターンは、企業理解を深めるための説明会やオフィス見学、ワークなどが多いです。
実際に企業の中で実務をするというよりは、仕事の疑似体験といったイメージが近いでしょう。
最近では、選考の一環としてグループワークをおこなう企業も増えています。その場合、数人でグループになって新規事業立案をしたり、コンペ形式で発表したりすることが多いです。
企業理解を深めたり、企業と学生のマッチングをはかったりすることが目的なので、選考が本格的に始まる前の8月〜2月に開催されます。
もちろん、就活ルールの撤廃によって、1dayインターンや短期インターンを通年でおこなっている企業もあります。
長期インターン
期間 | 1ヶ月以上 |
目的 |
|
内容 | 社員と同じような業務(営業・企画・ライティング・プログラミングなど)をおこなう |
実施期間 | 通年(企業によって異なる) |
実際にオフィスに行って、社員の隣で同じような業務経験ができるのが長期インターンです。
少なくとも3ヶ月以上〜半年間、長いものでは1~2年以上というところもあります。
長期インターンには明確な決まりがなく、主にベンチャー企業で実施している場合が多いです。
そのため、実施期間も時期も企業によって大きく異なります。
また、長期インターンはある程度の時間の拘束と仕事への責任も伴います。社員さながらの業務を任されることも多いので、有給のものがほとんどでしょう。
学生ながらも、その企業の社員と同じように業務を遂行するため、就活時には大きなアドバンテージになります。
また、職種によっては専門的なスキルを身につけることも可能です。
この記事では、主に大学1、2年生を対象とした長期インターンについて説明していきます。
インターンはいつから始めるべき?
先ほどもお伝えしたように、インターンは短期と長期によって形態が大きく異なります。
短期インターンの場合は、企業説明会や選考の一環としておこなっている企業が多いため、就活を始める年の夏〜秋にかけて参加するのが一般的です。
一方で、長期インターンは、企業によって募集時期や実施期間が違います。通年でインターン生を募集している企業もあるので、いつから始めるべきか明確な基準はありません。
しかし、長期インターンをする目的が
「就活をする前に社会で働く経験をしてみたい」
「給料をもらいながら、就活にも有利になるように実務経験を積みたい」
といったものなら、早くから始めておいて損はないでしょう。
実際に、筆者が長期インターンを始めたのは、大学3年生の春からでした。夏になると短期のサマーインターンや、早期選考などが始まり、就活との両立が難しかったです。
長期インターンを考えているなら、時間的にゆとりのある大学1、2年生から始めておくことをおすすめします。
早く始めれば始めるほど、視野も広がり、より自分にあった仕事を見つけることができる可能性も高いです。
また、社会に出るまでに必要なこともわかるので、大学卒業までの時間をより有意義に使えるでしょう。
大学1,2年生からインターンをするメリット
長期インターンは就活を始める直前よりも、時間にゆとりのある大学1、2年生から始めたほうが良いとお伝えしました。
なぜなら、以下のような5つのメリットがあるからです。
- 就活をするうえで有利に働く
- インターン先にそのまま就職するケースも多い
- 早くから将来・社会のことを考えられる
- 人脈やコミュニティが広がる
- 給料を得ながら実践的に学べる
以下で詳しく説明していきます。
就活をするうえで有利に働く
長期インターンをしていたことは、就活するうえで大きなアドバンテージになります。
新卒採用は、基本的にポテンシャル採用のため、学生のスキルや実務経験があるかどうかは問われません。
しかし、企業も即戦力になりそうな学生なら、積極的に採用するのが事実です。
たとえば、長期インターンで営業経験があり、「月間売上で部署内トップの成績を残しました」という実績がある学生と、ただ「営業に興味があります」という学生とでは、どちらが採用されやすいでしょうか。
言うまでもなく、前者です。
実際に実務経験があり、それが入社後にも活きそうなことであれば、就活で有利に働きます。
また、長期インターン経験は「ガクチカ(学生時代に力をいれたこと)」としても使えます。
多くの学生がやっている訳ではないので積極性をアピールでき、他の就活生と差別化を図ることにもつながります。
インターン先にそのまま就職するケースもある
長期インターンをしている企業にそのまま内定をもらって就職するケースもあります。
これは企業、学生の両者にとってメリットが大きいからです。
企業にとっては、採用コストを抑えることができますし、学生のころからある程度の業務をこなしている人材は、即戦力となります。
学生にとっては、就活をおこなわなくて良い、入社後のギャップが少ないというメリットがあります。
また、普通だったら選考倍率が高く就職難易度が高い企業でも、長期インターンをしていることでそのまま就職できる可能性があります。
つまり、普通に選考を受けたら落とされるような人気企業の長期インターンに応募して、そのまま就職を狙うこともできるということです。
大手企業の場合、そもそも長期インターンをおこなっていない企業もありますが、メガベンチャーや急成長中のベンチャー企業、スタートアップはインターン生を募集していることも多いため、調べてみると良いでしょう。
早くから将来・社会のことを考えられる
長期インターンで学生の時期から社会人と一緒に働いていると、自分の将来や社会について考える機会が増えます。
就活をする時に多くの学生の悩みとして挙がるのが「自分のやりたいことがわからない」でしょう。
そのため、自己分析で多くの時間を取られてしまいます。
しかし、企業で働いた経験がない学生が、就活の短い期間で将来やりたいことについて見つけるほうが難しいです。
長期インターンで実際に企業で働くことで、自分の「やりたいこと」「やりたくないこと」が少しずつ明確になっていきます。
また、社長や上司と関わることで、将来を具体的にイメージしやすくなるでしょう。
そのため、ビジョンや将来設計をより早い段階から意識して就活を進めることができます。
人脈やコミュニティが広がる
長期インターンをしていると、大学では出会えないような人とたくさん繋がることができます。
たとえば、ベンチャー企業やスタートアップでインターンをしていると、経営者や役員と近い距離で働けます。
私が地方のベンチャー企業でインターンをしていた時も、経営者が集まる場に呼ばれたり、仕事で社長や役員の方と接する機会も多くありました。
これは、普通に大学に通っているだけでは絶対にあり得ない環境です。
学生のころからこのように人脈やコミュニティを広げておくことは、視野が広がるだけでなく、社会に出てからもとても役立ちます。
早いうちから社会で活躍している人の話を聞くことで、考え方も変わり、自分の理想の将来に向けて積極的に行動できるようになるでしょう。
給料を得ながら実践的に学べる
冒頭でもお伝えしましたが、長期インターンは有給であるところがほとんどです。
ある程度の時間的拘束と責任は伴いますが、時給として給料を得ながら、実践的に学べることは大きなメリットでしょう。
気になる給与形態や額についてですが、インターンでもアルバイトと同じかそれ以上稼ぐことができます。
長期インターンの給与体系は、主に時給・日給・成功報酬系の3つがあります。
時給の相場は1,000円前後、日給だと6,000円~10,000円程度が一般的です。
給料の面ではアルバイトとあまり変わりませんが、長期インターンの目的はただお金を稼ぐことではなく、実務経験を通してスキルアップすることです。
成果を出すことにこだわり実績を積んでいくことで、給料を得ながらもアルバイトでは決して得られない経験が得られるでしょう。
大学1,2年生なら長期インターンに参加しよう
大学1、2年生が長期インターンをするメリットはたくさんあることがわかって、あなたも長期インターンに向けて早く行動したくなってきたのではないでしょうか?
でも実際に長期インターンをするとなると、インターン先の選び方や見つけ方が気になりますよね。
ここからは、
- 長期インターン先の選び方
- 実長期インターンを実施している企業
- インターン先の見つけ方
を紹介していきます。
これを読んで、失敗しない長期インターン先の選び方を知っておきましょう!
インターン先の選び方
長期インターン先の選び方は、主に3つあります。
- ①業界で選ぶ
- ②やりたいことで選ぶ
- ③身につけたいスキルで選ぶ
たとえば、すでに興味のある業界がある場合は、業界から企業を絞って見ていきましょう。
特に気になる業界がない場合は、「やりたいこと」「興味のあること」で見ていきます。
例えば、マーケティングに興味がある場合は、長期インターンシップの募集サイトなどで「マーケティング」と検索すると求人がたくさん出てきます。
マーケティングにも、SNSマーケティングなのか、コンテンツマーケティングなのかなどさまざまです。
まずは検索してみて、どのような求人があり、どのような企業が募集しているのか見ていきましょう。
また、「身につけたいスキル」で選ぶ方法もおすすめです。
たとえば、大学では学んでいないけどエンジニアに興味がある人は、プログラミングを実務で学びながらインターンできる企業が良いでしょう。
長期インターンを実施している企業
長期インターンシップを実施している企業を大手企業、ベンチャー企業別で紹介します。
大手企業
誰もが一度は名前を聞いたことがあるような大手企業でも長期インターンを募集しています。
就職するチャンスにもなるので、興味がある方はホームページで詳細を確認してみましょう。
- 株式会社リクルート
- 株式会社サイバーエージェント
- LINE株式会社
- 株式会社ZOZO
- ヤフー株式会社
- グリー株式会社
- 株式会社ミクシィ
- クックパッド株式会社
- 株式会社メルカリ
- 楽天グループ株式会社
- 株式会社SanSan
- DeNA株式会社
(※順不同)
ベンチャー企業
多くのベンチャー企業、スタートアップでは長期インターンを行っていますが、中でも人気のベンチャー企業をピックアップしました。
ベンチャー企業のインターンは、より経営層に近い距離で、裁量権が大きい仕事を任せてもらいやすいので、経営を学びたい学生や幅広いことにチャレンジしてみたい学生におすすめです。
長期インターン先の見つけ方
長期インターン先の見つけ方には、主に以下の方法があります。
- 長期インターンシップの求人サイトから探す
- SNSで長期インターンの募集を探す
- 逆求人サイトを使う
- 企業ホームページから直接問い合わせる
- 先輩や知り合いに紹介してもらう
また、長期インターンシップの求人サイトには、
などがあります。サイトによって募集職種や地域に多少の違いがあるので、自分にあったものを選びましょう。
また、逆求人サイトでも長期インターンシップを探すことは可能です。スカウトがきた企業の説明会に参加し、長期インターンに申し込むこともできます。特に、「CheerCareer」ではベンチャー企業の社長から直接スカウトが届くため、長期インターン先を見つけやすいでしょう。
ぜひ活用してみてくださいね。
>>>CheerCareerに会員登録する<<<
インターンに申し込む前に注意すること
調べてみると、意外とたくさんの企業で長期インターンを募集していることがわかったと思います。
申し込む前に、長期インターンをする前に注意すべきことについてしっかりと把握しておきましょう!
大学生活と両立できるか考えよう
大学生にとって一番優先すべきなのは、学業です。
長期インターンもとても重要ですが、学校の勉強がおろそかになって単位をとり損ね、卒業できないとなったら本末転倒です。
また、他にも大学時代でしか経験できないこともたくさんあります。
サークル活動や留学などです。
長期インターンを始めると時間的に忙しくなることも考慮し、大学の勉強や他に大学生活でやりたいこととの両立ができるかどうか慎重に考えて、インターン先を選びましょう。
有給インターンシップでは税金や扶養に注意しよう
長期インターンは基本的に有給です。
アルバイトと同じように扶養を超えてしまうと、税金を払う必要があります。
たとえば、年間の収入が103万円を超えた場合は、親の扶養から外れ、税金の負担金額が増えてしまいます。
それ以上稼ぐ予定がある場合は、一度親に相談してからにしましょう。
また、たとえばインターン先とアルバイト先の2ヶ所から給料をもらっている場合は、自分で確定申告をする必要があります。
インターンに参加する目的をはっきりさせておこう
「なぜ長期インターンに参加するのか」
「長期インターンで何を得たいのか」
「長期インターンで得た学びをもとにどうなりたいのか」
などといったように、インターンをする目的をはっきりと定めておきましょう。
単に、就職に有利だからといって始めては、モチベーションが続かず、せっかくの時間が無駄になってしまいます。
目的を明確にすることで得られる学びも大きくなりますし、目標を設定しておくとインターン先での成果にも繋がりやすいです。
【体験談】大学生のときにベンチャー企業でインターンをして得た学び
最後に、筆者が大学生のときにベンチャー企業で長期インターンをして得た学びについてお伝えします。
私は、大学3年生〜4年生にかけて、3つの企業でインターンをしていました。
どの企業もベンチャー企業だったため、任される仕事範囲も広く、スピード感も早いため、学びが多かったです。特に、企画の提案から実行、検証、結果の分析までPDCAをとにかく早く回していくことが求められました。
当時は初めてのことばかりで大変でしたが、この経験を通じて、主体的に動く大切さや提案をおこなうときの交渉力、自己管理能力などさまざまなことを実践を通じて学べました。
また、当時インターンをしていた民泊事業会社の社長がよくおっしゃっていた「前にすすむには、トライ&エラーを繰り返すしかない」という言葉は、私が社会人になってからもとても大切にしている価値観です。
このように、大学生のときにインターンを経験して得た学びは、社会に出てからもとても役に立ちますし、辛くなったときの支えにもなります。実際に、就活のときにも面接で長期インターンのことを話すと、人事の方からの印象もよかったです。
長期インターン経験は、あなたの将来のキャリアプランを明るくする1つのきっかけになると思います。
ぜひこれをきっかけに、長期インターンを検討してみてくださいね。