新卒で「事務職」を選択するメリットとデメリットとは⁈
新卒で事務職といってもさまざま
就活を進める上で、皆さんが一度は検討すること・・
「事務職」も検討するべきかどうか。
最近は女性だけでなく、男性も新卒で事務職を見る学生が増えてきました。
今回は、事務職を選択することの危険なポイントをお伝えし、
新卒で事務職を検討している学生の、職業選びのコツについてお伝えしていきます。
新卒で事務職を選ぶメリット
まずは、以前人気職種である事務職。
皆さんもご存じだと思いますが、まずは経歴上のメリットを整理していきましょう。
ライフワークバランスの取りやすさ
- 土日祝休み
- 残業少なめ
業務難易度がそこまで高くない
企業やポジションにもよりますが、実は事務職は、業務の難易度はそこまで高くはありません。
精神的安定度合が高い
上記2点と密接に関わってきますが、事務職に就いている方は、精神的にも安定しやすいです。
精神的に安定するということは、幸福感も高くなる傾向にあります。
このように、メリットを出してみれば、良い職種のように見えてしまいますね。
事務職といっても新卒ではさまざまある・・
これまで事務職と一括りに言ってきましたが、事務職にも様々あります。
新卒で事務職を選ぶ場合は、カテゴリに分けて検討してみましょう。
事務職を分解すると、下記の通りです。
- 一般事務・OA事務
- 営業事務
- 経理事務
- 人事事務・労務事務
- 総務事務
- 法務事務
- 貿易事務
厳密には曖昧なポジションまで含めるともう少しあります。
事務職の中でも、スキルをつけていきたい場合は、
より専門的なポジションを検討するといいでしょう。
ただし、タイトルでもあるとおり、新卒で事務職を選ぶのは、
今後の経歴上で長い目で見ると危険でもあります。
大事なファーストキャリアですので、最後までしっかり目を通して、
キャリア選択にお役立てくださいね。
新卒で事務職を選びがちな人の特徴
まずは、私がキャリアの相談を1000人以上みてきて、
新卒で事務職を選びがちな人の特徴をまとめてみました。
該当される方は、要チェックです!
- 安定的キャリアを求めている
- 何がやりたいか不明確
- 自分に自信がない
- 大手志向(最初は)
- 主体的というより受動的
- 意図を持ってアルバイトや活動を行うことが苦手
- 優柔不断
- 仕事に向かう視座レベルが低い
ざっとこんな感じですかね・・
特に最後の「仕事に向かう視座レベルが低い」に着目してください。
これは自分では気づけないことが多いですが、
新卒で事務職を選択したい方の特徴として、顕著に現れます。
例えば、仕事ってどう捉えていますか?という質問をすれば、
生活のためや、お金のためにしないといけないもの、と答えます。
正社員と非正規社員の違いは?と聞けば、
条件が違うと答えます。
給料って当たり前に振り込まれていると思ってしまうんですが、そうではありません。
顧客や社会への貢献の先に、対価としてみなさんの給料として振り込まれています。
その中で事務職は、直接ではなく、間接的に関わっているので、
直接売上に関わる営業職より、給料は増えません。
経営という観点からみると、経費であり、必要ではあるけどなるべく削減したい部門でもあります。
その点、成長志向の高い人の答え方は、成長環境であったり、
実績がつきやすい部門に行きたいと言います。
先ほどの質問には、社会貢献や顧客志向、会社と共に成長し自分がその貢献に関わっていきたいと答えます。
アルバイト経験でも、ただ命令に従うだけではなく、
アルバイトだけども、顧客への貢献や業務上の役割をしっかり考えて行動しています。
すでに正社員の働き方をしようとしているんですね。
正社員で事務職を採用する理由ってなんだろう?
仕事の先にどういう貢献が考えられるか?
しっかり考えて職業に向き合う必要があります!
新卒で事務職を選ぶ危険な落とし穴
新卒で事務職を選ぶのは実は短期的安定?!
ここまで、背筋がピシッとなってしまうことに触れてきましたが、
ここからはより具体的に事務職についての経歴上のデメリットについて記載していきます。
この章でのタイトルでもある通り、新卒で事務職を選択するのは、
短期的な視点であるということです。
この記事を読んでくださっている皆さんは、
もちろん長い目で見て安定をしていきたいと思っていますよね?
怖いことを伝えますが、、、
「事務職のキャリアは、30歳で終わってしまう」ということです!
理由はいくつかあるのですが、事務職は基本20代採用が主です。
意外と知られてないですが、長期でキャリア形成を考えている方は要注意です。
しっかりと60歳、50歳、40歳、、、、
と、年代別にキャリアイメージを付けて就職活動を進めることを意識しましょう。
給与、出世の限界・・
また、お金や出世という意味でも限界がある職種です。
事務職に限った話ではないですが、基本直接お金を生む部門ではない職種は給料に限界があります。
スキルアップをして、給料を上げていきたいと思っている方は、
ある程度の天井があることを理解しましょう。
これは、企業がという話ではなく、構造上の問題です。
事務職以外にも、こういった特徴の職種は存在するので、気になる方はご質問ください。
新卒で事務職を希望している方の具体的なキャリア選択方法はとは?
新卒では、事務職の代わりに「間接部門」というくくりで考えてみる
ここまで新卒で事務職を選ぶデメリットを中心にお話してきました。
ここでは、事務職を検討している方のためのキャリア選択の仕方をお伝えしていきます。
長期的キャリアを考える上で重要な視点は、
事務職ととらえず、間接部門というくくりで考えてみることです。
更には、専門性を意識するということです。
具体的には、次でご説明します。
専門性を考える
事務職はスキル面で見てもそこまで高い業務じゃない場合が多いです。
業務というより作業というイメージです。
昨今では、正社員と非正規社員の違いがはっきりわけられるようになり、
(同一労働、同一賃金という制度も数年前に施行され、待遇の差がなくなるという話でしたが、実態は逆です。)
企業も作業志向の社員は、正社員で雇う理由がなくなりました。
これからは、時代の後押しもあり、正社員として働く視座が大切になりました。
そこで重要になるのが、専門性です。
事務職での事務スキルより、
例えば、営業職等で行う事務業務の方が高くなるケースだって少なくありません。
だからせめて、専門性がプラスできる職種として、価値を高めていく必要があります。
それでは、専門性のつくお勧めの職種について、
3つに絞ってご紹介していきます。
安定志向が新卒で選ぶべき、お勧めバックオフィス職種①人事系・会計系・法律系職
ここでは、いわゆる、専門資格が資格が必要な業務です。
(人事職は厳密には国家資格などは重要ではありませんが、ここでは一緒に分類してます。)
難しい資格ではありますが、しっかり勉強していけばまだまだ安定性の専門職であると言えます。
経営に近しい業務は基本的に重要度合が高いので、経歴を創る上で有効です。
安定志向が新卒で選ぶべき、お勧めバックオフィス職種②マーケテイング職
ここからは、安定したキャリアは積みたいけど、ベンチャーも検討していきたい。
ただ、営業職はちょっと・・という方にお勧めです。
また、その中で、論理的思考力を強みとしている方は更にお勧めです。
マーケティング職は、「売れる仕組み」「売る仕組み」「集客課題」と言ったように、
企業が抱える悩みとして得に関心のある領域です。
優秀なマーケッターの需要は増してきてますし、
単純に、売上や集客を解決できるスキルや知見は、どこにいっても通用する汎用スキルなので、
損はないですね。
安定志向が新卒で選ぶべき、お勧めバックオフィス職種③カスタマーサクセス職
最近のトレンドでは、単発モデルの収益構造ではなくて、継続課金制のモデル(サブスクリプションモデル)が、増えてます。
以前までは、営業が売って終わりという企業も多かったですが、
昨今では、どの市場も競争が激化し、顧客もサービスを選べる時代になりました。
そのため、売って終わりではなく、契約してから顧客の期待を越えることが重要とされてきています。
カスタマーサクセス職は、顧客の成功に向けて能動的に解決していく部隊です。
似た職種でカスタマーサポート職がありますが、まったく違います。
単純に考えて、顧客からすると契約して満足ではなくて、契約してからがスタートですよね。
そこでカスタマーサクセス職が活躍するわけです。
基本的に法人折衝もしていくので、法人経験という価値も付けられます。
複数顧客を管理して推進していったり、業務の特性上、様々な部署の中心にもなりやすいので、
調整力・連携力に自信がある方は向いています。
安定志向だけど、スキルアップも、市場価値も高めていきたい方には実はバランスの良い職種になります。
ただし、業務に関しては法人対応であることや、コンサルティング要素も含まれているので、
簡単な職種ではないことはご留意ください。
ただ、簡単な仕事じゃないところも醍醐味ですしやりがいポイントですよね。
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いかがだったでしょうか?
今回は、新卒学生が事務職を検討する際の、職業選びのコツについてご紹介しました。
職業の選び方がわかれば、さっそくエントリーですね!!
皆さんは、エントリーは順調ですか??
早期選考もすでに始まっているので、
この時期にちらほら企業さんと接点持てていないと、後々就活成功に響いてきます。
(人気企業は選考打ち切り早いですよ~。それか選考ハードルがどんどん上がっていきます汗)
チアキャリアでは、
プロフィールの充実さによって、企業からスカウトが来やすい仕組みを整えています。
他社サービスと違い、企業さんがあなたのプロフィールを一つ一つ丁寧に見て
スカウトを送るので、誰これ構わず送れないような仕組みになっています。
従って、プロフィールの質はとても重要です。
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