＜今日の結論＞
自分のことは見えてない、と意識する

昔、ギリシャの神プロメテウスが、
人間の首に袋を二つ掛けた。

一つは、他人の欠点入れの袋を、体の前に。
一つは、自分の欠点入れの袋を、背中に。

のぞきこめる前の袋は、
当然まるみえだが背中に背負った自分用は見えなくなってしまった。

気を付けないと
「人のことばかり気に掛けおせっかい」するくせに、
自分の悪い所は、ちっとも気づかない人間になってしまう。

・・・・・・

日本にある言葉で
「人のふりをみてわが振り直せ」という言葉あります。
この言葉には大きな誤算があります。
それは、”人のふり”を気づけないと何も変わらない。

つまり、まずは人の”良い”ふりを見つけ、
それを観察し、自分に身に着けること。

10人の素晴らしい人がいたら、
10個の素晴らしいものを見極めること。
それがもっとも最短距離です。

合わせて、「この人の◎◎がすごいな～」と想えることは
実は”いま、自分に足りていないこと”です。

人を知ることが、自分を知ることにつながることを
教えてくれた童話です。