企業が選考活動で学生を評価するポイントは大きく4つあると考えます。

①能力
②性格
③夢、ビジョン
④考え方、マインド

就活を「ドライブ」という抽象的な例えで説明します。
※サムネ画像をご参照ください

上記の「ドライブ」を例にとると、

・車本体　＝　能力 ＋ 性格
・目的地　＝　夢、ビジョン
・目的地までのルート　＝　考え方、マインド

のように3つのカテゴリーに分類されます。

面接では、車（自分）について語るだけでは絶対に上手くいきません。その車を「どこに、どうやって走らせるのか？」も伝えることが大切です。

目的地とルートを伝えないと、1次面接は通過しても2次面接で「〇〇業界を見ている理由は分かるけれど、なぜウチの会社がいいのか分からない」という理由で落とされる確率が上がります。

学生が就活中に陥りやすいトラップがあります。それは、「問題点のズレ」です。

面接で上手くいかずに不合格になると、車本体（能力＋性格）に問題があると考え、修正しようとします。しかし、実は「目的地＋ルート設定」に問題があることが多いです。

実際に当社の選考では、車本体がどうであるかよりも「目的地＋ルート設定」がどれだけ合致しているかを、面談などで擦り合わせすることに70～80%の時間を費やします。

就活は限られた時間の中で勝負する「短距離走」のようなものであるとも言えます。自分の限られた資源（時間＋労力）を有効活用するのであれば、考え方・マインドと夢、ビジョンを見直すことに注力した方が有効的です。

就活生がこれまで過ごしてきた20数年で形成された能力や性格はそう簡単には変わりません。強いて言えば、能力は努力量で後天的に強化できますが、新卒採用であれば能力は入社後の研修で身につけられるので、就活時点では特筆すべきスキルを求めていない会社が多いです。

車本体（能力＋性格）は短期間で変わるものではなく、時間をかけて変わっていくもの、変えていくものです。自分の力で変えられるビジョンとそれに向けた考え方をどのように描いていくのか、を磨いていくほうが新卒採用では特に重要です。

当社の選考でも、この4つのポイントを重点的に見させていただき、一緒に言語化していきます。
お互いが選び選ばれる対等な関係で向き合えるといいですね。

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