【24卒は80%が早期選考を希望!?】CheerCareer6月最新就活動向

採用市場・動向

【24卒は80%が早期選考を希望!?】CheerCareer6月最新就活動向

皆さんこんにちは。
∠macchaです。

24卒インターンが解禁され、
すでにCheerCareerには15,000名以上の登録があり、
市場全体としても非常に活発になっています。

今回から【CheerCareer最新就活動向】と称して、
毎月市場の動きを簡単にまとめてシェアさせていただこうと思います。

  1. 経団連の新たなインターン条件
  2. インターンを探し始めるのは「6月より前」
  3. リモート or オンラインの最新傾向
  4. 本選考へ進む時期の早期化

経団連の新たなインターン条件発表

近年はインターンシップのあり方に関して、メディアでも様々な情報が出てきていますね。今回は現状(2022年6月)においての最新の情報をピックアップしてきました。

インターンシップを正式に”採用”に活用OKに

実は今年2022年の4月に、経団連と大学の関係者でつくられる「採用のあり方を議論する協議会」が開かれました。

そこでの報告書に【企業の採用活動に活用できるようにすべき】という記載がされたのです!これまで経団連の示すインターンシップは『採用には関係しない就業体験』とされていたので、大きな変化ですね。

実際のところ、企業側で選考に繋がる動きはずっとあった『形骸化したルール』だったので、社会の変化に適応したという捉え方が正しいです。

しかし、条件付きです

インターンシップを採用に使う条件

今回、明記された条件は5つです。
インターンシップを採用に使う条件

引用:インターンシップ“正式に”採用で活用も 何年卒が対象?条件は? 
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu921/

  • 最低5日以上の実施
  • 就業体験は必須
  • 実施機関の半分超を就業体験に
  • 現場社員が指導し、フィードバック
  • 長期休暇の期間に実施

なるほど、これまで主流になっていた1日で開催される業界研究や職種研究などの「1dayインターン」はインターンシップに該当しない、と抑止されたわけですね。

とはいえ、その全てが否定されたわけではありません。実際、社会人経験のない学生からしたら貴重なインプットの機会なわけですしね。

ここに関してはインターンのタイプ分類も経団連が提示してきました。

インターンシップの分類

ここでは大きく4つに分類されました。
インターンシップの分類

引用:インターンシップ“正式に”採用で活用も 何年卒が対象?条件は? 
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu921/

  • オープン・カンパニー
  • キャリア教育
  • 汎用的能力・専門活用形インターンシップ
  • 高度専門型インターンシップ

従来の主流だった「1dayインターン」はオープン・カンパニーに該当するわけですね。それの拡充された3日程度のコンテンツはキャリア教育という括りになりました。
つまり、経団連が今回提示した『採用活用OK』のインターンは図の緑背景の2つになります。

企業としてネックになるのが、

  • フィードバックは人事担当ではなく、現場社員と指定されていること
  • 長期休暇の期間に実施すること

になりそうですね。

なかなか欧米や中国などのグローバルの新卒採用市場とは異なるルールに進んでいますね。期間とフィードバック担当を指定されるところがなんとも言えません。なので、実際のところ従来の「オープン・カンパニー」に該当する1dayインターンなどがなくなるか、というとそうでもないかと予想しています。

今回の発表は経団連と大学の共同での発表なので、実際に就活で動く学生にはこのルール変更は確実に周知されます。

学生の動き予測

大学側が上記のルールを学生に周知するのであれば、大学3年生の学生たちの動きは想定としてはしやすいですね。

  • 事前情報収集:~6月(24卒は4月から増加傾向)
  • オープン・カンパニー参加:6月~7月
  • インターンシップ参加:8月~9月

大学としてはインターンシップへの参加、それも長期休暇期間での参加を推奨していくと想定されるので、長期休暇前の【~7月】が企業選びのタイミングになります。今回、インターンのルールが明記されたことで『インターン』に該当されるコンテンツへの参加数は必然的に絞られるわけです。

最短コンテンツでも5日
長いものは2ヶ月

5日のインターンに複数参加することを考えたとしても、大学生の夏休み【8月~9月中旬】期間で参加出来るのはMax6社(※土日を除く平日すべてで参加を想定)になります。

この6社に選ばれるための事前周知、自社の認知獲得が非常に重要。そのために、オープン・カンパニーの開催、TwitterやYouTubeなどSNS認知施策の実施がポイントになってきそうです。

インターンを探し始めるのは「6月より前」

経団連の発表したルール変更。
これの適応は25卒からとされています。
つまり来年からの適応です。

では、今年の24卒はどうなっているのでしょうか?

24卒の47%は6月の解禁前から情報収集開始

CheerCareerで4月末に実施したアンケートでは、インターンシップの情報解禁と言われる『大学3年生の6月』よりも前から就活を始めた学生が全体の47.1%となっていました。
就活を始める時期

6月からインターンに参加するために、その前から情報を集め始める、参加のための準備を始めるということですね。年々早期化している中で、ついに本当のスタートラインすらフライングすることが当たり前になってきました。3月の就活解禁は今後一体なにの解禁として捉えるべきなんでしょうね・・・

ユーザー動向トレンドレポート資料ダウンロードはコチラ

4月トレンドレポート

リモート or オンラインの最新傾向

これも気になるところ。
2020年に始まったコロナ禍。
最近はマスクなしなどの発言があったりと落ち着きが見えてきたところでしょうか。

では、採用市場においては自粛は解禁されるのでしょうか?
これに関しては「学生発信」「企業発信」どちらでも変化は起きると考えておりますが、相手方の意向を知るのは重要ということで、CheerCareerユーザーにアンケートを5月末に実施しました。

54.1%の学生がリアルでの開催を希望

なんと半数以上がリアルを希望したんですね。
インターンリモート希望割合

「一部リアル希望」の声も合わせれば88%です。ほとんどの学生がリアルを希望しているのであれば、もう実施はリアル一択!となると思いますがお待ち下さい。

大手ナビサイトでのアンケートでは回答が逆転

ディスコアンケート
大手ナビサイト運営会社ディスコ社の調べでは、【74.4%がオンライン希望】という結果が出ています。本当に真逆の結果ですね・・・

これに関しては、ベンチャー志向と大手志向の学生でインターンに求めるものが異なると考えています。大手ナビサイトを活用しているユーザーはどちらかといえば「大手有名企業」を高く志望しているはず。CheerCareerユーザーのベンチャー志向とは大きく異なります。

大手志望 : 企業理解、業界理解、早期選考案内狙い
ベンチャー志望 : 就業体験、業務理解、自身のスキルアップ

こうして想定をすれば、リアルを求める理由もリモートを求める理由も納得いきますね。

本選考に関してもリアル希望は増加傾向、ただし条件付きが最多

インターンの意向を聞いたとなれば、もちろん本選考の意向も知りたいですよね。聞いてみました。5月末に実施したCheerCareerユーザーへのアンケート結果です。
選考リモート希望割合

本選考に関して「すべてリアル」を希望した学生は14.43%。もちろん昨年よりも増加していますね。ただし、それでも2割に満たない人数です。やはり学生も「理由・目的に合わせて」リアルを希望している傾向が出ていますね。

面接だけ全てリアル : 46.39%
最終選考や役員面接のみリアル : 31.96%

「会社の人と話せる・雰囲気を知れる」機会をリアルを希望しているという読み方も出来ますが、それでは説明会がリモート希望の裏付けが出来ません。

想定されるのは【自分を見極めてもらえる・アピール出来る場】のみをリアルで希望していますね。やはり実際にあって話すほうが一番伝えやすいというのは企業側も、学生側も同じということでしょうか。

本選考へ進む時期の早期化

毎年毎年、「早期化」「早期化」と言われているこの時代。確かにインターンの開始時期も早まっていますが、それでは本選考の参加希望はいつ頃なんでしょうか?

6月~9月と回答が約89%

こちらもCheerCareerユーザーを対象に5月末にアンケートを実施しました。
本選考希望時期

もちろん、この早期の段階で動き出している学生かつ、ベンチャー志向の学生とかなりセグメントされた母集団データではありますが、【9月までに選考参加希望が89%】という驚異の数値になりました。正直、事務局側としてもこんなデータが出てくるとは想定していませんでしたね・・・

24卒ユーザーアンケートレポート資料ダウンロードはコチラ

6月アンケートレポート

『本当にこんなデータ出たの?』

という疑惑のお声が私も容易に想像出来ます。
それでは一つ事例をお見せします。

株式会社Cheerの6月開催の説明会に参加した24卒の選考希望

Cheerでは通年採用として、どの学年でもいつでも説明会に参加出来るような体制になっております。そしてこの2022年6月に開催した説明会に参加した24卒は20名。

説明会参加後に学生にアンケートを実施しており、
「選考案内」を希望いただいた学生さんに【インターンの案内】と【本選考の案内】どちらが希望ですか?
と全員に確認をしているのですが、【本選考希望100%】でした。インターンと選考の両方を提示して、すでに選考を希望される傾向があります。

今年24卒の収束もまた早そうですね・・・

早期クロージングのノウハウセミナー開催決定!

こうして市場の早期化をまとめてきましたが、実際に選考を早くから実施したとして「どうやって早期からクロージングするんだ」というお悩みは必ず挙がると思います。

今回、【2022年7月5日】にセミナーを開催!

ノウハウ公開セミナー

・年間40名の長期インターンの獲得
・上位校13名の早期内定承諾獲得

を達成した「設立2年目」のベンチャー企業代表の方にご登壇いただき、そのメソッドをシェアしていただきます!

これからの採用市場の変化に対応するためにも、ぜひノウハウをお持ち帰りください!

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