面接対策 2022.05.27
【逆質問】面接での「質問はありますか?」はどこを見られている?
皆さん、こんにちは。
いきなりですが、「逆質問」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
面接対策を始めた方、既に面接を受けられた方は知っているのではないでしょうか。
「逆質問」とは面接で面接官から「何か質問はありますか?」と逆に質問を求められることをいいます。
言葉のままですが、一応説明いたしました。
聞いたことなかった方や、言葉は耳にしたことがあるけど意味を知らなかった方はここで覚えましょう。
そして逆質問は面接準備の中でも手を抜きがちな部分ではないかと思います。
他の質問対応を優先して見落としがちですが、**逆質問は面接の最後に実施されることが多く皆さんの印象を大きく左右する可能性もあります!**
今日は、そんな逆質問の準備方法をご紹介します。
ぜひ最後までお読みいただき、自信をもって逆質問ができるようになりましょう!
## 企業が面接で「質問はありますか?」と逆質問をする意図とは?
まずは、そもそもなぜ面接官が「質問はありますか?」と逆質問をするのか?
その意図を知りましょう。
大前提として逆質問の機会があるのであれば、**何かしら1つは必ず質問するようにしてください。**
質問がないと企業に対して興味がないというマイナスの印象を面接官に与えてしまいます。
興味があれば何かしら質問は出てくるはずです。
当日の面接の流れでその場で質問が出てくれば問題ないですが、
もし焦って回答ができないかもしれないと不安があるなら以下の意図を理解したうえで逆質問を用意しておきましょう。
本題に戻ります。
意図は大きく3つあります。
### 企業が面接で逆質問をする意図① 疑問を解消し、企業の志望度を高めてもらうため
面接官が逆質問をする一番の意図はこちらです。
純粋に皆さんが何か疑問を持っているのであれば、それを面接で解消したいと考えています。
不安を解消し、皆さんにとっての企業を魅力付け、より高く志望してもらいたいと面接官は考えています。
### 企業が面接で逆質問をする意図② 質問力・コミュニケーション力をはかるため
質問をするとき、皆さんはいつもどうしていますか?
質問をするには自ら主体的に課題を見つけ、それを知ろうとする行為が必要になります。
だからこそ、逆質問は面接官からの質問に回答することよりもコミュニケーション力が問われます。
逆質問の内容を準備しておくことはできますし、それは大切ですが
当日の逆質問までの面接内容で逆質問の内容が変わることは多々あるかと思います。
それを臨機応変に面接のその時の状況に合わせて、どのような質問をするのかという質問力やコミュニケーション力を面接官は見ています。
### 企業が面接で逆質問をする意図③ 企業との相性をはかるため
逆質問は面接官にとって求職者の皆さんの人柄を見るチャンスだととらえています。
基本は面接官からの質問に回答するという面接の場の中で、逆質問は唯一求職者から話す機会であるからです。
一番求職者の人柄を見れる逆質問で、面接官は企業の社風に合うかどうかをはかっています。
例えばベンチャー企業を受けるのであれば、逆質問で有給や労働環境に関する質問ばかり行うのは避けた方が良いでしょう。
## 逆質問で伝えられることとは?
面接官が逆質問をする意図を理解したところで、次に逆質問で面接官に伝えられることは何かをお伝えします。
全部で3つあり、それぞれに例文を1つずつ紹介しますので参考にしてみてください。(面接官は人事の場合を想定しています。)
### 逆質問で伝えられること① 志望度の高さ
面接準備として企業のことを調べつくしたからこそできる質問をすることで、面接官から「そこまで知ってくれているんだ、調べてくれたんだ」と志望度の高さを伝えることができます。
企業のサイトを調べるのも、もちろんやるべきことなのですが、そこから質問内容を作るのは避けた方がベターです。
企業のサイトは求職者であれば目を通している方がほとんどで、そこから質問を用意したとしても他の求職者と被ったり面接官の印象に残りにくいからです。
OB・OG訪問で聞いた業務内容や社風などからオリジナルの質問を用意できるとGOODです。
**例文:OB・OG訪問で業務内容を具体的に伺うことができました。そこから入社に向けて○○の勉強を始めようと思っています。他に入社前に学んでおくべきことがありましたら教えていただきたいです。**
筆者はOB・OG訪問のほかにも企業の中長期計画にも必ず目を通し、今後企業として何に注力するのか・どういった方向に進むのかを把握したうえで逆質問につなげたりしていました。
### 逆質問で伝えられること② 面接でアピールできなかったこと
面接の準備をしていても、当日の雰囲気や流れで面接官にアピールしようと思っていたことが言えなかった!といった経験はないでしょうか?
事前にどうしても伝えたいと思っていた内容があれば逆質問にその内容を混ぜてアピールするチャンスがあります。
**例文:学生時代、部活でキャプテンだった経験を生かして、入社後もリーダーシップを発揮したいと考えております。**
**当時の経験からリーダーシップに必要な要素は○○だと感じたのですが、入社後もリーダーシップを発揮するには他にどのような要素が必要でしょうか?**
### ③入社後の働く姿
制度に関しては聞きにくいイメージがありますが、自分のライフプランを織り交ぜたうえで逆質問を行えれば
むしろ面接官にとっては入社後に求職者の働く姿を具体的に想像することができるため、印象はプラスにつながります。
**例文:将来、ライフイベントに左右されることなく、仕事を続けたいと考えております。制度が充実していることは存じ上げているのですが、実際の取得率や利用のしやすさについて教えていただきたいです。**
## 逆質問をする際のNG行為とは?
最後に、逆質問をする際の注意事項をお伝えします。
2つあるので、しっかり覚えておきましょう。
### 逆質問をする際のNG行為① 事前調査で分かることは質問しない
これは当たり前ですが、だからこそ一番注意しましょう。
企業のサイトなどに記載がある内容を質問するのは志望度の低さをアピールすることになりかねないため、絶対避けてください。
企業のサイトやパンフレットなどを調査したうえで、出てきた疑問を質問するようにしてください。
### 逆質問をする際のNG行為② 面接のフェーズや相手の役職に合わせた質問をする
面接官の担当に合わせた質問をするようにしましょう。
例えば営業の最前線でしかわからないような質問を管理職や人事などの担当範囲外の方にするのは答えにいため、よくないです。
その場に合った質問ができないという印象を面接官に与えてしまうため、避けてください。
どうしても知りたいないようであれば、下記のような枕詞を使って聞いてみるとよいと思います。
「直接関係ないかもしれませんが~」
「聞いてまずかったら流してもらって構わないのですが~」
## 最後に
いかがだったでしょうか?
皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
見落としがちな逆質問ですが、しっかり準備しておけば面接の印象をプラスにすることもできる大事な部分ですので、ぜひ活用してみてください。
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逆質問を受けても焦らず自信をもって対応できるようになりましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。