大手企業ES通過まとめ:先輩のエントリーシートから読み解く就活の強み【24卒必見】

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大手企業ES通過まとめ:先輩のエントリーシートから読み解く就活の強み【24卒必見】

皆様こんにちは、就活サイトのデザイナーリサリサです。

みなさんは「自己分析ができていないとエントリーシート書けないぞ!」
みたいなアドバイスを
キャリアセンターの職員さんや、先輩から聞かされた経験はありませんか?

でも、いざ「自己分析するぞ〜!」と闇雲に自分の経験を振り返っても
結局、何が自分の強みになるのかなかなか見つからないもので…。

…ということで、
今回はちょっとズルいのですが、
大手企業のES通過した先輩の実際のESを読んで、
どういうことが強みになるのか?
自己分析で重要なことは何か?

などを逆算してみてみよう!
という裏技系就活記事です!

ではでは早速確認していきましょう!

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なぜエントリーシート作成に自己分析が重要なのか?


※いますぐ過去のESを読みたい!!という方は
このパラグラフを読み飛ばしてOKです。

冒頭にもあるように、
「自己分析ができていないとエントリーシート書けないぞ!」
みたいなアドバイスをよく聞くのには
きちんと理由があります。

「23卒のやっておきべきだったことアンケート」によると
実は面接対策やインターン参加よりも
自己分析、企業分析、が上位に食い込んでいる
のがわかりますね。

もちろんインターンや面接対策も大切ですが、
インターンは結局ほとんどの学生が行いますし、
就活が本格化すれば面接対策も場数でだんだん慣れてくるので
事前準備の段階ではさほど重要視しなくて良いのでしょう。

で、なぜ自己分析や企業分析が大事なのかというと
「企業とのミスマッチを減らすため」そして
「自分の強みを探すため」
この2つの理由があげられます。

今回の「エントリーシート作成に自己分析が重要なのか?」
という部分に関しては後者が当てはまりますね。

就活の強み = アピールポイント

自己分析はつまるところ、
自分の過去の経験を振り返り、
その経験から自分の強みを発見するアピール探しのようなものです。

で、その「強み」を使って「自分の強みは、貴社でもきっと役立ちます!」
とアピールできるのが
エントリーシートというわけですね。

とはいえ、自分の強みになるような経験ってあまりパッと思いつかなくないですか?
日経新聞でも、昨今の就活事情として、
「コロナ禍でガクチカが見つからない学生が増えている」と、
取り上げているように、
コロナ禍で学生生活を送ってきた23卒、24卒の学生さんに
いきなり「学生時代に力を入れてきたことから強みを見つけましょう!」なんて酷な話です。

ですが、エントリーシートに記載する「強み」は
一概に「ボランティア活動で〜」「学生実行委員で〜」「留学で〜」のような
アウトドアな活動でなくても実は全然大丈夫なのです。

エントリーシートはいくつかのポイントを抑えることで
書類選考突破しやすい、いわゆる採用担当ウケするエントリーシートが出来上がります。

関連記事:自己分析とは~なぜ就活で自己分析が必要なのか?やり方や注意点も解説~

このパラグラフはここだけ押さえておけばOK!

  1. 事前準備で重要なのは自己分析と企業分析
  2. 自己分析で就活の強みを探すことができる
  3. 強みはアウトドアな活動でなくてもいい

【大手企業ES通過まとめ】24卒必見!採用担当ウケする『就活の強み』とは?


では、採用担当ウケする『就活の強み』にするための
ポイントはどんなことなのか…
大手企業の書類選考を突破した先輩の
エントリーシートで早速確認してみましょう!

ソフトバンク株式会社

営業・最終選考(内定)
あなたが行った(もしくは行っている)最も大きな課題解決について、
背景も交えて教えてください。

私が行っている課題解決は、書道を通して日本の伝統文化・芸術を伝える取り組みです。 日本の伝統文化・芸術では担い手の高齢化が進んでいます。 私は日本の伝統文化・芸術を後世にも伝えていくために活動しています。 8歳から書道を習い始め、全国大会で2度最高位の賞を受賞してきました。 中学2年生の時、アメリカ・セーラム市にホームステイをした際、 書道を活かしてホストファミリーの名前を漢字にする当て字をプレゼントしました。 するとホストファミリーは大変喜んでくれて心を通わせることができました。 私はこの体験から、書道を通してこれまで繋がっていなかった人と人とを繋ぎ、 新たなコミュニケーションを生み出すことができると確信し、高校3年次に、 国内最大級のスタートアップコンテストに参加し、 1229人の中から選ばれた10人のファイナリストの1人として、 高校生で唯一ファイナリストに採択されました。 ビジネスの知識がない中、自分にしかできないアイデアを考えることに注力し、 訪日外国人向けの当て字を通したおもてなしサービスを立案しました。 そして大学からは書家としての活動をはじめ、 外国人の方向けの書道ワークショップや書道パフォーマンスを行ってきました。 その他、学生アーティストとコラボレーション作品を作ったり、 津軽三味線準チャンピオンの方の演奏で書道パフォーマンスを行ったりと 様々な芸術と組み合わせながら書道の魅力を発信しています。

エントリーシートのここがポイント
「書道を通して日本の伝統文化・芸術を伝える取り組みを行なったこと」という枠の中に

  1. 8歳から書道を習い始める(継続力、根気強さ)
  2. 書道を活かしてホストファミリーの名前を漢字にする当て字をプレゼント(留学経験)
  3. この留学経験から外国人向けの書道ワークショップを開催(アウトプット力)


このように、「書道」の中に自分の強みが全て詰まっています。
ブレがなく、エントリーシート自体も非常に綺麗な構成ですね。
ここから読み取れるの強みは、
「継続力」「留学経験(インプット)」「アウトプット」が就活の際に武器になる、という点です。

三菱重工業株式会社

エンジニア・ES通過
志望理由

融合炉の開発に強い魅力を感じて志望しました。 現代社会はDX等により高度情報化社会へ発展しています。 しかし、社会の発展で我々の生活が豊かになる一方、エネルギーの需要も急激に増加しています。 省エネルギー化による対策が実施されていますが、 それでもエネルギー需要は増加の一途を辿ると推測します。 この未曾有の危機であるエネルギー問題の解決策として 安定してクリーンなエネルギーが得られる核融合炉が期待されます。 私は学部生の頃からエネルギー問題に関心があり、 核融合炉を通して解決に貢献したいと志していました。 そのため、エネルギー工学の研究室に所属し核融合炉に関連する研究に取り組んでいます。 しかし、研究に取り組むに連れて核融合炉の開発にもっと近くで携わりたいと考えるようになり、 世界をリードする技術で核融合炉の開発をされている貴社を志望しました。 研究活動で培った流体工学、熱工学、核融合炉の知識に加えて、 CFDと今後研究で実施する予定の構造解析のスキルは 貴社の核融合炉開発の特にダイバータにおける熱問題に活かせると考えます。

自己PR

強みは新しいことに挑戦する力です。 私は中学時代にクラスのリーダーに推薦されましたが、 クラスを統率できるか不安で断り、貴重な機会を手放したことを強く後悔しました。 それ以来、常に失敗を恐れずに挑戦することを心掛けています。 高校時代は、メカトロニクス部の仲間とTEPIA主催のチャレンジ助成事業で、 災害救助ロボットを設計しました。 学部時代は、長期インターンシップでバルブの設計に取り組み、 さらに設計知識を磨くため機械設計技術者3級にも挑戦しました。 修士では,学部及び修士の研究活動で培った専門知識とCAEのスキルで、 ものづくりに挑戦したく、 IEEEが主催するInternational Heat Sink Challenge 2022に参加し、 冷却性能・コストパフォーマンス・デザイン性に優れるヒートシンクの設計をしています。 挑戦することを常に心掛け、貴社で成長と貢献をしたいと考えます。

エントリーシートのここがポイント
自己PRと志望動機に一貫性があり、
自分の強み=志望動機になるため、ブレもなく綺麗な構成です。
また、冒頭は後悔から始まり、その後悔を糧に研究やプロジェクトに取り組む内容が綴られていて、
ここから読み取れる強みは、継続力や成長意欲になります。

関連記事:エントリーシート(ES)とは? 作成のコツや役立つツールも紹介

就活の強みで重要なのは『ブレのなさ』


さて、先程のパラグラフでは
大手企業の書類選考を通過した先輩たちのエントリーシートを見てきましたが
全てに言えるのが、「軸がきちんとあるかないか。」です。
これは自己分析をきちんと行っていないと書けません。
つまり、自己分析で大切なことは、
自分の人生で一貫しているものは何かを
見つけ出すこと
だといえます。

その一貫性はイコール強みになるので、
自ずと完成度の高いエントリーシートになる、ということです。

また、一貫性の中に入れ込む要素として
「継続力」や「インプット」「アウトプット」、「成長力」が重要であり、
これは華々しい受賞歴などである必要はありません。
もちろん定量的な部分を入れることで根拠のある「就活の強み」になりますが、
けっして数字が重要なわけではないので、
無理をして入れ込むよりも、一貫性を持たせた就活の軸の方が就活では重要視されます。

【24卒必見!】大手企業を通過したエントリーシートをもっと読みたい方はこちらから!


さてさて、いかがだったでしょうか?

今回は自己分析を円滑に進めるために
大手企業通過エントリーシートを読んで、
採用担当者ウケする強みを探るという記事だったわけですが
なんか小説の最後だけ読んで、
犯人を知った状態で読み始める邪道感が沸かなくもないですね…

ですが、ぶっちゃけ就活って
OB訪問やES添削のように、
実際に選考突破した人のアドバイスをうけてなんぼの世界ので
行きたい企業の過去エントリーシートが公開されているのであれば
どんどん使っていくべきです。

今回はソフトバンク、三菱重工のエントリーシートを参考にしましたが
この他にも
野村證券」「サイバーエージェント」「NTT」「日経」「三菱UFJ銀行」などを通過した
エントリーシートもCheerCareerに登録したら読めちゃいます!

プロフ登録しないと見れないので、いますぐ登録しちゃいましょう!
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それでは皆さん、良い就活ライフを!
筆者はリサリサでお送りいたしました。

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この記事を書いた人
リサリサ

高校、大学と美術科に進んだが、内定を勝ち取ったのはまさかの人材業界。
アイディアはデスクよりもシャワーを浴びる時に降ってくるタイプ。
父のことツイートしたら再現ドラマの題材にされたり、
バレンタインのお菓子にAR機能搭載したらまとめ記事にされたり、なにかと濃いエピソードが多い。

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