自己分析 2022.03.02
「人と話すのが好き」だけじゃダメ?営業経験してわかったセールス職に向いている人・向いていない人の特徴
## セールス職に興味あるけど自分に向いているか不安
日々、学生の皆さんのキャリア面談をしていると
「人と話すのが好きなので、セールス職に興味持ってます。」
という声をけっこう多く聞きます。
と同時に、「とはいえ、人と話すのが好きってだけでできるんでしょうか、、?」と不安も感じているようです。
セールス職といえば、
「ノルマがプレッシャーになりそう」
「人と比べられたりするんだろうな、、」
というような大変なイメージもありますよね。
そこでまず、向き不向きにの前に、セールス職がどんな仕事なのか知るところからスタートしましょう!
## セールス職にはいろいろな種類がある
### 営業相手による分類
#### 法人営業(BtoB)
企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスモデル。
受注単価が大きく、継続的な取引関係になることも多いため、信頼を獲得すると安定した収益が見込まれる。
そのため、経営が安定している優良企業も多い。
#### 個人営業(BtoC)
企業がモノやサービスを直接個人に提供するビジネスモデル。
法人営業と比較すると受注単価が低いことが多く、いかに「多く」売り上げるのかが鍵となる。
直接、顧客の声を聞くことができることはメリットの一つ。
「世の中の役にたっている」という実感が得やすいため、モチベーションアップにもつながる。
### 営業方法による分類
#### 新規営業
これまで取引のない顧客にアプローチすること。
顧客を増やすことは、企業の成長に大きく影響を及ぼすため、非常に重要な要素。
テレアポや飛び込み営業といったプッシュ型、問い合わせをベースとしたプル型がある。
#### ルート営業
既存顧客を相手とした営業。
主な仕事内容として、現在取引している商材の感想や要望をヒアリングし、
オプションや新商品の提案をすることが挙げられる。
関係性を最大化することが目的のため、ヒアリング力・提案力・継続力などが求められる。
### 営業場所による分類
#### フィールドセールス
外回りをして顧客と直接商談し、受注を獲得する役割。
#### インサイドセールス
顧客を直接訪問せず、電話やメール、Web会議ツールなどを活用して顧客とのコミュニケーションを図る役割。
受注獲得にはフィールドセールスとインサイドセールスの連携が重要。
インサイドセールスは、自社の商品やサービスに対する顧客の興味・関心を高めることで、信頼を築く。
その信頼が出来上がった状態でフィールドセールスに引き渡すことで、受注のハードルが下がり、効率もアップする。
以上のように、セールスといっても働き方や仕事内容は様々です。
他にも、業界によって専門知識を求められたり、
商材が有形/無形、売り切り/サブスクなのかによって営業手法も変わってきます。
そのため、向き不向きの要素は必ずしも1つではありません!
ですが、共通した向いているタイプと向いていないタイプの特徴はいくつか挙げられます。
## セールス職に向いているタイプと向いていないタイプ
それでは、向き不向きをそれぞれ対比して見てみましょう!
#### 人当たりがいい <-> プライドが高い
物腰の柔らかさ・感じの良さで初対面の好感度が上がる!
できるセールスは低姿勢が得意です。
#### 聞き上手 <-> 空気が読めない
課題を見つけ出すためのヒアリング力は必須!
相手の言動から察することができないと致命的です。
#### 粘り強い <-> 諦めが早い
一度断られても諦めない忍耐が功を奏す。
「提案内容を吟味して再度提案する」
「縁を大事に紡いでニーズが生まれたタイミングを逃さない」
など、ポジティブ転換できるかどうかでチャンスにつながります。
#### 前向き <-> 消極的
売り上げが伸びない時も、クヨクヨしている暇はありません。
失敗を引きずることなく、
上手に気分転換できるかどうかもセールス職にとっては大事な要素。
#### 行動力がある <-> 慎重すぎる
売り上げをあげるためには、行動量が比例します。
いかに行動量を担保できるかどうかが営業の秘訣。
慎重すぎるあまり動き出せない人は成果に結びつけるのが難しいでしょう。
## 私自身が乗り越えた実体験
私自身、20代後半から営業にチャレンジしましたが、
正直なところ、はじめは失敗続きで、「うわ、向いてないかも、、」と感じていました。
実は、向いていないタイプにあげた、「慎重すぎる」はまさに私のことなんです。
そんな私でも、得意な事を活かしながら克服することで、
「営業ってけっこう楽しいじゃん!」と思えるまでに成長できました。
そんな私がどのように変化したか実体験をお伝えしたいと思います。
#### (実体験1)ノルマへのプレッシャー
目標が達成できない時期が続くと焦って空回りするんですよね。
その頃は「月間売上〇百万円」という個人目標を追っていたのですが、
はじめから大きな数字を掲げてもなかなか成功へのイメージができません。
そこで私が考えたのは、「コツコツと成功体験を積むこと」
月間売上を達成するために、日々のプロセスで必要な行動数を目標設定しました。
例えば、「新規架電を1日30件架ける」「メールを1日100件送る」など。
あまりハードルの高くない目標を少しずつ達成することで、売上目標も達成に近づく事ができました。
徐々にではありますが、「できるようになってきた」という実感を得られたことでモチベーションに繋がったのです。
「闇雲に大きな目標を追いかけず、コツコツ継続できた」のが克服できたポイントでした。
#### (実体験2)提案時にプッシュできない
「迷惑だと思われたらどうしよう」「断られたら嫌だな」という思いから
慎重になってしまい、ここぞという時に押せないのが私の弱みでした。
そこで考えたのは、「仲良くなっちゃえば提案しやすいのでは?」ということ。
それからは「これは必要ないかな」と思うようなレベルでも、お客様とこまめなやり取りを重ねました。
心配性ということもあって、こまめな連絡はあまり苦じゃなかったんです。
中には毎日のように電話でやりとりするお客様も。なんなら世間話しかしない時もあったほどです。
結果、信頼関係づくりを徹底したことで、提案も自信をもって堂々とできるようになりました。
私がそうだったように、**セールスの適正が全部揃っていなかったとしても問題ありません。**
あなたの得意なことや、できることを伸ばすことで成果につなげることはできます。
そもそもはじめから完璧にできることなんてないですよね。
大事なのは** 壁にぶつかっても乗り越えられる覚悟があるかどうか** です。
## 向いているかどうか第三者に聞いてみよう
向き不向きを認識するには、自分だけで判断するのはなかなか難しいはず。
迷いを拭い切れない時は** 第三者のアドバイスを聞くことも重要** です!
お友達や家族に相談することも1つですが、
ぜひ、キャリアアドバイザーとの面談も活用してくださいね。
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