履歴書 2019.12.23
履歴書における健康状態の正しい書き方
就活生のみなさん、こんにちは。
インフルエンザ大流行の時期にかかりました。予防対策は万全ですか?
今日はエントリーシートの「健康状態」欄についてお話したいと思います。
まずは
企業がなぜ健康状態を尋ねるのか
について見ていきましょう。
## 健康状態の把握は義務
企業が社員の健康状態や持病について把握しておくことは義務なのです。
勤務中の傷病についての責任は企業が負うのですから、これは当然のことです。
逆に生活の半分以上を過ごす会社側が、自分の体調について把握して
くれていることは安心にもつながると思いませんか?
企業側と社員側がお互いに安心して働けるように、採用試験の段階で
健康状態について聞いておくのは必要なことなのです。
## 有能な人材を求めるため
体力に自信があって仕事に邁進してくれる人材と、同じように仕事は
できるけれど体力に自信がない人材…。企業側としては入社後に体調を
崩されては困るので、できるだけ健康な人材を採用したいのです。
業種、業務内容にもよりますが特別に体力があるわけでなくても
一般的に見て健康的な体を持っているなら十分です。
また、自分の体調管理も大切なファクターです。
## トラブルを事前に回避するため
企業側としては、せっかく採用した人材が、持病が悪化してしまったり、
違う病気を併発させたりして退社を余儀なくされてしまうリスクを
なるべく減らしたいと考えています。
病気の悪化を事前に食い止めるために仕事の量をセーブしたり、
別の仕事を与えたりというような事前対策を行って社員を守るには
社員の健康状態および病歴を把握しておかなければなりません。
何も知らない状態で社員を無理して働かせると責任問題になりますし
どちらにとっても良いことではありません。
気持ち良く働ける職場環境を保護する為にも
健康状態の把握は絶対に必要なのです。
### 正直に、具体的に、問題がなければ「良好」
今まで病気で倒れたことがなくて、特に健康状態に心配がない場合は
「良好」と書いてください。「特に問題なし」「健康です」など表現は自由です。
学校の健康診断で何かの項目で異常値が出てしまったり、
再検査の通知が来て今まで健康に自信があったのに不安のある人も
いるかもしれません。
でも、このくらいならエントリーシートに記載する必要はありません。
健康診断結果をすべて記載されても企業側は混乱しますので
基本的な業務ができるなら、まるっと「良好」として問題ありません。
また、エントリーシートの鉄則として、「正直に書くこと」が挙げられます。
自分の体調のことですから、嘘をついても意味はありません。
病気を抱えている場合には、採用担当者にも理解できるように
エントリーシートで具体的に説明しておけば面接に進んだ際に
いちいち口頭で説明せずとも理解してもらえます。
「正直に病気を抱えていることを言ったら内定がもらえないのでは...」
と不安になるかもしれません。
しかし、なにかトラブルが起きて自分が被害を受けてしまわないように
嘘をつかずに書きましょう。
### 体力に自信があるならアピールしましょう!
必ずしも健康状態欄でなくともかまいませんが、
もしも運動部などに所属していて特別体力に自信があったり、
今まで風邪やインフルエンザにかかったことがないなら、
その旨を記しておくと素晴らしい自己アピールにつながります。
今まで病気や怪我で学校やアルバイトを休んだことがない人は
是非書いておきましょう!
無遅刻無欠席無欠勤は、社会人にとって非常に魅力的にうつります。
ただ真面目なだけでは達成できないので、まわりの就活生を見回しても
なかなか見つからないでしょう。
面接は、採用担当者の印象に残った者勝ちです。
追加で披露できるエピソードを用意しておくなど
イメージトレーニングを重ねておくと、緊張する面接本番も
リラックスして話すことができるはずです!
志望する企業から内定を貰えるように、風邪などひかないように
できることを一つ一つ増やしていってください。
みなさんの就活を応援しています。