新卒でベンチャー企業に就職するメリット・デメリットとは!

市況分析

新卒でベンチャー企業に就職するメリット・デメリットとは!

就活生の皆さんと面談をしていると「ベンチャー企業への就職=なんとなく不安」というイメージが先行している印象を受けます。
なんとなくのイメージではなく、正しく理解した上でどちらが自分に合っているか判断して就職活動を進めてほしいところ。
そこで今回は、新卒でベンチャー企業に就職するメリット・デメリットをご紹介します。

ベンチャー企業への就職は不安?そもそも「ベンチャー企業」とは?

ベンチャー企業とは、新しいビジネス・サービスを展開している企業のことをいいます。
創業年数や資本金などによる定義は正式に決まっておらず、明確に統一はされていません。
「中小企業=ベンチャー企業」と思われる方もいますが、
中小企業は資本金や常時従業員数によって明確に定義されています。
そして、ベンチャー企業といっても、創業間もない認知度の低いベンチャー企業や、
上場準備中の成長企業、上場している大手企業など、成長ステージにより環境も様々です。
そのため、「ベンチャー就職=不安」は一概に成立しません。

▼ベンチャー企業・大手企業・中小企業の違いについて、もっと詳しく知りたい方はこちら▼
ベンチャー企業とは?大手企業との違いやメリット・デメリットを解説

ベンチャー企業に就職するメリット・デメリット

ベンチャー企業に就職するメリット5つ

①成長機会が多い
「自己成長できる環境」を就職活動の軸としている方もいるのではないでしょうか。
ベンチャー企業では幅広く仕事を任されるので、就職後は多くの成長機会に恵まれるでしょう。
早くから責任ある仕事に向き合うことで
課題解決力や対応力、マルチタスク能力などが身に付き、
同世代と比べても早期にスキルアップできます。

②自由度が高い
ベンチャー企業では仕事の進め方に厳密なルールが決まっていないことが多いため
就職後は、自分の考えを反映させながら、自由に働けるでしょう。
業務内容の他、服装や髪型等も自由な企業が多いです。
またスケジュールを自身の裁量で決められる場合も多く
時間の自由もメリットと言えるでしょう。
ただ、自由には自己管理力も必要ですね。

③実力が待遇に反映されやすい
「頑張った分、正当に評価されたい」と考える方も少なくないはず。
多くのベンチャー企業では、年功序列はなく、社歴や年齢に関係なく成果を評価されます。
実力次第で早期のキャリアアップや昇給が叶うので
20代で年収1000万といったケースも目指せる可能性があるでしょう。

④社員同士の距離が近く、意見を出しやすい
就職活動の軸で圧倒的に多いと感じるのは「働く人」
社員の人柄はもちろんですが、距離感も気になるポイントですよね。
ベンチャー企業では、日頃から経営陣と気軽に話せる機会も多いです。
そのため、自分のアイディアを伝えやすく
自身の提案が自社のサービスや、経営に影響を与えるといったこともあります。

⑤価値観の近い仲間と出会える
ベンチャー企業は規模を問わないものの、少人数な環境がほとんどです。
そのため、社員同士のコミュニケーションの重要度は高いと言えます。
企業の理念や価値観に共感して入社している社員が多いため
就職後は同じ考えの仲間と一致団結できるのも魅力の一つでしょう。

ベンチャー企業に就職するデメリット5つ

①移り変わりが激しい
ベンチャー企業では変化の激しさに、振り回されていると感じてしまう人もいます。
新しいプロジェクトがどんどん立ち上がったり、
前日に決まったことが今日振り出しに戻った、という事も珍しくありません。
しかし、自身の軸がしっかり定まっていて、
変化を楽しめる人にはやりがいの大きい就職先ともいえます。

②研修制度は整備されていない可能性あり
大企業だと入社後の一定期間は決まったカリキュラムに沿って研修が進められます。
しかし、ベンチャー企業ではビジネスマナーの基礎講座を受けたあとは
早期の段階から実践を通して学んでいくケースが少なくないです。
(企業によって研修制度は異なります)
ただ、ビジネスは実践を通して経験を積むことが成長への近道!
就職後に早期から経験値を上げられるのはメリットとも言えるはずです。

③事業が続けられなくなるリスクもゼロではない
新しいビジネスに挑戦しているベンチャー企業は
社会的信用や資金力の低さが弱みでもあります。
リスクに耐えられないことも可能性としてゼロではありません。

④人手不足の可能性あり
ベンチャー企業の中でも特にスタートアップはハードワークになる傾向があります。
人手が少なければ、その分一人に対する業務量は増えるでしょう。
部署を越えて業務を任されるケースもあるため、
専門外の仕事にもチャレンジする必要ができることも。
ただ、多岐に渡って経験を積めるので
様々なことに挑戦したい人にとっては価値のある就職先といえます。

⑤家族の理解を得づらい
せっかく努力して内定を勝ち取っても、
家族がベンチャー企業への就職を心配して
就職を反対されるケースが毎年あります。
新たな門出を大切な家族にも応援してもらえるように
就職先の希望や方向性は早いうちから家族にも相談しましょうね。

ベンチャー企業へ就職する際の見極めポイント3つ

①事業内容に将来性や社会的ニーズはあるか

ベンチャー企業の中でも、業界全体が伸びていて、社会から求められるビジネスであれば今後の成長も見込めます。
また、競合他社も伸びているかどうかも、就職活動でリサーチしておきたいポイントです。

②経営者に共感できるか

ベンチャー企業では、社長や役員の考え方がそのまま経営に反映される部分も多いです。
そのため、考え方や目指す将来に共感できるかどうかで就職後のモチベーションが大きく変わります。
説明会や選考過程で経営陣の話を聞く機会があれば、ぜひ積極的に質問したいですね。

③資金調達ができている

必ずしも資金調達のみがベンチャー企業の将来性を表すわけではありませんが、
資金調達に成功しているかどうか、また、その金額は社会からの期待値の高さを表しています。

あなただけの「判断軸」を持とう

ベンチャー企業に就職するメリット・デメリットについて理解度は深まったでしょうか。
メリット・デメリットを知った上で、どう判断するかが大事です。
人によってメリットに感じることがデメリットになることもあります。
後悔のない就職活動をするためにも、様々な情報を吸収し更に自分を見つめなおすことで
皆さんなりの「判断軸」を持ちましょう。

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この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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