第二新卒・既卒で就活を成功させるために知っておくべきこと

市況分析

第二新卒・既卒で就活を成功させるために知っておくべきこと

最近、第二新卒や既卒を採用したいという企業が増えています。

しかし、転職や就職しようとしている就職者の認識として
既卒と第二新卒の違いについて、あまり理解していないことが判明しました。
実は第二新卒と既卒って全く違うものなんです!

今回は第二新卒や既卒などの求職者側での専門用語理解を深めながら
実際に転職する際のポイントについてご紹介していきます。

第二新卒の定義とは

実は明確な定義はないのです。
ただ、一般的に認識されている定義は下記のようなものです。

  • 入社後1~3年目の若手社員または、学校を卒業後、正社員としての勤務経験がない方
  • 即戦力としてのキャリアはないが、基本的なビジネスマナーは身に付いている方

Wikipediaによると……
第二新卒(だいにしんそつ)とは、学校等を卒業して一旦就職したが、
短期間(主に1年未満~3年)のうちに転職を志す者のこと。「第二新卒者」とも称す。

既卒の定義とは

既卒(きそつ)とは、大学・専門学校・短大などを卒業し、正規職員としての職歴が無い求職者を指す。既卒生とも言う。

つまり……
就業経験があるかないか、の違いですね。

なので例えば大学卒業後、バイト生活6年間の28歳は既卒です。
大学卒業後、就職3年目の25歳は第二新卒ということになります。

第二新卒や既卒に該当する人の割合は年々増加傾向にあり、
35%が3年以内に新卒で入社した会社を退職すると発表されています。(厚労省)

第二新卒者は
企業にとって通常の中途採用者のように「研修不要の即戦力」となることはあまりありませんが、
下記のような点から、採用ニーズは高い傾向にあります。

  • 以前の勤務先で新入社員研修等を受けているので、社会人として必要なビジネスマナー等を身に付けている。
  • 通常の中途採用者に比べて若く、また特定の企業文化の影響を強く受けていない。

第二新卒と既卒の就業経験の違いはわかったにせよ、
20台前半で転職活動をしている、ということは同じですね。

学生の就活で一日でも早く内定をもらって活動を終了したいあまり、
イメージと違う企業・業界に入ってしまい後悔した方もいるかもしれません。

第二新卒・既卒の求人探しで気をつけたいのは、
自分の経験やスキル、また自分が何をしたいのかをまず明らかにしておく事です。

自分の経験やスキルとっても
経験1・2年で「〇〇をやってきたので自身があります・できます」と言って採用されて
期待通り・それ以上に活躍したケースは少ないかもしれません。

「経験こそ短く薄いもののそれを伸ばしていきたい」などの成長意欲や
努力姿勢が伝わるかどうか、がポテンシャルを重視して採用される既卒・第二新卒の転職には
とても重要だと思います。

また何社も連続で短期間で退職していると
あまり良いイメージが持たれないケースが多くあります。

第二新卒の求人探しには、新卒の求人探しとはまた違う課題があるのです。

もし何社も連続で短期間で退職しているのであれば
その原因や自分なりの反省・次こそはやりきるぞという意思をいかに伝えるかです。

過去は変えられないと思うので、未来の行動や意思で
ポテンシャルや人間性を買ってもらう、ということが大事です。

また退職の理由で前職の悪口を言い過ぎるのも心象としては良くありません
これは人事からも良く耳にすること。

もちろん企業理由の退職も大いにあると思いますが
それをいかに自分ごとの課題として捉えられているか、ということも
面接官は見ていることでしょう。

「うちに入っても環境のせいにして、またすぐ辞めるんだろうな」と思われたらおしまいです。

第二新卒として転職する際のNG項目

・20代前半の若手で経験・スキルに奢る。(素晴らしいビジネスマンこそ奢りません。)

▶︎プライドが高そうだと教育大変そう、伸びにくそう、周りとうまくやらないかも、などと勘ぐられるかも。

・退職理由で企業の悪口を言う
・入社の意思や意欲や覚悟が伝わらない

あくまでも企業が第二新卒の採用の基準とするのは「ポテンシャル」にあります。

「素直そうでこの子は伸びそうだな。」といかに思ってもらえるかが重要なので
今までの経験・スキルに奢らずに
自分の素直な意思や意欲を企業に伝えられたらいいと思います。

最後に、よく転職する際に聞かれる質問をご紹介します。

転職期間ってどれくらいかかるもの?

転職活動をしている、と言っても段階はそれぞれ異なります。

・情報収拾の段階
・興味のある会社を探す段階
・企業に応募する段階
・条件など実際に擦り合わせて入社までの意思決定をする段階

また、一般的に在職中に転職活動する場合は、
最低でも企業側に退職することを1ヶ月前には伝える必要があります。

平均的な転職までの期間は約3ヶ月です。
とは言うものの、2週間で内定が出る方も実際にはいます。
それとは逆に半年経っても内定が出ない方ももちろんいます。

では、この転職活動期間のギャップはどこから生まれてくるのでしょう?

学歴や職務経歴でしょうか?
それとも志望する職種でしょうか?

もちろん影響はゼロではないのですが、転職活動の期間に対する影響力はあまり大きくありません。
転職活動の期間に最も影響を与えるのは、「転職に対する本気度」です。

本気度という言葉は、ここでは転職の意思とも言い換えられるかもしれません。
すぐに転職したいなら、行動に起こすことこそがまず転職成功への近道です。

エントリーする。
プロフィール充実させてスカウトをもらい、話を聞きにいく。
プロの転職エージェントに自分にあった会社を紹介してもらう。

などなど方法はたくさんあります。
自分にあった転職活動の方法を見つけるのがいいと思います。

CheerCareerではベンチャー企業への転職活動を
一人一人真剣に応援しています。

悩んだり、困ったことがあったらいつでもご相談くださいね。

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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