今からでも間に合う!!【ガクチカがないときの対処法3選】
サマーインターンの情報も解禁された6月。
23卒の学生はESの作成に奮闘しているところだと思いますが、
中には「学生時代はアルバイトしかしてこなかった~」とか
「ガクチカにしようと思っていた海外留学が中止になってしまった…」と悩み、
ガクチカの題材選びに苦労している学生もいらっしゃると思います。
本コラムでは、そのような学生向けに“ガクチカがないときの対処法”を紹介していきます!
ガクチカの概要
ガクチカとは
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略語です。
就職活動において、ガクチカは「自己PR」、「志望動機」とともに必ずといっていいほど聞かれる質問です。
そのため、ガクチカを魅力的なものに仕上げておくと、選考において有利になること間違いなしですね。
ガクチカで企業が知りたいこと
では、なぜ企業は就活生にガクチカを求めるのでしょうか。
ここでは、ガクチカで企業が知りたいことについて解説していきます。
努力の過程が知りたい
企業は学生が課題を解決するためにどのように努力してきたかを知りたいと思っています。
なぜなら、学生時代、論理的に考えて努力してきた学生は就職してからも同様に、努力をして結果を残す社員になる可能性が高いと感じるためです。
性格や価値観を知りたい
学生時代にのめり込んだ経験から、ガクチカには学生一人一人の性格や価値観が如実に現れます。
リーダーシップを取るタイプ、影で組織を支えるタイプ、チームワークを重視するタイプ、結果を重視するタイプなど、
評価するところは企業によってまちまちですが、自社にフィットする学生を選ぶ際にガクチカは重要な判断材料になります。
ガクチカの例文紹介
それでは実際にガクチカの例文を見てみましょう。
以下のガクチカは筆者の先輩で、実際に22卒として就活を行っている方に提供してもらいました。
××サークルにおいて、部長として尽力した。従来の部内では、一部の熱心な部員から一方的にやる気を押し付けられて辟易としている部員を多く目にしてきた。学業やアルバイトなど、時間に限りがある部員にとって居心地の悪いものであり、連携して作業を進めることに支障をきたしていた。そこで私は部員一人一人と面談を行い、その部員が置かれている状況と適性について調査し、彼ら自身に適した仕事量の調整とチーム編成を行った。個別にタスクを割り振り、チーム内で相互にサポートするというシステムを構築することで、個々人が自らの適性を最大限発揮できるような環境を整えた。そうすることで部員のモチベーションを維持しつつ、何をすべきかを明確に示すことができ、結果として効率的に作業を進めることができた。それらの経験から人のモチベーションを上げて統率する力を培い、部をまとめることで、協調して○○を成功させることができた。(393字)
このガクチカを書くときに特に意識した点を先輩に聞いてみました。
①「状況」、「課題」、「行動」、「結果」の順に文章を構成すること
②400字程度の文章にすること
確かに、「状況」、「課題」、「行動」、「結果」の順に書いてあると、
課題に対して自分がどのような行動をとったのかがアピールしやすいですね。
また、文章全体としても論旨明快な内容になっています。
400字程度のボリュームにする理由は、多くの企業で求められるガクチカの字数がその程度だからです。
企業によってはこれと違う字数を求めてくることもありますが、400字程度のものを一つつくっておけば、削ったり、付け加えたりすることは容易でしょう。
ガクチカを選ぶ際の注意点
ここではガクチカの題材を選ぶ際の注意点を紹介していきます!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
失敗エピソードがあるものを選ぶ
例文紹介のところでも説明しましたが、評価されるガクチカの多くは「状況」、「課題」、「行動」、「結果」という順に構成されています。
このような構成を前提にすると、失敗エピソードでは直面した課題に対して、自分がどのような行動をとり、
どんな結果につながったのかということが書きやすくなります。
反対に、失敗エピソードがないものを題材にしてしまうとガクチカの内容が淡白になってしまうでしょう。
独自性のあるものを選ぶ
送られてくるESの数は企業によってさまざまですが、人気企業では1万人以上の応募があることも珍しくありません。
そのため、書類選考を通過するためには他の就活生との差別化を意識する必要があります。
アルバイトやサークル活動をガクチカにする就活生は多いですが、
それらの題材を選ぶ際には他人と違った経験に着目してガクチカを書いていくと良いでしょう。
成果の大小を気にしない
ガクチカを書く際に多くの就活生が懸念することとして、成果の大小が挙げられます。
成果が小さいことを気にしてガクチカが書けないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ガクチカにおいてそこを気にする必要はありません。
繰り返しになりますが、ガクチカを通して企業が見ているものは「成果」ではなく「努力の過程」や「性格、価値観」なのです。
この点を意識すると、皆さんもガクチカが書きやすくなるのではないでしょうか!
ガクチカがないときの対処法
就活生がガクチカを書く際に最も困ることの一つとして題材がないことが挙げられます。
特に、23卒の学生の中には、コロナウイルスの影響で満足な学生生活が送れなかった方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、そのような学生向けにガクチカが思い当たらないときの対処法を紹介していきます!
①自己分析を深める
“学生時代に力を入れたこと”について自己分析によって振り返り、いくつかある中でそれらを比べてみると良いでしょう。
ここで意識してほしいことは”文章にする”ということです。
「自分は頭の中でできるから書く必要はない」と思うかもしれませんが、そのような学生の方でもノートに書いていくことをオススメします。
なぜなら、文章にすることで頭の中が整理できるし、何よりも実際にガクチカを書くときの参考にすることができます。
②学生時代に書いた日記などを読み返す
学生時代に起きた印象的な出来事について日記に残している方もいらっしゃると思います。
そのような方はもう一度、日記帳を見直してみましょう。
今は忘れていることであっても、見返すことで当時の心情を思い起こすことができます。
特に、自分が悩んでいたときのものはその後、悩みを解決していた場合、ガクチカの題材になりやすいです。
③長期インターンに参加する
長期インターンの就業期間は3ヶ月~1年程度と長く、業務内容によっては志望先の企業で求められるスキルを身につけることができます。
“新卒はポテンシャル採用だ”といわれることもありますが、スキルをもっていて損することはないでしょう。
また、全就活生の中で長期インターンを経験している学生の割合は非常に少ないため、差別化の観点からしてもガクチカの題材に長期インターンを選ぶことは有効です。
次の章ではオススメの長期インターンを4つ紹介するので、ぜひご覧ください。
ガクチカにオススメの長期インターン
株式会社ピアズ
株式会社ピアズ
営業を業務内容とするインターンになります。営業の仕事は汎用性が高く、
実績を定量的に示すことができるためガクチカの題材としてぴったりです。
また、仕事をしていく中でビジネスマナーも自然と身についていくでしょう。
勤務地が大阪府大阪市なので関西圏に住む学生の方にオススメです!
https://cheercareer.jp/company/offer/3040/3350
株式会社シンフィールド
株式会社シンフィールド
株式会社シンフィールドは“漫画”を用いたマーケティングに力を入れている企業です。
長期インターンの業務内容は、事業企画、営業、書類作成、経理補助など
多岐にわたるため社会人としての総合的なスキルを身につけることが可能です。
勤務地は東京都渋谷区で、交通費の支給もあるため関東圏に住む学生の方には条件の良いインターンですね!
https://cheercareer.jp/company/offer/3551/2394
株式会社Cheer
株式会社Cheer
ここまでに紹介した2つはどちらもオフラインのインターンでしたが、
株式会社Cheerのインターンはオンラインでの就業が可能なため地方に住む学生にオススメです。
また、このインターンの特徴としては、面談を通じて自分が興味をもった業務を選べるということが挙げられます。
仕事を経験したことがない学生にとって、業務内容をイメージすることは難しいですよね。
面談では社員が丁寧に業務内容を説明してくれるので、少しでも興味をもった方はぜひ応募してみてください!
https://cheercareer.jp/company/offer/2/3125
第一回CheerCareer(チアキャリア)主催オンラインビジネスコンテスト
最後に紹介するのは、CheerCareer(チアキャリア)が主催するオンラインのビジネスコンテストです。
このビジネスコンテストは厳密には長期インターンといえませんが、
仲間と協力して一つのビジネスを提案できる点や優勝することで実績がつくれる点を考えると、
ガクチカにするにはもってこいのイベントです。
加えて、最終日のプレゼンに対してビジネスの各分野で活躍するプロからフィードバックがもらえるのも嬉しいポイントですね。
本コラムでは、ガクチカの題材選びに焦点を当てて解説してきました。
いかがだったでしょうか。少しでも皆さんのお役に立てたなら幸いです。
これから学生の方は、サマーインターンに学校の定期試験と忙しい日々を送ることになると思います。
体調だけには気をつけて納得のいく夏にできると良いですね。
それでは、またお会いしましょう!