今流行りの「アーリーリタイア」のメリット・デメリット

市況分析

今流行りの「アーリーリタイア」のメリット・デメリット

つい先日、
「僕、30代でアーリーリタイアしたいんです」
という学生さんに出会いました。

わたしもその考えには賛同したので
どうやって実現するの?などど詳しく聞いてみると、
「20代とにかくがむしゃらに働きます!」との返答でした。

「それではもったいない!」と思い、今この記事を書いています。

アーリーリタイア(早期リタイア)を志望されている方は、
メリット・デメリットも書いているのでぜひ最後まで読んでみてください!!

今、流行っている「アーリーリタイア(早期リタイア)」とは?

アーリーリタイアとは、早期リタイアとも言われ、60代の定年前に仕事生活からリタイアすること。

早期優遇退職制度(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A9%E6%9C%9F%E5%84%AA%E9%81%87%E9%80%80%E8%81%B7 )にもとづいて定年前に退職金を受け取って退職することができます。
別名、「希望退職」とも言われています。

アーリーリタイアと似たようなニュアンスで
セミリタイアという言葉もあります。

セミリタイアとは、貯金や資産をもとに定年前に退職し、自由な時間を過ごしながらアルバイトなどで収入を得る生活のこと。

アーリーリタイア(早期リタイア)とセミリタイアとの大きな違いは、
退職後に働くか否か
です。

アーリーリタイアが長年貯めた貯金・退職金・資産のみで生活を送ることに対して、セミリタイアは退職した後にアルバイトなどで労働しながら生計を立てます。

この違いは、覚えておきましょう。

アーリーリタイアの発端が老後2000万円問題

老後2000万円問題とは?

老後2000万円問題とは、
金融庁の金融審査会がまとめた報告書に記載された内容より、
退職後20年~30年間の老後生活では年金だけでは補えない
というものです。

参考:https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf

簡単に説明すると、老後の収入を年金のみに頼る無職の場合では、夫が65歳以上、妻が60歳以上の無職世帯における平均的な消費支出は月あたり約26万4,000円です。

同年代の無職世帯の平均収入が月あたり約21万円なので、毎月約5万円の赤字になってしまいます。
これを退職後30年間の計算に当てはめると、5万円×12カ月×30年=1,800万円の赤字。
この赤字分は貯蓄から補填する必要があるだろう、というのが老後2000万円問題の発端となっています。

そこで、
老後30年の生活を見越して、働き盛りの20代-30代で稼いで、あとは資産運用などを活用してリタイアを早めよう!
というのがアーリーリタイアが流行っている背景です。

アーリーリタイア(早期リタイア)のメリット

1.時間にゆとりができる
2.仕事をしなくても好きなことで生きていける
3.年齢的に今しかできないことができる

アーリーリタイアのメリットは何と言っても、
働かなくても好きな事をしながら退職後の人生を楽しめる事でしょう。

さらに、60歳になってからでは身体的にも難しいようなことも
人生の早めのステージで経験できます。

例えば、
若いうちにしか行けない場所への海外旅行や、
アクティビティ、スポーツなど身体を動かすものがあります。
体力的にも精神的にも気合いが必要な遠出もまさに一例です。

アーリーリタイア(早期リタイア)のデメリット

1.うまく工夫しないと収入源がなくなる
2.毎月、確実に資産が減る
3.社会的なつながりを失くし孤独になりやすい

当然のことながら、退職後は労働による収入がなくなります。
そのため、定期的な収入がないと不安・・・
という方がアーリーリタイアを諦めてしまうことも多いそう。

定期的収入がない=アーリーリタイアのデメリット
とも言えます。

しかしながら、アーリーリタイアをしても資産を増やすツールは沢山あります。

例えば、投資。
投資信託、外貨預金、不動産投資、株式投資、FX、現物投資など
投資には様々な種類があります。

若いうちから資産形成の仕組みやツール、知識を深めるための情報収集をしておくと良さそうですね。

参考までに、アーリーリタイアする年齢別の必要想定貯金額を記載しておきます。

30代:8,000万円〜1億円
40代:6,400万円〜8,000万円
50代:4,800万円〜6,000万円

この貯金額を参考に、20代-30代のお仕事頑張りましょう!

今日からできるアーリーリタイア(早期リタイア)の準備

1.毎月の生活費や税金など必要なお金を確認する
2.収入源の確保する・資産形成のための情報収集
3.寿命から逆算して必要コストを計算する

上記3つは初歩のステップとしてとても取り組みやすいかと思います。
これらの計算には、ご自身のキャリアプランも必須です。

「何歳までに、どのポジションで、年収はいくらで……」
など理想のキャリアステップと一緒に考えると今目指すべき道が明確になります。

転職を検討する際にも、スムーズです!

ぜひお試しください!

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この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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