【要注意!】就活の面接で聞かれる「将来の夢はなんですか?」
「あなたの将来の夢はなんですか?」
ESや面接においてよく聞かれる質問ではないでしょうか。
そんな時「夢」というワード自体があまりに抽象的なので、いきなり聞かれると
答え方に困ってしまう方も多いのかもしれません。
単純に「照れくさい」って思う事も勿論あると思います!
また、素直にありのまま答えた方が良いのか、また企業体質や事業内容に鑑みて答えた方が良いのかも場合によっては迷ってしまうのではないでしょうか。
ただ、あなたがもし人事だとして、明確な「夢を持っている人」と「夢を持っていない人」
どちらと働きたいと思うでしょうか?
おそらく後者であると答えるでしょう。
この前提を踏まえて今回は人事がなぜ将来の夢を面接で聞くのかについて考えてみたいと思います!
要注意!面接で聞かれる「将来の夢」
▼目次
●はじめに
●人事はここを気にしてる!
●ビジョンと夢
人事は「将来の夢」を面接で聞く際にここを気にしてる!
まず、人事が「将来の夢」を面接で聞くパターンとして、
- ①具体的なキャリア設計が出来ているのか?
- ②志望動機とリンクしているのか?
大きくはこの2点を知ろうとしています。
①に関しては、
あなたが仕事というものを通じてどう成長していきたいか、という部分を見られています。
また、付け加えると「本当にウチに入って自分の為になるの?」という心配してくれているケースも考えられます。
つまり逆を言えばあなたのビジョンが明確でかつ企業との方向性がマッチするとしたら、お互い安心出来るという訳ですね!
面接で自分の夢に対して曖昧にしてしまうと仮に内定を貰い、そのまま入社する事になったとしても、後々後悔するケースに繋がりやすいのです。
ですので「夢=憧れ」よりも「夢=キャリアビジョンの最終系」という認識で
質問に答える方がベターと言えるでしょう。
続いて②については志望者の一貫性を図るケースと言えます。
まず、面接において「将来の夢」より後に「志望動機」が聞かれる事はほとんど無く、企業としては先に志望動機を聞き、後述的に将来の夢と関連付けがされているのかを吟味する場合が多いでしょう。
この部分で志望動機と将来の夢に一貫性がどのようにあるのかを見ているんですね。
例えば、医療メーカーの営業職志望の学生の将来の夢が、
「自分で開発したWebアプリでスマホゲーム市場に付加価値を生み出したい!」
とします。
敢えて極端に例えましたが、一見しての印象はいかがでしょうか?
おそらく全く違う畑に手を出していると思われますよね。
もちろんアプリでイノベーションを起こす事に関しては魅力的なビジョンと言えますし、医療器具の営業を通して得たノウハウが全く活きないとも言い切れない。
しかしながら企業としては、まずビジネスの方向性へのギャップを感じてしまいそうな
夢ですよね。
このケースは夢を設計する際に単純に将来やりたい事、という一本の軸で構成されている場合が多く、企業の目線に立てていない回答であると言えます。
結果的に企業への志望動機と将来の夢に一貫性がなく、企業が感じる熱感も大きく損なってしまいます。
だからこそ重要な事は、
- 企業の現状より将来性から自分の夢とマッチング出来る可能性を洗い出す。
- 自分の夢とかけ離れていたとしたら、なぜかけ離れているかの説明し、将来的にギャップを埋められる根拠を説明すること。
もし現状ギャップを埋める要素が無い中で、どうしてもその企業に行きたいのであれば
「今のところ夢は特に無いですが、数年先のキャリアビジョンについては明確に描けていて、その過程を経て自分の夢に繋げていきたいと考えています。」という旨を伝えてみるのも良いかもしれませんね!
「もったいないな...」と感じる「将来の夢」
私も色々な学生のエントリーシートを見てきましたが、
「もったいないな...」と感じる「将来の夢」を書いてみましょう。
『仕事もプライベートも両方を充実している大人になりたい。』
もちろん大事なことですよ。
絶対実現させた方がいいですね。
ただ、これって「夢」ですか?
夢というより願望な気がします。
仕事の部分を探すための就職活動なのに、もうプライベートのことで頭がいっぱいなのかな?と思うと、仕事はやる気ないのかな?と感じてしまいます。
重ねてですが、これは「夢」ではないと思います。
『幸せな家庭を築いていきたいです。』
これも多いですね。よく見かける気がします。
1つ目と似てますが、夢なのかな?という印象です。
多分ほとんどの人がそりゃ叶えたいと思うのではないでしょうか。
みんなが思うことなので、
「将来の夢」という項目で考えると相当印象は薄くなりますね。
『20代で1,000万円以上稼ぎたいです。』
収入は大事です!稼ぐためにバリバリ仕事をしてくれそう!
一瞬そう感じるのですが、よく考えると物足りない印象。
「何故1,000万円以上稼ぎたいんですか?」
「1,000万円以上稼いでどうしたいんですか?」
そこまで書いている人ってとても少ない気がします。
仕事は収入を得るためにする側面ももちろんあるので大事ですが、
目的があると読んでて「おっ?」と気になります。
『色んな会社で経験を積んでスキルアップしたいです。』
これは多いというより印象に残った話なのですが、
お?もう転職前提なのか?と感じてしまいました。
色んな会社があるので、こういう意欲大歓迎の会社もありますが、
みなさんが本気で就活をしている分、企業も本気で選考しています。
なのに転職意欲を感じちゃうと、ちょっと悲しくなっちゃいますね。
思いあたる節があったりしましたか?
私の主観もあるので違う捉え方をする人もいると思いますが、採用コンサルとして色々な会社を見ていると、似た印象を感じていると思います。
特にベンチャー企業を目指すならこだわってもらいたいところ!
「この人なら一緒に未来を作っていけそう!」
と思わせてほしいところですね!
将来の夢の見つけ方のアドバイス
では、“将来の夢の見つけ方のアドバイス”にいきましょうか。
将来の夢の見つけ方のアドバイスは1つ!
【大人にとにかくたくさん会ってたくさん交流する】
という方法をオススメしたいですね。
やりたいこと、将来の夢ってそう簡単に見つからないですよね。
それって、皆さんの中に判断材料がないからだと思うんです。
家庭環境、学生生活、部活動、アルバイト、遊び、、、
社会人になったことのないみなさんの個々の過去の経験から決めてませんか?
世の中にはたくさんの仕事があり、様々な大人がいて、
多様な価値観、無限の可能性があります。
実際に社会人や大人に会ってみて、
- 自分の気持ちか高まる瞬間/ワクワクした瞬間
- かっこいいと感じた人の生き方
- 心から納得できた経験談
こういう体験からなりたい自分、そして将来の夢を見つけてみてはいかがですか?
就活はそれが自由にできる時間でもあります。
大人と関わる機会としてインターンに参加してみるというのもいいと思います。
CheerCareer(チアキャリア)では求人だけではなく、様々なインターンを紹介しています。
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また、将来像は1回決めたら終わりではないです。
就活中に変わることがあっても良いと思います。
それだけ色々な刺激を受けて真剣に考えているということなので。
ビジョンと夢
いかがでしたでしょうか。
「将来の夢」とは自分の強い憧れであったり希望のようなものです。
先述した通り、就活においてはキャリアビジョンの最終系として言語化し、伝える際には根拠や志望動機との関連性が重要です。
そして夢を持つことも確かに大事ですが、ファーストキャリアをどう踏んでいくかは描いた夢へのステップに非常に関わってくるポイントです。
個人的には「夢」というものは社会に入ってから明確になるケースも全然あると思っています!
それは社会には色んなタイプの人がいて、仕事をする上で影響される部分が必ずあり、あなたがキャリアを歩いていく中で、少しずつ未来像への修正を加えていく可能性が多いにあるからです。
「夢」を持つ事はとても素晴らしいですが、あなたが現状の「夢」に縛られて身動きが取れない状況だとしたら、改めてそのプロセスについて考えてみるのも良いのではないでしょうか。
皆さんの就活が夢に対して最短距離ではなくても、確実な一歩になる事を陰ながら祈っております!