世界が注目するSDGsは就活にも使えるかも⁉

市況分析

世界が注目するSDGsは就活にも使えるかも⁉

いま、世界をにぎわせているアツい言葉があることをご存じだろうか?

SDGs

である。(呼び方はエス・ディー・ジーズ)
Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)の頭文字を表したもので
世界的にみると大きな流れがこの言葉と共に出来た。
と言って過言ではないかもしれない。

「いやいや、そんな世界規模のはなし、国内にしか拠点を持たないベンチャー企業や日系企業には関係ないでしょ!」そう思った方。
そんな方こそ、少し読んでいただきたい。
大海を知って損はなし、井の中の蛙にはなってほしくない。
日本はまだグローバル化という言葉を本気で受け止めていない。(昨今のコロナウイルスの対応を見てもしかり…)
このままだと、日本経済は持続どころか衰退の一途だ。

目次
そもそもSDGsってなんだ
SDGsとビジネスとの関係
まとめ-SDGsと就活の関係

そもそもSDGsってなんだ

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択された目標のことを指す。
翌年2016年から2030年までに国際社会が解決すべき17の課題(正確にはGoalsなので目標)とそれに紐づいた169個のターゲット(具体的な取り組みの指標)に分かれている。(参照:外務省特設ページ)

17の目標と169のターゲットに関してはあまりに量が多い、かつ巷に開設している書物やサイトはたくさんあるので
そちらをご確認いただきたい。

要するに、地球上で貧困や飢餓の解消はもちろんのこと、高度な教育などを実施できるように全世界が団結して行動しましょうと定めたわけである。

あまりの規模感に到底自分事には思えないかもしれないが、
これが案外ダイレクトに関わりうるのである。

・SDGsとビジネスとの関係

SDGsに対して日本は2019年に経団連主導で「Society5.0」の推進を掲げ、
積極的にSDGsを推し進めるとした。
Society5.0とは、現代社会は、過去を振り返ってみた時に考えると4段階の成熟フェーズがあり、
その最新の5番目に相当するとしたものである。「超スマート社会」である。

要するに情報化社会は進んだので、
次はIoTでもって社会をもっと無駄なく成熟させましょう!という意味だ。
重要なのは「政府」主導ではなく「経団連」主導である。という点。

Society5.0の意味

SDGsが発表されてから3年ほどのあいだ、官民どちらにも対策が求められていたなか
企業は、CSRの一環として、あくまで余力があれば取り組む程度であった。
しかしこのSociety5.0の発表により、
経団連に加盟している企業をはじめとして、
SDGsをビジネスの主流において実現していく、としたのである。

好例と言えるのがスターバックスの紙ストローの導入や、
スマート社会実現に向けたトヨタとNTTの資本提携などである。

垣根がなくなる/SDGsの取り組まないと逆にリスク

トヨタとNTTの資本提携はまさしくSociety5.0の体現に向けた大きな一歩のようで
スマート化していく中で、
その企業が属す業界の垣根を超えたプロジェクトがどんどんと生まれていくことが考えられる。
また、世界的に見ても従来の投資ファンドよりもSDGs携わる企業へ投資するファンドが
投資リターンにおいて上回る
ようになった。
つまり企業も投資家もSDGsへの本格的な取り組みありきの動き方になったと言える。
言い方を変えるならば、SDGs実現に乗じてビジネスが動き始めたということにもなる。

・まとめ-SDGsと就活の関係について

SDGsに本格的に取り組む企業が優良/成長企業であるので、おすすめします!
というのも一つの帰結としてあげれそうだがそうではない。

僕があげたいもう一つの帰結は、キャリア選択としてのSDGs的視点である。
既述したように、
今後ますます業界の横断は加速していくと考えられる。
そうなったときにやりたいことが見つからなくても、社会的にやるべきことがより身近に存在し始めるということである。

だからやりたいことが見つからなくて、困っています。
という人は、個人的、日本的、世界的に見たやるべきことは何か?
という問いから就活を始めてみてもいいかもしれない。

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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