知らなきゃ損!求人票の見方<経験スキル 編>
こんにちは、たむねぇです。
今年は、インフルエンザに胃腸炎に…爆発的に流行っていますね。
そういう我が家も、娘の小学校でインフルによる学級閉鎖があったものの、幸いまだ家族全員罹っておらず。
だったのですが、なんと子供たちが順番に胃腸炎に罹ってしまいました。
この時期は日頃から、「マスク」「手洗いうがい」「加湿器で部屋を60%にキープ」は徹底している我が家ですが、それでもダメでした。
これを読んでいる皆さんも、本当に気をつけてくださいね。
さて、毎月お伝えしている求人票の見方。
今回は求人票の「応募条件」欄に記載がある<経験スキル>についてお話しようと思います。
そもそも、企業が採用活動を行う際には、「なぜ募集することになったのか」という『募集背景』があります。
■企業の採用を行う募集背景には大きく分けて2つ
【1】欠員による募集
こちらはすぐにピンときますよね。
そもそもそのポジションにいた方が何らかの理由で退職される(退職された)場合による、募集です。
【2】増員による募集
増員募集にはいくつかのパターンがあります。
(1)事業拡大にともなう募集 や 立ち上げ要員としての募集
今までの事業を拡大していく場合や、新たに事業や部署を立ち上げる場合、また新店舗の立ち上げなども該当します。
(2)即戦力としての募集
会社として、何らかのミッションを遂行したいが、そこに適材がいない場合に、そのポジションに人員を補うための募集です。
■「募集背景」と「応募条件」と密接な関係
【1】の欠員募集だった場合、企業は退職された方に備わっていた経験スキルをベースに「求める人物像」を想定します。
【2】(1)(2)の募集の場合は、配属されるポジションではどんな経験スキルが活かせるのか、必要なのかを想定した上で「求める人物像」を決定します。
■経験スキルの「必須」「歓迎」の定義
企業ももちろん求める人物像ピッタリの方を採用できれば、それに越したことはないですが、やはりピッタリの方に出逢うのも大変だと解っています。
よって、求める経験スキルを
・「必須」のものなのか
・「歓迎」のものなのか
に分けています。
この時に「必須」となる経験スキルは、企業にとって「譲れないもの」いわば、「絶対条件」となります。
対して「歓迎」となる経験スキルは、「絶対条件ではないけども、あれば尚良し(活かせるよ)」というもの。
よって歓迎条件は、全て当てはまらなくても良いよ、というものになります。
■「必須」の経験スキルは絶対なの?
とは言え、中途採用に長けている企業は多くはありません。
(中途採用に慣れてしまっている企業は逆に困りますが…)
企業の人事も人間なのですから、やはり「希望」はどんどん出てきてしまいます。
そのため、どの経験スキルが本当に必要か否かを精査せずに、とりあえず「全部『必須の経験スキル』に入れてしまえ!」という企業も多い現状。(苦笑)
よって、必須条件も、ほぼほぼ該当していたら、「とりあえず応募してみる!」ことも1つの方法なのです。
例えば、必須条件に「必須:大卒」と記載されていても、他に企業が必要としている経験スキルが備わっていたら、「OKです」という企業は多いです。
必ずしも「必須」「絶対」ではありません。
■応募条件によくある「経験●年以上」とは?
求人票でよく目にする「経理の経験が3年以上」などと、年数での記載がある場合、とても困りますよね。
ですが、実はこれ、企業も困っているのです。
実際に求職者が「経理の経験あります!」と一言話したところで、どのくらい(レベル)の経験を身に着けているかは、人によってまちまち。
例えば、
*経費計算、伝票整理などの初歩レベルの人
*年次決算(決算業務)までを一人でこなしちゃう人
上記2つのレベルでは、かなりの差があるのは解りますよね?
もちろん、具体的に業務内容の記載があれば良いに越したことはないのですが、採用自体は経理の経験もない「人事」が担当するわけですから、手っ取り早く「経理の経験が3年以上」となってしまうわけです。
補足)
経験が「3年以上」求められる場合は、その業務を一人で回せる経験スキルが備わっている、との認識でOKです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
いずれの企業にしても、応募後にはまずは『書類選考』があります。
経験スキルが完全に満たされていないな、と解っても、応募自体はNGではありません。
提出した書類を見て「とりあえず、会ってみようか!」と判断する企業も多いのです。
異業種でも異職種からの転職でも、
・自分がこの企業に入ったら、どんな点で力になれるのか
・どんな場面で自分が活躍できるのか
をしっかりと企業に伝えることができれば、書類選考に通る確率だって上がります。
いずれにしても、ためらうことはせずに、「まずは応募してみる!」「挑戦してみる!」が一番ではないでしょうか。