就活の悩みって誰に相談したらいい?悩み別おすすめ相談先&相談のポイントも

自己分析

就活の悩みって誰に相談したらいい?悩み別おすすめ相談先&相談のポイントも

今後の人生を左右する重要なターニングポイントだからこそ、就活に「悩み」はつきもの。就活の悩み、1人で抱え込んでしまっていませんか?

就活の悩みは漠然としたものから具体的なものまで、人によっても就活の進展度合いによってもさまざまなので、「誰に相談したらいいかわからない」という人もいるかもしれません。

就活を前向きに乗り切るためには、1人で抱えず相談することが大切。
そこで、就活の悩み相談先や相談時におさえておきたいポイントをお伝えしましょう。

就活の悩みは1人で抱えず誰かに相談してみよう

人生の大きなターニングポイントである「就活」。
右も左もわからないはじめての経験であることに加え、1年以上の長期戦になる人も多いことから、誰しも就活中は悩む瞬間があるものです。

就活の悩みは「モチベーションが上がらない」といった精神的なものから、「エントリーシートの書き方がわからない」「いつも1次面接で落とされてしまう」といった具体的なものまでさまざま。

いずれにしても、就活の悩みを1人で抱え込んでしまうと、ネガティブ思考に陥ってしまったり、自分の課題を客観的に認識できなくなったりして、いいことはありません。
就活の悩みは1人で抱えず誰かに相談してみましょう

就活の悩みを相談するメリット

就活に限らず、「悩みを相談する」という行為は、それ自体が悩みの解決に向けて一歩前進することにつながります。

人に悩みを「聞いてもらう」だけで気持ちが軽くなるのはもちろん、「自分の課題が整理できる」「改善すべきポイントがわかる」など、悩みの種類に応じたさまざまなメリットがありますよ。

肩の荷が下りて気持ちが軽くなる

就活中は「就活のモチベーションが上がらない」「内定が取れるか不安」など、精神的なものからくる悩みや漠然とした不安を抱える人も多いもの。
このような場合は、その悩みや不安を誰かに話して受け止めてもらうだけで、肩の荷が下りて気持ちが軽くなります

1人で悩みを抱えがちな人は「人に話しただけでは何の解決にもならない」と思うかもしれませんが、悩みの種類によっては、人に悩みを聞いてもらうだけで悩みが8割方解決したかのような心境になるでしょう。

課題が整理できる

就活で悩んでいるときというのは、思考が混沌としていることも多いものです。
漠然とした不安に押しつぶされそうになるあまり、「自分の課題は何なのか」がわからなくなってしまう人も少なくありません。

相談は「自分の悩みを言葉にして人に伝える」という行為です。
さらに、「それってどういうこと?」「どうしてそう思うの?」といった、相談相手からの質問に答える中でも、自分の思考や気持ちを言語化します。

「相談する=言語化する」というプロセスを通じて、思考や気持ちが整理され、漠然としていた不安の輪郭が見えてくることも珍しくありません。
自分の課題が見えてくれば、解決に向けて前進するエネルギーも湧いてくるでしょう。

視野が広がる

就活で悩んでいるときは、ネガティブな思考に凝り固まってしまい、視野が狭まっていることも多いもの。

悩みを人に相談することによって第三者の視点が取り入れられるため、「自分が悩んでいたのは大したことじゃなかったんだな」と思えたり、あるいは「こんな道もあるのか」「こんな業界も面白そう」など、新たな可能性に気づけたりすることもあります。

正しい知識や役立つノウハウが得られる

就活はほとんどの人にとってはじめての経験です。
スタート時は誰もが手探りですし、就活中も「本当にこの進め方でいいのかな」と不安に思うこともあるでしょう。

インターネットで就活情報を仕入れる人も多いと思いますが、誤った情報があったり、人によって言うことが違ったりして、ますます混乱してしまうこともあるかもしれません。

そんなときは、後述する「就活のプロ」に相談することで、業界・企業選びに役立つ知識や、エントリーシート・面接対策の方法など、今後の指針となる知識・ノウハウが得られます

改善ポイントや今後取り組むべきことがわかる

就活の悩みには「本当に内定がとれるか不安」という漠然としたものから、「書類選考には通過しても、いつも1次面接で落とされてしまう」といった具体的なものまでさまざまです。

後者のような具体的な悩みの場合、「就活のプロ」や就活経験者に相談することで、「自分のどこに課題があり、どういった部分を強化すればいいのか」が見えてくるでしょう。

具体的な改善ポイントや今後取り組むべきことがわかれば、あれこれ思い悩むよりも「行動すること」にシフトできるはずです。

就活の悩み相談先8選

「就活の相談をしたいのはやまやまだけど、誰に相談すればいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。就活の悩みが相談できる先は意外とたくさんあります。

自分の状況や悩みの種類によって、相談すべき相手が異なることを念頭に置いておいてください。

家族

日々の会話の中で、気軽に不安や悩みを離しやすいのが家族です。子どものころからあなたのことを知っているので、業界・企業選びに役立つ視点やアドバイスをくれるかもしれません。

ただ、親世代とは就職を取り巻く状況が変わっているため、今の就活のつらさをわかってもらえない可能性もあります。最近就活を経験した兄や姉がいる場合は、兄姉のほうが良い相談相手になることもあるでしょう。

友人

「今まさに就活を経験している」という同期の友人は、就活のつらさを分かち合える相手です。仲の良い友人と「就活しんどいよね~!終わったら思いっきり遊ぼうね」と言い合うだけで気持ちが軽くなる人も多いはずです。

仲の良い友人は今現在のあなたのことを良く知っているので、自分では見えていなかった強みや弱みにも気づいてくれているかもしれません。

一方、「今まさに就活を経験している」という友人の場合、相手のほうが就活がうまくいっているように見えると、相手と自分を比べてかえって気持ちが落ち込んでしまうこともあるため、お互いの状況を考えた上で相談することが大事になってきます。

サークルやバイト先の先輩

すでに就活を経験済みのサークルやバイト先の先輩も、良き相談相手になってくれる可能性が高い相手です。

親世代よりも最近の就活事情がわかっているでしょうし、すでに就活を終えているため、就活真っただ中の友人よりも、一歩引いた視点からのアドバイスが期待できます。

ただ、サークルやバイト先の先輩はまだ社会に出ていないため、「社会人の視点」に欠けている可能性があります。

OB・OG

社会人からの客観的なアドバイスがほしいときは、自分と同じ大学を卒業し、すでに社会に出て働いているOB・OGに就活の相談をするのもおすすめです。

サークルやバイト先の先輩と違って社会人経験があるため、より高い視座からのアドバイスがもらえる可能性が高いでしょう。特に、企業選びやエントリーシートの書き方、面接対策など、具体的な悩みがある場合には有力な相談相手です。

大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターでは、就活やキャリアに関するさまざまな相談が可能です。
大学によって多少異なりますが、就活・キャリアの方向性に関する相談への対応に加え、エントリーシートの添削やOB・OGの情報提供、インターンシップやセミナー情報の提供などをしてくれます。

大学によっては、「キャリアコンサルタント」の資格を持つカウンセラーが相談に乗ってくれることも。
一方、キャリアセンターの職員の中には一般企業で働いた経験がなく、知識でしか就活やビジネスを知らない人もいる点に注意が必要です。

就活サイト

就活生になじみの深い就活サイトですが、中には無料で就活相談に乗ってくれるところがあるのをご存じでしょうか?

就活相談に乗ってくれるのは、最新の就活事情に通じたキャリアアドバイザー。
「就活の軸が定まらない」「ESが通らない」など、さまざまな悩みに答えてくれます。

また、就活イベントの際に個別相談や質疑応答などのタイミングで就活の相談を受けてくれるところもあります。

チアキャリアのスキルアップスクールでは定期的に就活イベントを開催しています。
そので個別相談を行っているものもあるのでぜひチェックしてみてください!
チアキャリア|スキルアップスクール

就職エージェント

就活生と新卒採用を行っている企業をマッチングする役割を果たしているのが、就活エージェント
一般的な就活サイトとは異なり、登録すればエージェント側から自分に合った求人を紹介してくれたり、選考突破に向けてのアドバイスや指導が受けられたりする点がメリットです。

業界選びや企業選びなど、就活の方向性に関する相談ができるほか、エントリーシートの添削や模擬面接を受けることも可能。
学生は無料でサービスが受けられますが、エージェントから紹介された企業以外の選考対策には対応してくれないなど、エージェント側のニーズに合わない相談には乗ってもらえないこともあります。

就活塾

就活塾とは、その名の通り就活で内定を取るためのノウハウやテクニックが得られる予備校のような場所。
エントリーシートの添削や模擬面接など、選考対策に力を入れているのが特徴です。

就活塾は有料が前提なので、気軽に参加しづらいのが難点ですが、しっかりとしたノウハウを持つプロフェッショナルから実践的な指導が受けられるので、本気で選考対策に取り組みたい人は検討してみる価値があります。

就活の悩みを相談するときのポイント

悩みの種類や相談相手にもよりますが、就活の悩みを相談する際は、限られた時間の中でできるだけ建設的な会話ができるようにしたいもの。
そのためにも、相談する際は次の2つのポイントをおさえておきましょう。
 

相談したいポイントをまとめておく

就活の悩みを人に相談するとき、つらつらと自分の気持ちや考えを伝えるだけでは、「漠然とした話に終始してしまう」「大事なことを話し忘れていたことに後から気づく」という結果になってしまうこともあります。

就活相談をできるだけ有意義な時間にするには、相談したいポイントを事前にまとめておくことが大切。
「ただ不安な気持ちを聞いてほしい」というのではなく、「志望業界の絞り込みができない」「自己PRがうまく書けない」など、具体的な悩みがある場合はマストだと思ってください。

悩みに応じた相談相手を選ぶ

すでに紹介した通り、就活の悩み相談先は意外とたくさんあります。
自分の状況や悩みの内容によって相談すべき相手は異なってくるため、相談相手を間違えないようにすることが大事になってきます。

こんなときは誰に相談すればいい?悩み別おすすめ相談先

前述のように、就活の悩みを相談する際は、悩みに応じた相談相手を選ぶことが大切です。
相談相手を選ぶ際は、以下のおすすめ相談先を参考にしてみてください。

就活でストレスがたまっているとき 

具体的な悩みがあるというよりも、就活のストレスがたまっているときや、プレッシャーに押しつぶされそうなときは、自分の気持ちに寄り添ってくれる人を選ぶことが大切です。

こんなときは、家族や友人など、身近な人に自分の心境を吐露するといいでしょう。
頭ごなしに否定したり、無理にポジティブになることを強要したりせず、まずはありのままの気持ちを受け止めて共感してくれる、聞き上手な人が最適です。

就活の方向性で悩んでいるとき

「就活の軸が見つけられない」「業界の選び方がわからない」など、就活の方向性で悩んでいるときは、就活エージェントや就活アドバイザーなど就活のプロに相談するといいでしょう。

「就活のプロ」だからこそ、あなたの状況を客観的に見た上で、これまで多くの就活生の相談に乗ってきた経験とノウハウに基づいた的確なアドバイスがもらえる可能性大。
あなたが大切にしたい価値観や適性が見つかるようアシストしつつ、あなたに合った就活のやり方を教えてくれるでしょう。

志望業界や志望企業について知りたいとき

「業界研究や企業研究が思うように進まない」というときは、その業界で働くOB・OGに話を聞いてみるのが一番。
インターネットでは得られない生の声を聞くことで、その業界やその企業で働くイメージがより具体的になってくるでしょう。

多角的な視点や情報にふれるためにも、1人だけではなく、できるだけ複数のOB・OGから話を聞くことを意識してください。

ESや面接対策で困っているとき

「エントリーシートがうまく書けない」「面接対策をどうやったらいいかわからない」というときも、就活エージェントや就活アドバイザーといった就活のプロが力になってくれます。
志望業界や志望企業が求める人材とあなたの強み・弱みを踏まえて、具体的なアドバイスをしてくれるでしょう。

単なるアドバイスではなく、無料で模擬面接をしてくれるエージェントやアドバイザーも存在するので、そういったサービスがある場合は積極的に活用したいところ。
より本格的な面接対策をしたい場合は、就活塾で面接指導を受けるという手もあります。

また、「特定の企業の内定を勝ち取るためのエントリーシート対策や面接対策が知りたい」というときは、その企業で働くOB・OGも頼りになる存在です。

おわりに

就活をしていると「これでいいのかな」と不安になったり、思うように選考が突破できずに苦しんだり……ほとんどの人が多かれ少なかれ悩みを抱えるものです。

就活の悩みが相談できる先は意外とたくさんありますが、自分の状況や悩みの種類に応じて適切な相手を選ぶことが大切。
状況にもよりますが、「家族と就活サイトの両方に相談する」など、タイプの異なる複数の相手に相談することで、自分の進むべき方向がよりクリアになってくることもあります。

就活の悩みは1人で抱えず、積極的に相談するようにしてください。

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この記事を書いた人
春奈

旅するフリーランス。和歌山出身。上智大学外国語学部英語学科卒。
百貨店での営業企画やネット広告系ベンチャーでの広報・人事を経て、現在はフリーランスのライター&広報として活動中。自身の就活・転職経験や、新卒採用の実務経験を生かし、就活に対して少しでも前向きになれる情報を発信していきます。
趣味は旅行と写真と読書。なかでも海外旅行が生きがいで、渡航国はアジア・ヨーロッパを中心に約60ヵ国。旅好きが高じて、国家資格の総合旅行業務取扱管理者を取得したほど。特に「歴史地区」「旧市街」と呼ばれる古い街並みに目がない。

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