
2023.01.06
「自分の基準」
11月に出版し、Amazonランキングでも1位を獲得した、拙著「不登校からの進学受験ガイド」(ユサブル)のあとがきが好評でしたので、こちらに記載します。
最後に「自分の基準」についてお話しします。私は恥ずかしながら小学校の頃から国語が苦手で、塾という塾に大小10箇所以上通塾しましたがいっこうに国語が伸びない。そして塾に言われるがまま多くの講座を取らされ、授業を大量に受けましたが、成績が伸びず一浪しました。
浪人しても、その状況は改善できないばかりか、現役時代より悪化。危機感を感じた私は今までの自分の勉強法や人生を初めて振り返ることにしたのです。そこでわかったことは塾や周りの友達に勧められるがまま、「有名だから」「実績があるから」と成長する実感や納得感はなかったのですが、なんとなく塾や教材、勉強法、そして将来の進路までを「他人の基準」で選んでいたことに初めて気づくのです。これを改め今後は「自分が納得するかどうか」を受験勉強の中心におくことを決意しました。それでダメなら納得できると。塾を7月に辞め(年額振り込んでましたが)、徹底的に自分と見つめ合い、考え方まで自分で決めるようにしました。
特に苦手な国語において自分の思考プロセスと戦略をノートに書き出したメモをベースに書籍化しました。以下ご紹介します。
【国語の記述問題の場合】
抽象的に仮説を立てる。
具体的に仮説を立てる。
何字くらいになりそうか?という見当をつける。
わからないものに、人は自信がない。
結果、人に頼るようになる。
またわからないのに問題をとこうとしてしまう
自分にとってよいか悪いかの判断すらつかず、いわれるままに
従うしかない状態になる。
自信をつけさせる。
納得行かないものは捨てる。
仮説思考を通じて、主体的に自分で基準を作り、
良し悪しを判断し、自分が選ぶという、子供に主権を回復する授業が基本
以上「国語の心得」より
私が指導する国語の内容の一部になりますが、これは何にでも言えるのことではないでしょうか。今不登校の子の指導や相談を受けていると、色々な教育機関に行き、そこで良い教育(講師や教師)を受けることができなかった。そこに納得感はなかったが、「とりあえず不登校だからそこを選ぶしかない」と、自分の基準ではなく、選び、我慢し続けてきたという人が多いのです。
ぜひ自分基準を持つ人生の方が豊かになることを願ってます。
最後に「自分の基準」についてお話しします。私は恥ずかしながら小学校の頃から国語が苦手で、塾という塾に大小10箇所以上通塾しましたがいっこうに国語が伸びない。そして塾に言われるがまま多くの講座を取らされ、授業を大量に受けましたが、成績が伸びず一浪しました。
浪人しても、その状況は改善できないばかりか、現役時代より悪化。危機感を感じた私は今までの自分の勉強法や人生を初めて振り返ることにしたのです。そこでわかったことは塾や周りの友達に勧められるがまま、「有名だから」「実績があるから」と成長する実感や納得感はなかったのですが、なんとなく塾や教材、勉強法、そして将来の進路までを「他人の基準」で選んでいたことに初めて気づくのです。これを改め今後は「自分が納得するかどうか」を受験勉強の中心におくことを決意しました。それでダメなら納得できると。塾を7月に辞め(年額振り込んでましたが)、徹底的に自分と見つめ合い、考え方まで自分で決めるようにしました。
特に苦手な国語において自分の思考プロセスと戦略をノートに書き出したメモをベースに書籍化しました。以下ご紹介します。
【国語の記述問題の場合】
抽象的に仮説を立てる。
具体的に仮説を立てる。
何字くらいになりそうか?という見当をつける。
わからないものに、人は自信がない。
結果、人に頼るようになる。
またわからないのに問題をとこうとしてしまう
自分にとってよいか悪いかの判断すらつかず、いわれるままに
従うしかない状態になる。
自信をつけさせる。
納得行かないものは捨てる。
仮説思考を通じて、主体的に自分で基準を作り、
良し悪しを判断し、自分が選ぶという、子供に主権を回復する授業が基本
以上「国語の心得」より
私が指導する国語の内容の一部になりますが、これは何にでも言えるのことではないでしょうか。今不登校の子の指導や相談を受けていると、色々な教育機関に行き、そこで良い教育(講師や教師)を受けることができなかった。そこに納得感はなかったが、「とりあえず不登校だからそこを選ぶしかない」と、自分の基準ではなく、選び、我慢し続けてきたという人が多いのです。
ぜひ自分基準を持つ人生の方が豊かになることを願ってます。
この投稿の著者

山田 佳央
代表取締役
個別指導塾ココロミル塾長。日本初「聞く塾講師」。指導実績20年3千名を超える。
早稲田大学政治経済学部卒。日本たばこ産業(JT)株式会社を経て、
2009中学年に中学専門の個別指導塾ココロミルを創業。指導実績は20年3千名を超える。
中高とバスケットボール部に所属。大学時代は部活に入らず塾講師、家庭教師
のアルバイトをして資金を貯めて、1人で海外を放浪するバックパッカーとして過ごす。
これまでにめぐった国は30カ国に上る。本場フィンランド式のダイアローグ研修を1年間受講する。3児の父でもある。
・著書
『不登校からの進学受験ガイド』(ユサブル)
『国語の心得』(国書刊行会)
『小学国語900のことば』(双葉社)
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