INTRODUCTION
2023年11月22日、「第4回 チアキャリアアワード2023」が開催され、魅力的な採用活動を
行っているベンチャー企業16社がさまざまな賞を受賞しました。
行っているベンチャー企業16社がさまざまな賞を受賞しました。
その中でも「Best Intern賞」の「最優秀賞」に選ばれたのが、『日本を盛り上げる起業家人材を輩出する』の理念のもと、採用と人材育成にあたる株式会社Lime。
平均年齢22.6歳と若いメンバーの力で創業から5期連続増収増益、昨対売上300%成長を成し遂げたLimeの採用への取り組みや企業風土、求める人材について、人事部 採用担当の石﨑太雅さんに聞きました。
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目次
Limeについて
Limeは、「美容業界を中心に「エステ」や「眉毛サロン」などToC向けのサービスを中心に事業を展開する企業です。エステではハイフと呼ばれるような施術サービスを主に提供していて、業界を牽引するリーディングカンパニーです。
創業以降、5期連続増収増益、昨年対比においても売上300%成長を達成。平均年齢22.6歳と若いメンバーを中心に、事業の勢いを加速させている企業です。
入社して感じたのは「普通じゃないスピード感のある会社」
ー まずは「石﨑さんが思うLimeってどんな会社ですか?」という質問をしてみました。
2022年の12月にインターンとして入社したのですが、当初入社した頃は5人しかいない会社でした。そこから事業拡大に伴い、採用活動を進めて1年で現在30名までになりました。
当時のLimeとの出会いはメッセージがめちゃくちゃ早く、徐々に惹かれたこともあり、インターンとして入社したのが始まりでしたね。入社当時は従業員も5人、売上も落ちてきていてつぶれそうな時に美容事業をスタートし、5人で売上を伸ばしたところは普通じゃない会社だなと思ってました。
そこから1年で従業員も5人から30人まで拡大し、売上や事業も幅広く展開し、普通じゃないスピード感で成長してきました。
起業家集団という文化【スローガンである『No.1の挑戦』】
ー ここまでスピード感持って成長してきた「組織文化や風土」の特徴についても質問をしてみました。
Limeは会社のスローガンとして「起業家集団を創る」「No.1の挑戦」というものを大切にしています。
起業家集団を創るという想いの背景には、元々弊社の代表が日本の一人当たりの生産性に課題を感じ、0から1でサービスを立ち上げられる、そして1から事業を伸ばせる人材をどんどん輩出していきたいっていう社会問題に目を向けていたというのがあります。
代表自体が「挑戦することに一番価値がある」と言っており、実際に会社のスローガンにも【No.1の挑戦】もありますので、組織として根付いているのが特徴かなと思います。
「流行ってるものだったりとか、参入したことがないものでも、まず挑戦する」部分は会社として大事にしている価値観で代表の影響を受けている部分になっていますね。
社長だけでなく会社全体で社会課題の解決に目を向けているのが特徴とお話しする石﨑さん。同じ目標を持っているからこそ、逆境からでも急成長することができたとのことです。
徹底した他社の事例を参考にした採用力の強化
ー 順調に事業と採用力ともに成長しているイメージですが「ここに至るまでの採用周りの苦労はありましたか?」
今の状況になるまで元々退職率が高かったというのが課題でした。
当時は採用力や採用の知見がなく、採用して合う人だけ長く残るという組織で、組織として採用力がないというのが大きな課題でした。
当時は採用力や採用の知見がなく、採用して合う人だけ長く残るという組織で、組織として採用力がないというのが大きな課題でした。
解決するために、まさにチアの米倉さんや人材会社さんに他社様の取り組みをヒアリングして、求人の訴求やターゲット選定、入社後のギャップがないかなど分析して、求人に反映させていましたね。実際に他社の人事さんと採用ノウハウの収集も行っていました。
得た情報を踏まえて、採用媒体の選定や社風の定着、表彰制度など少しずつ変えて、改善したのが現在の状況になります。
5月には会社で大事にしたい「価値観・バリュー・行動指針」をみんなで考えまして、表彰するMVP制度の導入など会社全体で協力できるような根回しを頑張りました。
石﨑さんのお話で頻繁に出てくる言葉の共通点は「会社全体で採用に取り組むスタンス」。
各事業部の欲しい人材のすり合わせとフォローを行っているのがLimeさんの特徴のように見えました。
各事業部の欲しい人材のすり合わせとフォローを行っているのがLimeさんの特徴のように見えました。
定着率を上げるために社内で活躍している人物をモデルにする
採用力の強化の一環で定着率に関しても対応しました。
定着率を上げるための施策として、弊社では社内で活躍してる人材の特徴を抽出してターゲットを定めるということを行っていました。
定着率を上げるための施策として、弊社では社内で活躍してる人材の特徴を抽出してターゲットを定めるということを行っていました。
弊社では成長意欲があって素直で挑戦心がある方がペルソナだったので、実際に活躍している社員にインタビューして行動を細かく分析したりもしていました。
インタビュー結果を踏まえ、「求めている人たちはどこで何をして、どんな生活をしてるんだろう」っていうのを考えて、そこにアプローチするようなことを行っていました。
うちで活躍してる人は夜型のメンバーが多いので、本当はあまり良くないと思うんですが、夜にスカウト送るとか応募者対応を夜にまとめて行うとかは実践していましたね。
他社がやってないことをやるというのと挑戦を前向きに考える文化もあるので。会社として失うものもないし挑戦して、ノウハウを貯めたいなと思って行動していました。
成果次第でインターン生でも事業責任者になれる組織文化
ー Limeさんといえば若手に裁量があるというイメージですが「会社全体でどのように裁量をとらえているのでしょうか?」
弊社の場合はどれだけバリューを体現してるかっていうのが責任者の選定の際に重要視しています。特に新規サービスの参入など0→1の部分が非常に大事な時期になってくるので、どれだけコミットできるかという観点で考えています。
組織としても、そもそも0→1のタイミングは未経験の方でも全然いけると思っています。
むしろ、既存事業伸ばす方が知見だったりとか、必要になると考えてます。
むしろ、既存事業伸ばす方が知見だったりとか、必要になると考えてます。
0→1の新規事業で言うと、例えば美容の事業などは、ホットペッパーの立ち上げだとか、集客の立案などになりますが、実際に美容院通われてる方であれば、イメージだったりとかはできるかと思っています。
私も実際に人事を担当する際には全然知見がない中でも対応できたので、未経験の方でも、イメージができて、ちゃんと成果にコミットさえできれば、スタートできると考えています。
石﨑さんだけでなく、既に大学3年生のインターン生が5人も事業責任者を担っているとのこと。若いうちから裁量を持ってチャレンジできるのがLimeさんの特徴のようです。
Limeが選ばれるのは裁量や働きやすさの自由
ー Limeさんは採用面でもうまくいっている印象ですが「ジョインされる方はどういった理由で選ばれるのでしょうか?」
まず多くの方は裁量面、働きやすさの自由、成長できる環境という方が多いです。
働きやすさの自由で言うと休憩時間でなくてもコンビニに行っていただいても構いませんし、前日にお休み連絡もOKですし、休みの日も自由に決めていただくことも可能です。
例えば1週間旅行に行くとかも自由にできるような感じです。
代表の考えとして、成果を出してくれれば働き方も自由を心がけるっていう文化があったりします。会社に炊飯器とご飯があるので買い物に行って調理して、ご飯炊いて食べてるようなメンバーもいたりします。そのくらい自由に働けるのはLimeの特徴ですね。
私も大学生なので学校に行きながら働いています。入社した当初は塾バイトをしていたので、集団塾で生徒に授業しながら、インターンと大学を行き来して生活するというようなことをしていました。その中で、Limeでは業務時間なども非常に柔軟にできたので、助かっていました。
社内の新卒採用のとらえ方
ー Limeさんといえばタイムライン投稿やウェルカム面談など全社で採用しているイメージですが「会社全体で新卒採用をどのようにとらえているのでしょうか?」
弊社ではそもそも新卒という区切りで多分メンバーは考えてないのかなって思ってます。インターンとして入社するのが新卒1年目になるという考え方をしています。
全社で採用に取り組むために、接点を増やすための全体報告会を開き、全員が集まる機会を作り、最終面接でも事業部の方に入っていただいて、現場の意思決定で入社させる仕組みを作りました。採用MTGも週1回の採用チームと事業部とのMTGを設置し、各事業部どんな人材が欲しいかやサポート体制など共有し合い連携をとるようにしていました。
こういった取り組みで、全社で採用するという意識が少しづつ定着していきました。
「ありのまま」をさらけ出して内定承諾につなげる
ー 母集団形成がうまくいった中で採用したい人材へのアプローチで工夫したポイントはありますか?
Limeでは、入社後の解像度を上げさせることを意識しています。上長との月初と月末の面談などの細かい面談の機会を設け、安心させる取り組みをしているのと給与や働き方などの聞きにくい部分はあらかじめお伝えするようにしています。
「インターン始める上で月どれぐらい稼ぎたいのか?」や「うちだったらこういう働き方すればこのくらい稼げますよ」など、過去の事例をお伝えしたりもしています。入社後のイメージや活躍するまでの解像度を上げることで安心させることを特に意識していますね。
会社のバリューとしても「ありのままをさらけ出せ」っていうのがありますので、うちは最初からオープンにしていきたいなっていうのはありますね。
今後は応募の質向上のためにさらに尖らせた訴求をしていきたい
ー 「母集団形成や採用がうまくいっている状況かと思いますが、今後はどこに注力していきたいですか?」という質問をしてみました。
応募の質を上げることが課題ですね。応募の質を上げるために求人を尖らせていきたいと思っています。うちの会社は結構成果のためにトレードオフしているメンバーが多いので、そういったところをよりリアルに伝えるっていうところで、共感してくださる方を探していきたいと思っています。
最初は求人を尖らせることに結構抵抗があったんですけどね、最初は結果ぐちゃぐちゃになっていましたが、最近ではいい求人もできてきたので、今後はもっと求人を磨きこんでさらに尖らせていって自社に合う人に来てほしいなって思っています。
会社としては役職につく人材を育成したいと思っているので、目標である10社で100億ってなったら子会社の代表だったりとか、責任者が必要になるので、会社全体としてレベル上げていきたいと思ってます。
チアキャリアの中でも既に尖った訴求を行っていたLimeさん。母集団の形成に自信を持ててきたからこそ、今後はさらに尖らせたいとのことでした。今後のLimeさんの自社の魅せ方に注目していきましょう!
おわりに
平均年齢22.6歳と若いメンバーの力で急成長してきた企業の背景には、採用の仕組みづくりやインターン生でも事業責任者に登用するなどの「裁量」に特徴がありました。
若いうちから自由にチャレンジしたい、成果を残したいという環境で働きたい人にはピッタリな企業ではないでしょうか。
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