INTRODUCT

今回は設立から11期連続黒字達成、新卒1期生募集を開始し、第二創業期を迎える株式会社 ZEN Integrationの井上 善貴社長にお話をお伺いしました。独学でプログラミングに励んだ学生時代を経て、システム開発会社の門戸を叩き、その後独立した井上社長に、
「新卒で未経験からエンジニアになることは可能なのか?」
「今のうちからやっておくべきこと、学ぶべきことはなにか?」
「どんな人材がエンジニアに向いているのか?」
をぶっちゃけてお話していただきました。
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1.ZEN Integrationはどんな事業をしているITベンチャー?

1.1 日本の様々な業界に携わっている

平塚ひかる平塚
IT企業の社長にぶっちゃけ話を聞いてみた!ということで、
今回は株式会社ZENintegrationの井上社長にお越しいただきました。
IT企業の社長にぶっちゃけてお話聞かせてもらう機会なんてなかなかないので、
学生を代表して色々とお伺いさせていただければと思います!
本日はよろしくおねがいします!
井上善貴井上
はい、こちらこそよろしくお願いします。
私もなかなかこういう機会はないのでどんなこと話そうか考えながら来ました。
平塚ひかる平塚
まずは自己紹介からお伺いさせていただいてもいいですか?
井上善貴井上
そうですね。
秋葉原でZENintegrationという会社をやっていてそこの代表の井上といいます。
会社自体は12年目になっていて、BtoB企業向けの業務システムを作っています。

大手鉄道会社のシステムだったり、
重機レンタルメーカーの企業さん、不動産会社の基幹システムなど、
業種問わずそれぞれの会社の中で使う業務のシステムというのは、
どんな会社のシステムであっても情報を入力、データを保管して、
それを分析して表示して、請求や発注してという流れは共通しているんですよ。
そこの業務を分析して、システム作って納める会社ってイメージしてもらえれば。
平塚ひかる平塚
簡単にお話お伺いしただけでも多岐にわたりすぎますね。
業種を並べてくとホントにキリががない。
逆にやらないって決めてる業種ってあるんですか?
井上善貴井上
やらないって決めてる業種はないんですけど、
同じシステム作るのに普通だったら1年かかるものを
「どうやったら半年で作れるか」
「どうやったら効率的につくれるか」
これを探求しているというのが特徴なんですね。
探求した結果、普段とは違うアプローチで実現することを提案し、
それを受け入れてくれる企業さんを対象にしているので、
業界問わず広くお付き合いさせていただいてます。
平塚ひかる平塚
それってお客さんからしたら願ってもない提案じゃないですか?
こうなるだろうなって予想をした上で予算を考えて問い合わせをしたけど、
こういう方法もいいですけど、こういうやり方もありますよ
って提案してくれるってことですよね。
すごい!
井上善貴井上
そうですね。よくあるのが、
「他社さんだとできないんだけど、ZENさんだったらできるかな」
って相談をもらって、
「うちだったらこういうやり方なら実現できますよ」
って形で提案が通ったことがあったりします。

1.2 大手企業でもIT業界なのに全くIT化されていなかった

平塚ひかる平塚
そういう提案をする文化になったキッカケとかあるんですか?
井上善貴井上
私自身、数学やプログラムが好きで大学に入りました。ただ、いざ入ってみると、既に自分が知っている内容を延々と教授が話しているんですよね。

特待生だったので学校からお金貰いながら通ってはいたんだけど、
それでももったいないなって思ってそれで1年のときにやめて、
前職のシステム開発会社の門戸を叩いたのが私のファーストキャリアです。


21歳くらいのときに、その会社から出向で行ったのが大手の某システム開発会社。30歳とか40歳くらいのベテラン技術者がいらっしゃったので、「いろんな数学やプログラムに関する知識を駆使してシステムを作ってるのかな」と期待したんですよ。

でも、実際に見てみたら左に書いてある設計書の内容を、
右側でプログラムで作るというより写すような作業をしてて、
「いやいやこれこれITの力があるんだから機械にやらせろよ」
って思ったのが一番最初のキッカケですね。
IT業界なのに全然IT化されてないなって思って。
【23卒新卒1期生採用のITベンチャー代表に聞く!】未経験からエンジニアは可能?今やっておくべきことは?ぶっちゃけインタビュー!

2.ZEN Integrationの設立は「やりたいことをできる環境の探求」だった

平塚ひかる平塚
めっちゃ面白いですね
それで今のZEN Integrationを起業されたんですか?
井上善貴井上
そうですね。
ただ、私実は会社作る前にそこの課長さんに飲みの席で
「もっとこうしたほうが良い!」って話したことがあるんですよ。

「設計書を転記するような仕事じゃなくて、
ITを駆使してシステムを作れるような環境を作りましょうよ」って。

もちろん話は聞いてもらえるんですけど、
「そういう夢もいいんだけど目の前の仕事をやってね」
って言われて変化を避けるって日本企業の体質を感じましたね。


それで「わかりました、じゃあ独立してから作ります」って言ったら、
「それがいいんじゃないか」って言われたんで今まさにそれをしてるって感じです(笑)
平塚ひかる平塚
めちゃめちゃ尖ってたんですね(笑)

2.1 ファーストキャリアで「3年で独立する」宣言?

井上善貴井上
当時はそうですねぇ。
実は大学1年のときにやめて会社にはいるときも、
「3年で勉強してやめて独立するつもりですけど、それでもよければ雇ってください」
って面接で言って入れてもらったんですよ。
平塚ひかる平塚
なんでその会社を選んだんですか?
井上善貴井上
近かったから。
平塚ひかる平塚
え~~~~!
井上善貴井上
近かったってのもあったけど、
その会社は当時、実務未経験者も歓迎してたってところもあったんですよ。
3年の条件をつけてたからそんなすぐOKいう会社ないだろうと思って、
正直何個か当たろうかなと思ってたんですけど、
そこで行った1つ目の会社で採用になってしまったんですよね。
平塚ひかる平塚
それを決断した社長さんも凄いですね。
井上善貴井上
そうですね。これを伝えたら二つ返事で「いいんじゃないの」ってなったんですよ。
ただ、「その代わり3年でやめるんなら全力で働けよ」って言われましたけど。

私の中では自分の能力を3年間で高めたかったから、
そこはコミットして3年間やりきるって決めて入って、
結局有言実行で3年半でやめて独立しましたね。

その当時も今もその社長にはすごいお世話になっていて、
今でもお仕事のやり取りさせてもらってるんです。
平塚ひかる平塚
素敵な社長ですね。
3年後にやめるってことがわかってる状態でも未経験からでも
採用を即決できるって。
井上善貴井上
確かにそうですよね。
自分も経営者側になったから想うこともありますけど、
なかなかこういう尖った学生さんっていませんし、
こういうタイプが10人に1人ぐらいでも来てくれたら面白いですよね。
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3. 新卒未経験からエンジニアになるのは可能?

3.1 IT業界は可能性に満ちている

平塚ひかる平塚
自己紹介聞いただけで今日のアジェンダ崩壊しました(笑)
めちゃめちゃおもしろいお話ありがとうございます!

それで今回のテーマなんですけど、
未経験でエンジニアできるところって探してたと思うんですけど
ぶっちゃけそれってなれるものなんですか?
井上善貴井上
なれるかなれないかで言えばなれますよ。
IT業界って変な話、PCひとつあれば仕事ができるという、
結構珍しい業種のひとつかなって思いますね。

昔の職人とかだったら3年修行してから~とかってあったと思うんですけど、
ITでいうと優秀な人ととPC一つで繋がることができて
情熱的なメッセージを送れば時間をもらうことだってできてしまう。

すごい可能性に繋がることができるので、
本気でやろうとさえすれば学ぶ方法はたくさん存在するんですよね。

3.2 必要なのは探究心や学習欲

平塚ひかる平塚
確かにそうかもしれませんね。
好きであれば自分で学ぶために行動するのもありますし、
学習欲とかがキーワードになってきますね。
井上善貴井上
本当にそのとおりです。
未経験の状態でも会社にはいることもできるし、
そこで成果を出せる人材に早くなることもできる。
IT業界はそれができるから面白いです。

ただ、結構勘違いしがちなのが、
「IT業界なら未経験でも活躍できる」って言っても、
コンビニでアルバイトをしてて明日からITやるわっていうほど、
気軽なものではないと思ってるんですよね。

ITってゲームとか、私たちみたいな業務システムとか、
AIのビッグデータ分析とかもあるし、
広く捉えるとデザイナーとかもITに入ってきます。

その中で
・自分にはなにが向いているのか
・そのために自分はいままで何時間努力してきてどんな成果を出してきたのか
・他の人ができないなにができるのか
っていうのは探求したり学習したりは必要になってくるかな。
それをやった上でだったら業界経験があるかないかは小さい話かもしれない。
平塚ひかる平塚
それがどんなクオリティかは別としてって感じですか?
井上善貴井上
行動をしていればクオリティは一定はクリアできると思っているんですよね。
平塚ひかる平塚
好きだったらまずやってるだろうって話ですよね。
井上善貴井上
そう!
やってたらある程度の成果はでるだろうってところ。
それで成果出てないってことは、もしかしたらやり方が違うのかもしれないですよね。
それはできる人からフィードバックもらったらいいんじゃないかな。
だから全然未経験でも道はあります。

3.3 技術の進化サイクルが早く「3年でもう古い」?

平塚ひかる平塚
じゃあ文系だろうが未経験だろうが好きだったらできるっていうことですね。
井上善貴井上
そう、関係ない。
好きな人って新しい技術とかが出たときに、
「お、なんだろう」って調べたりとかダウンロードして使ってみようとか、
なにかしら行動はしてるのはありますね。
平塚ひかる平塚
この業界ぐらいじゃないですか?
新しいことが出てくるサイクルが異常に早くて、
3年前に学んだことがもう古いって言われるような業界って。
井上善貴井上
そうですね。
ホントに最近早くなってて。
私昔からプログラムいっぱいやってたっていいましたけど、
今ほんとに1年目の新人でガリガリ勉強してる人がいれば、
たぶんプログラミングの知識では私、負けます。。


私はもう経営とかにも時間を使ってるから、
毎日プログラミングに時間を投資してる人には、
ついていけない可能性は全然ありますね。
それぐらい変化が早い業界ではありますね。

マンガが好きな人って徹夜で朝までマンガ読んでても、
それを嫌な感じは出さないじゃないですか。
ニコニコしながら「気づいたら朝になってたんだよね」って感じで。
そういう感じで「ITの技術面白いな!こんなことできたよ!」とかって、
そういう意欲のある人が伸びていくんだろうなって思いますね。

4.これからエンジニアを目指す人が「今やっておくべきこと」は?

4.1 IT業界のトレンドを追いかける

平塚ひかる平塚
これから勉強しようと思ってる人とか、
スキルめちゃめちゃつけたいって思ってる人に、
「今やっておくべきこと」ってありますか?
井上善貴井上
最近のトレンドは見たほうが良いかなって思ってて。
例えばクラウドが流行りだしたときにそこってどんなものなのか調べてみたり、
最近だとAIってところで機械学習、ディープラーニング、Python。
「そういったものがなんなのか」
「世の中で求められている言語ってなんだろうか」
最近だとPythonがきてますけど、
業務システム作るっていう点ならJavaが主流な言語になってますし、
ライトなもの作るならPHPだねってなります。

そういった色々知った上で自分はこれを学んでいこう、
どれを自分がやっていくのか、
そんな感じで取り組んでいくといいかなと思いますね。

4.2 成功してる人に聞くことは重要

平塚ひかる平塚
今のお話の中で出てきましたけど、
わからなかったら成功してる人やできる人に聞くのはオススメなんですね。
井上善貴井上
そうですね、早い!
昔は辞書みたいなものがあれば、それを暗記すれば勝ちがあると思われてたけど、
5年前に作られた辞書はもうIT業界だと古いってなってしまうので、
それを暗記するよりも今の流行を聞くほうが成果が出やすいかなって思いますね。
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5.今後のZEN Integrationのビジョンや方向性

5.1 エンジニア人材の教育

平塚ひかる平塚
なるほど~。
今までめちゃめちゃおもしろい話をお伺いしてきた中で、
IT業界の中で半年かかることを3ヶ月でできるようにしようとかって、
やり方自体を変えるとかって特徴のお話をしていただいたじゃないですか。
今後ZENさんってどういう事業展開していこうとか、
こういう会社にしていこうとかってビジョン
ってどんなこと考えられてるんですか?
井上善貴井上
日本ではここ10年20年ずっと言われているんですけど人材不足なんですよ。
優秀なIT技術者の人材が不足しているって言われてて。

日本の人口ピラミッドの構造上、
ほっといたら技術者が増えるって構図じゃないんですよね。
なにか新しい試みをしていかないと、今の状態は改善されずに悪化していくので。
そこに対するメスをいれていきたいなって思っています。

具体的な話でいうと、
能力が優秀な技術者が不足しているっていう状態なのであれば、
まずは今現在では知識の不足している人材を、
どうやったら優秀だと言われている成果を出せる人材に育てられるかっていう
教育にも力を入れていますね。
実際に法人向けのITスクール事業も開講しています。

それでも、1万人教育したら1万人がすぐに優秀な人材になるってわけでもないので、
そういうまだ成長段階の人が高い成果を出せるようにITの力を使って、
別のアプローチも進めています。

私達でいうと、システム開発を効率化させるための自社製品を開発して、
1年目の技術者でも業務に耐えうるようなしっかりとしたシステムを作れる補助をする、
そんな「システムを作るシステム」の事業展開も進めていますね。

6.ZEN Integrationにはどんな人がマッチする?

6.1 本質的な価値への探究心を持っている人

平塚ひかる平塚
今お話いただいたビジョンを実現するために、
ジョインしてきてほしい仲間やターゲット人材ってどんな人になってきますか?
井上善貴井上
もちろんその分野に興味関心があったり、
そのための勉強をしてるって人が活躍してくれるかなとは思ってるんですが、
どちらかというとその土台の部分を重視していますね。

本質的に価値があることってなんなんだろうとかって探求してる人
こういう人のほうがZENの風土には合うかなとは思います。

わたしたち「夢実現企業」ってキーワードを出させていただいているんですけど、
やりたいことを実現できる環境をみんなで作っていこうよって考えてなんです。

勘違いされるのは「ZENに入ればやりたいことができる」って思われるんですが、
そうではなく、やりたいことをするためにどうやったらつくれるか、
そこを探求する仲間を集めていますね。

やりたいことをやるためには、やりたくないことも惜しまないとかっていう、
挑戦・行動できる人がマッチしますね。

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まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は株式会社ZEN Integration代表取締役社長の井上様に
『未経験からIT業界を目指す』という新卒学生さんの視点で、
色々とインタビューさせていただきました。

この記事が参考になったというエンジニア志望の方も、
いらっしゃるのではないでしょうか?

そんな株式会社ZEN Integrationさんは、
第二創業期として、自社サービスの開発事業や教育事業をさらに強化、ここから飛躍していきます!

『やりたいことを実現するための環境を探求する』
このワードに共感できる方はぜひ説明会に足を運んでみてください。

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