株式会社ネクストビート
東大・DeNA出身CHROに問う「結局、ベンチャーで新卒が持てる裁量なんて机上の空論じゃないんですか

2021.02.19

東大・DeNA出身CHROに問う「結局、ベンチャーで新卒が持てる裁量なんて机上の空論じゃないんですか

澄川 恵美子(すみかわ えみこ):ネクストビート 執行役員 CHRO/CHO
東京大学大学院医学系研究科卒。在学中はラオスにてJICA(独立行政法人 国際協力機構)と発展途上国の支援に携わる研究を行う。2011年ディー・エヌ・エー(DeNA)へ新卒入社。事業開発や新卒採用、アプリマーケティングを担当した後、2015年同社を退職。2016年株式会社ネクストビートへCHRO(チーフ・ヒューマンリソース・オフィサー:最高人事責任者)として入社。2018年よりCHROに加え、CHO(チーフ・ヘルス・オフィサー:最高健康管理責任者)として健康経営責任者も兼任。


「人事の言うことは信じるな」ベンチャーの大企業化を見抜く方法ーDeNAを退職された理由はどこにあったのでしょうか?
澄川:「フェーズが変わった」ことが大きいと思います。2011年のDeNAに入社当時は、売上高1,000億円を初めて突破した時です。まさに拡大期に突入したばかりの頃で、色々なことを経験させてもらい、担当業務については「社長よりも考え抜く」というスタンスでやりきった自負があります。しかし、退職を決めた2015年頃は、社員数も入社当時の3倍近くになり、「大企業化」していると感じました。
ーDeNAの組織フェーズが、ベンチャーから大企業に移ったと。では、こうした「ベンチャーの大企業化」を学生が見抜く方法はあるのでしょうか?
澄川:一つ目は単純に社員数です。社員が10人の会社と100人、1000人の会社ではやはり階層の数が違うはずです。
それに伴い意思決定までのスピード感や、裁量権の大きさも異なると思います。
二つ目は「全社に影響を与える」大きな意思決定をする際に、最終意思決定権を誰が持っているのか、その意思決定者まで何階層あるのかを確認することです。
ベンチャーの大企業化を見抜くコツ
• 社員数と意思決定の階層数は基本的に比例する。
• 大きな意思決定が下されるために何階層あるのかを確認する。
一般的には、リーダー、マネージャー、管轄役員、経営会議、の4階層くらいかと思いますが、弊社くらいのベンチャーですと若手社員の直上司が最終決定権を持つ役員であることが多いため2階層となります。スピード感や柔軟性が圧倒的に違うと思います

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この投稿の著者
高野 麻奈未
高野 麻奈未
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