サポート行政書士法人
定時退社は時間との闘いである

2016.06.15

定時退社は時間との闘いである

相変わらず定時退社推進運動を続けている日々ですが、
この「定時退社」について、様々な意見を聞くことが多くなってきました。

みなさんは、「定時退社」と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか。

なんとなく、一般に「定時退社」というと、

長時間仕事をしたくない、早く帰りたい、ゆえに定時退社、

という図式が成り立つようで、こういったモチベーションの人に対して、「仕事を頑張る気がないのか」「働くのが嫌なのか」と、マイナスイメージを抱く人も多いようです。

上記のようなマイナスイメージが普及している日本では、定時で帰ることは「悪」であり、遅くまで会社に残っている人が「善」という考え方から、なかなか抜け出せない人も多いのではないでしょうか。

私は、定時退社というのは、時間というルールをしっかり守れるか、というタイムトライアルの闘いであり、己の仕事の手腕を示すものだと思っています。

仕事がしたくないから早く帰るのではなく、定時という時間内でいかに仕事を終わらせるか、自分の仕事プライドをかけて臨む闘い。
終わらないからといって時間を引き延ばして良い、と自分に甘くなっていては、いつまでも仕事は早くなりません。

正直、仕事が沢山ある中で、毎日定時で終わらせるというのは、相当の根性と時間感覚がないと成せない業です。

しかし、テストだったら、時間外に鉛筆を動かしていたら失格ですし、期限のある申し込みも、時間を過ぎたら無効になってしまいますよね。

定時を守るというのは、そういうことだと思っています。
以前、「日本人は、開始時間には厳しいのに、終わりの時間にはルーズなことが多い。それは、立派に時間にだらしないのと同等である。」という記事を読んだことがあるのですが、
私も全くその通りだと思っています。

「残業がない」のではなく、残業を作らないように仕事をさばく。
「定時退社できる」のではなく、時間を死守するという強い気持ちと矜持を持つ。これが、定時退社ということなのだと思います。
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