【コロナ禍最新】22卒就活生の動きと今後の予測データ

採用市場・動向

【コロナ禍最新】22卒就活生の動きと今後の予測データ

コロナ禍において採用市場は大きく変化しました。

21卒の採用が終わり、22卒の採用が盛り上がりを見せる中で
21卒の動きの振り返りと、22卒のすでに動いているデータがあれば
今後の採用戦略の精度をより高いものにできるはず。

大きく学生の動きが変化する中で、その変化しっかりと把握した上で
変化に柔軟に対応していく必要性があります。

コロナ禍でオンライン対応を必然に迫られる中、
コロナ禍での就活生のリアルデータを2021年1月に調査した
CheerCareerユーザーアンケートを元に分析していきたいと思います。

【コロナ禍最新】22卒就活生の動きと今後の予測データ

コロナ禍での21卒の動き

まず、21卒の就活生の動きを見ていきましょう。

企業から内定を受けた時期(21卒)

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内定を受けた時期は圧倒的に20年6~9月が多いというデータに。
緊急事態宣言明けに内定が集中したことが大きな要因であると予測。

内定承諾の意思決定をする・した時期(21卒)

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内定を受けた時期と同様に圧倒的に20年6~9月が多いというデータに。
時期は問わず通年でいい会社があれば承諾するという傾向の高まりもコロナの影響が出ているように思います。

内定がでた後、就活を続けるか(21卒)

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内定出たあとも就活を続けるかどうかは87.9%が「満足すれば、就活を終了する」とあります。
つまり、競合より納得感の得られる形で早めに内定を出せば、
いい人材を採用できる確率が上がるということ。

納得感・安心感の得られる内定までのフロー設計などがより重要なポイントに。

コロナ禍での22卒の動き

では2020年1月の調査地点までで22卒はどのように動き、
今後どのように動く予定をしているのか見ていきましょう。)

コロナの影響で志望職種や志望業界に変化はあったか(22卒)

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 志望職種や志望業界への変化は
「とてもあった」と「ややあった」が合わせて37.5%
 かなりの割合で職種や業種の選択に影響を与えている結果が浮き彫りになりました。
まさに、不景気でも安定した成長をみせる成長産業や業界への期待感のふくらみや
柔軟にオンライン対応を進めることのできた業界に人気が集まる傾向はあるようです。

コロナの影響で希望する勤務地に変化はあったか(22卒)

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希望する勤務地に関しては
「とてもあった」と「ややあった」が合わせて31.5%
こちらも高い水準でコロナの影響はあったということが読み取れます。

大学の授業がオンライン化したことにより、
都心の大学に進学した学生が地元にある実家で授業を受講するという
コロナならではの事象から、これを機に地元就職を両親から推奨されたり、検討する学生も増えている、と
日経の記事でも注目されていましたね。

理想の働き方について(22卒)

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「一部リモートワークを希望する」が78.1%という結果に。
コロナ対策をしっかりしているかどうか、を
企業を選ぶ上での指標で重視するというアンケート結果を
マイナビ さんが以前発表していたこともあり、
もう少しオンライン出社を希望する学生が多いかと予測していましたが
意外や意外、たったの6.3%というデータに落ち着きました。

オフラインでの出社を希望する学生は15.6%と
低いデータからもオンラインとオフラインの
いいとこどりのハイブリットな働き方が
求められているということですね。

インターンを探した時期(22卒)

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インターンを探した時期は早期の5月よりも前が多い!
一番多いのはサマーインターンと言われる6~9月が66.1%
つまり、インターンを募集するなら早期のタイミングが有効。

それ以外の大手就職サイトで呼称されるオータム・ウィンターインターンシップなどの時期は
完全に採用に直結する説明会やセミナー、面談などに人気が集中しているということもデータで見て取れますね。

説明会に参加し始めた時期(22卒)

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説明会も早期から参加している学生が多く
インターンではなく、説明会という告知も有効になっているという傾向が読み取れました。

面接を受け始めた時期(22卒)

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面接も年内の動きがかなり活発化しています。
全体的に期間ごとに、説明会や面接など詳細な住み分けをせずに
通年採用のような動きを見せているような動きもこれらのデータから見えてきます。

コロナ禍での22卒の動きと予測

就活戦線の見方(22卒)

【コロナ禍最新】22卒就活生の動きと今後の予測データ

非常に厳しくなる、やや厳しくなる
を合計して95.8%が買い手市場を意識しています。

21卒の先輩就活生の市場よりもより厳しい状況になるということを
想定して動いている就活生が多いので
より学生の早期からのアクティブな動きがデータでも読み取れたのかと推測できます。

現状の内定状況(22卒)

今まで早期の学生の採用を意識したアクティブな動きをお伝えしてきましたが
安心してください。

【コロナ禍最新】22卒就活生の動きと今後の予測データ

77.1% という8割近いチアキャリア ユーザーが内定をまだ保持していないと回答しています。
まだ就活をしていないという学生もいますので
現地点での22卒の内定率は15.7%という結果に。

内定承諾の意思決定をする時期(22卒)

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内定承諾の意思決定の予定時期に関しては
時期問わず通年、納得する会社があれば
就活を終了するという意見が大半。

ついで21年の4月〜6月、7月〜9月が多いということからも
これからの時期での出会いこそ非常に重要であるということが言えます。

22卒就活生の動きと今後の予測データまとめ

いかがでしたでしょうか。
個人的に肌感覚で感じていたことでもありますが、通年採用という動きに注目しています。

21卒の採用市場はオンラインコミュニケーションが増えたこともあり、
1対大人数の説明会などの対応が難儀になった影響もあり
相互コミュニケーションを図るために1対少人数、または個別でのコミュニケーション増えました。

そのため中途採用のような、個別対応でいい人から応募があったら説明兼面談に案内するという
企業も非常に多く見受けられました。

学生からのアンケート結果でも読み取れる通り、
いい会社があれば時期問わず内定承諾就活を終了する、という意見を持つ学生が多いということは
同様に企業の動きも通年採用を意識した動きがより加速する可能性もあると考えています。

やはり今回のような最新の調査結果をスピード感持って
企業にお伝えしていくことが大事だと考えておりますので
今後も最新調査結果を分析して予測を経て、皆様にお届けしていきたいと思います。

今年はオンライン採用を柔軟に取り入れ
地方の企業で月3万円のプランで新卒40名、中途3名採用した企業様もいらっしゃいます。

21卒、22卒、23卒、インターン、第二新卒の募集にご活用いただけるので
ぜひチェックしてみてください。

YouTubeの方でも22卒就活生の動きについて解説した動画をアップしていますので
もっと詳しく知りたいなと思った方は、下にあるリンクからご視聴できます。

《就活生必見!》22卒生、就活動向の緊急アンケート結果!!【チアキャリア平塚】
https://youtu.be/qJtePI5CK1k

▼CheerCareer(チアキャリア)へのお問い合わせはこちら

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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