INTRODUCT

人材系ベンチャー企業に興味をお持ちの就活生も多いのではないでしょうか。
しかし、ひと口に人材業界×ベンチャーと言っても多くの企業が存在し、どのような企業に入社するかによって付けられる能力やキャリアが変わってくることがあります。

そこで今回は、新卒入社から有名人材企業の成長期を経験され、その後株式会社ミライユを創業し、エッセンシャルワーカー支援事業を展開する岡田社長にお話を伺いました。
人材系ベンチャー企業の全フェーズを経験し、ご自身の会社でも新卒採用を積極的に行われている岡田社長。この対談は、人材系ベンチャー企業を目指す就活生が知っておくべきことが盛り沢山の内容になっています。

この記事を読めば、
・人材系ベンチャーはどういうものか
・人材系ベンチャーでは実際にどういったキャリアを進んでいる新卒がいるのか
・人材系ベンチャー見るときのポイント
がわかりますので、是非最後までお付き合いください。

平塚:まずはじめにチアキャリアからの新卒採用実績をお願いします。

岡田:チアキャリアからの新卒採用実績は

2018卒
8名
2019卒
4名
2020卒
7名
2021卒
5名

平塚:数ある求人サービスの中、チアキャリアを利用いただいている理由はなんでしょうか?

岡田:学生の志向性が圧倒的にベンチャー向きだからですね!ミライユとも非常にマッチすると感じているので利用させていただいてます。

平塚:ありがとうございます!

1、人材系ベンチャー企業の違いは何?特徴と見分け方


平塚:人材業界のベンチャー企業とひと口に言っても様々な企業がありますよね。

岡田:はい。前提として、目指す方向性とカルチャーが合えば大手人材企業に入るよりは満足度が高いと思います。ただ、その中でもどんな違いがあるのか、どんな人がマッチしやすいのか考えることは重要ですね!

平塚:人材系ベンチャーの特徴について学生さんにわかりやすくお伝えしていくために、

①フェーズ(どのくらいの規模の企業か)
②対象とするマーケット(どんな業界、どんな人材を対象としているか)

この2つの観点からお話していければと思います!

1ー①、人材ベンチャーのフェーズによる違い

平塚:岡田さんは、医療介護業界人材事業を展開する株式会社エス・エム・エスの成長期を経験されてますよね?入社されたときは何名くらいの規模だったんですか?

岡田:私が面接を受けていたころは100名いないくらいの規模でした。私が退職するときは2000名規模まで成長していましたね。

平塚:すごいですね。その後ミライユさんを創業されているとのことで、人材系ベンチャーの0→100をすべてご経験されているということですね!
人材ベンチャーの中でもフェーズによる違いはあったりしますでしょうか?

岡田:フェーズの違いはかなりありますね。企業のレイヤーごとに必要な人材って完全に違うと思うんです。スタートアップ〜ミドルベンチャーくらいだと自分からガンガン仕事を取りに行って、成果出せばポジションがあって、良くても悪くても自分の責任。 上の人にも尖った意見を言いまくるみたいな人たちがコアメンバーだったので、そういった人たちが重宝されますよね。

徐々に組織規模が大きくなると、事業の全体像が見えなくなってきますね。私はマーケティングの責任者みたいなことをやっていましたが、昔であれば、集客した求職者の方の情報が現場でどう使われていて、 どう売り上げに貢献していてということが見える状況だったのが、組織が大きくなると、どうしても目先の数値目標を追って集客することが増えてきました。

営業側のメンバーとは違う数字を追っていたりと同じ会社なのにメンバー個人や部門単位では違うことを目指していて、会社の規模感変わったなと感じましたね。

平塚:なるほど。組織が大きくなるにつれて必然的に業務が細分化していくんですね。

岡田:自分の貢献度が見えにくくなっていくけど、会社としてはKPIを追っている人が正解みたいなことになっていくんですね。するとちょっとだけみんながサラリーマンっぽくなっていって、突然会社を伸ばしたい!とか職域が超えて頑張りたいという自分の方が少数派かも?と感じるようになりましたね!

平塚:メインで活躍されていた人材が異端になっていくのですね!

岡田:異端になっていくと、会社のことはめちゃくちゃ好きだけど「もしかして、自分がいることが会社にとってプラスじゃないかも?」と思うようになって、それが会社を辞める潮時かなと思いましたね。ただそれ自体は組織の成長には必要なことだと思います。

平塚:規模が大きくなると「Theベンチャー人材」の割合が綺麗に下がっていくということですね。

岡田:本当にそうだと思います。でもこれは、どこの会社も必然的に起こることで、特に就活生のみなさんがみられている会社だと。
ただ、そうやって企業が急成長していく中で変化を起こせる人って上のレイヤーの人だけだと思っていて、変化を起こす側にいられるのか、起こされた変化についていかざるを得ない側にいるかでストレス値が大きく変わってくるところですよね。
つまりベンチャーに入るということは、上に行く覚悟がないとどこかで会社を止めるタイミングがくるものだと思います。

平塚:つまり、どのフェーズにある企業なのかによって必要とされる人材の性質が変わる。
そして、現状は小さい企業でも成長過程で、変化を起こせる側に入ることが重要になってくるということですね!

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1ー②、人材ベンチャーの対象とするマーケットによる違い

平塚:対象とするマーケット(どんな業界、どんな人材を対象としているか)によっても違いが出てきます。人材というとホワイトカラーの総合職や新卒採用総合職などをイメージされる方も多いかと思いますが、既に市場のシェアを持っている大手が強いです。なので実はベンチャー企業はそことは変わったアプローチを持っていることが多いです。

岡田:そうですね。後発で革新的な事業が多いのでそこも注目ポイントかと思います。
事業の背景にはその会社の理念やビジョンが詰まっているので、その裏側までを汲み取って企業の違いを把握できるといいのではないでしょうか。

平塚:そうですね!今回はミライユさんを例に考えるきっかけを提供できればと思います。
ミライユさんの事業内容についてお聞かせください!

岡田:はい。ミライユは少子高齢化という社会課題を解決するアプローチとして、エッセンシャルワーカーの人材紹介事業を行っています。
※エッセンシャルワーカーとは、日常生活における必要不可欠な仕事(エッセンシャルサービス)を担う労働者のこと

ミライユが特に問題意識を持っている部分が「低所得者若年層の貧困化」と「シニア層の就労」です。
若い人たちが働きたいけど働けないからお金がなくて結婚や出産をできない、老後の働き口がなく困窮している、という生活の選択肢の狭さを抱えている方に対してお仕事を紹介します。
・働きたいけど働き口が見つからない若者にスキルや仕事を提供する
・シニア層が老後を自分でお金を稼ぐ力をつけていく機会を提供する
求職者側はこの二つの領域を戦おうとしています。

対して企業側は、エッセンシャルサービスを提供する企業様です。
少子高齢化により生産年齢人口が減っていくと、人は年収が低くきついと言われている領域から減っていきます。
それが飲食、物流、警備、タクシー、医療・介護などを中心に起こっており、人材不足が深刻化しています。

世の中に当たり前に存在して、僕らが当たり前に享受しているサービスから人材が減っていってしまって、当たりまえに守られている便利や安全が失われかけているという現状があります。私たちはそこに人材を新たに供給することで、未来のあたりまえを守るというのがミッションで、その結果必然的にタクシーや物流、警備などの人材紹介サービスという形になってきますよね。

平塚:なるほど。ミライユさんは各業界の問題を解決するというよりは、社会課題のアプローチ方法として人材サービスを行っているんですね。意外でした。

岡田:特定の業界で人材事業をやるとなると、業界のターゲットになる人材を獲得してマッチングさせるという世界観になると思いますが、私たちは若年層・シニア層で仕事したいけどできない人ってどういう仕事ができるかと考えてやるので、その前提条件から業界を広げて行っているんです。

平塚:未経験者をその業界に入れていくということなんですかね?

岡田:そうですね。それをすることで従事者数自体を増やしていくところが私たちの付加価値です。私たちがアプローチする求職者さんは7割以上が業界未経験で、これは人材の事業として難易度めちゃくちゃ高いんですよ笑
職のない未経験者でも働くきっかけをつくるために、ミライユでは複数の業界にアプローチしています。

平塚:驚きました!難しいことにこだわってやられているんですね。
業界ごとではなくエッセンシャルワーカーという切り口で、事業をされているのが非常に面白いですし、他にはない価値になっていますね。

岡田:ミライユは「みんなが羨むミライをつくる」という理念のもとに、社会課題をビジネスで解決していくというのが会社のコンセプトです。なので現状は人材紹介の会社に見えるかもしれませんがそこに特化しているわけではないです。
エッセンシャルワーカーを助けるという課題解決は、人材事業だけでは難しいと思っていまして、若者に対して教育、資格取得やキャリアアップの仕組みを形にしてIPOまでもっていくというのが中期的な目標です。

平塚:ひと口に「人材」と言っても企業によってフェーズと対象とするマーケットが大きく異なりますね!そこには企業の理念やビジョンが大きく関わっているので、「人材系ベンチャー」を見るときは要チェックです。

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2、人材系ベンチャー企業を目指す人の2タイプ

平塚:人材のベンチャー企業受ける人はどんな人が多いですかね?

岡田:私は大きく2タイプだと思います。よく選考でもお会いするのが、

①人材業界に興味×ベンチャータイプ
人材業界に興味があるが、大手の選考を受ける中で、大手企業ではないかもと考えている人

②人材業界で新たにサービスを生み出したいタイプ
特定の領域で人材をやってみたいとか、既存で近しい領域人材はあるけど自分のやりたいコンセプトやアプローチとは一致していないこれを自分でつくってビジネスオーナーとしてやっていきたいと考えている人

平塚:たしかにこの2タイプはありますね。特に①が多いのではないでしょうか?

岡田:そうですね!ここは学生さんの「人材ベンチャー」のイメージと自分たちがやっているベンチャーのギャップを感じるところですね。ベンチャーで規模が小さいから目をかけてもらえるとか、人間関係がいいからと誤解されている方も多いです。

本音をいうと人材の小規模なベンチャー企業に合っているのは②の方々だと感じています。実際、ミライユのメンバーでも活躍しているのは②のタイプが多いです。後ほどメンバー紹介します!

平塚:小規模人材ベンチャーには②の方を求めている企業は多いですよね。ただ①タイプの方も企業理解を進めていき、②に変わっていくことも大いにあり得ることですよね。

岡田:もちろんです。そのためにミライユでは面談ではキャリアについてお話する中で、自社はもちろん企業の内情までお話するようにしています!

平塚:自己分析の中でははっきりとしていなくても、選考の中でキャリア設計ができることもあるので、まずはしっかりと情報収集をすることが重要になってきそうです。

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3、人材系ベンチャーでの新卒のキャリアステップはどんなもの?

平塚:人材系ベンチャーでの新卒のキャリアステップはどんなものになるのでしょうか?

岡田:配属により求職者側なのか法人側なのかの違いはありますが、基本的には最初は営業職が多いですよね。
その後のキャリアパスについては企業のフェーズや、企業ごとの文化などによって変わってくるところだと思います。

平塚:なるほど。ではミライユさんでは新卒メンバーのキャリアはどういった設計になっているんでしょうか?

岡田:人材紹介のオペレーションだけやってしまうと、新卒のキャリア形成って難しいと思うんですよ。チームマネジメントでチームの大きさをあげていくしかないという風に先がなくなってしまうことが多いですよね。
なのでミライユでは新卒メンバーが結果を出したら、その後3つのキャリアプランを提示しています。

①チームリーダーになる管理職になるプラン
結果を出した部署で2〜3人のチームを管轄するプレイングマネージャーとしてマネジメントを行います。その先には、複数チームを管理するプレイングをしないマネージャー、事業責任者とつながっていきます。

②業界を変えて職種のスペシャリストをめざすプラン
人材紹介を極めていきたいという人に対しては、業界を変えてスペシャリストを目指して行く環境を提供します。管理職スキルはつかないが、求職者の方に対してどんな求人でも提供できるミライユの業界をまたいだエッセンシャルワーカー支援の体現者として事業のシナジーを生む役割です。コア人材として管理職と同等の扱いをしています。

③マーケターや新規事業などの事業サイドにまわるプラン
起業したい事業をつくりたいという方に対しては、新規事業をつくるときにジョインしていただくかマーケターになるか人事として活躍するかなど、事業家としての経験を提供しています。

といった3つ用意していて、3年くらいでどれかのプランでキャリアを広げていけるように設計しています。
これらは普通は会社側から打診してやらせることが多いんですけど、ミライユでは、会社側が基本的にメンバーの選択に可能な限り合わせています。

平塚:それはメンバーファーストな非常に珍しい人事制度ですね!大変ですね。

岡田:経営する側としては非常に大変です笑
これは否定されることも多いんですけど、私は会社は所詮学校だと思っていて、卒業できる人は外に出ていけばいいし、中で学びがある人はずっといたらいいし、学びがあるように箱を大きくしていくのが社長の仕事だと思っていますね。
そういった考えから、メンバーのやりたいこと優先でやっていますね。

平塚:大変ですね。非常に参考になりました!こういった環境を提供できる会社さんを学生さんは求めていると思いますが、ミライユさんのようにキャリアを作っていきやすいベンチャーの特徴はありますか?

岡田:ポイントは2つあると思います。

・成果を出しやすい市場や領域で会社が戦っているかどうか
・成果を出した後のキャリアステップの設計ができるか

まず成果を出すことが前提になるので、成果を出しやすい環境で事業をしっかりと推進している企業なのかが重要です。そして、成果が出せても3年も5年も同じ仕事しかない場合はこういったキャリアは作れません。成果を出した後に権利が与えられるところも重要になってきますね。ここは経営者の考え方なども踏まえて、社員に聞いてみるといいかもしれません。

平塚:非常に有益な観点ですね。確かにベンチャー企業でキャリアを作るためには、「成果」は必要不可欠です。それを出しやすい環境でしかるべく努力をする。そしてそれが認められる環境を見つけることが重要ですね。

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4、1年目トップセールス,2年目事業責任者!? 人材系ベンチャーで活躍するメンバー紹介

平塚:チアキャリアから採用されたメンバーで、大活躍されている方がいらっしゃるとお聞きしました!

岡田:新卒で警備の人材紹介部門に入って、速攻で結果を出して2年目までにチームリーダー→事業責任者まで行きましたね。

その事業部を後任に引き渡して、現在は法人向けのソリューション営業を私と共に担当しています。彼は将来的に起業したいとうビジョンがあるので、企業側も経験する必要があるということでアサインすることになりました。今後は事業を立ち上げていく経験を積んでいただくことを考えています。

平塚:すごいですね!彼らのように人材ベンチャーで活躍できる人の特徴って何かありますか?

岡田:思考が全然違いますね。彼らに共通しているのは、将来独立するという目標があって、自分の人生に線を引いてそこから逆算して短距離走で頑張れるというのが強いんですよね。
2人とも、当初は人材系に全く興味なくミライユに入ってきている子たちです。

平塚:そうなんですね!非常に面白い結果ですね!記事をご覧の学生さんにも参考になるのではないでしょうか。

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最後に

平塚:最後に人材ベンチャーに興味を持つ学生さんにメッセージをお願いいたします。

岡田:いまの段階で将来像を決めなきゃと焦りを持っている方も多いかもしれませんが、無理に自分に向いてる向いてないだとか無理にキャリア設計しなきゃとかしなくていいと思うんですよね。新卒の方のキャリアは無限ですし。その漠然とした将来像やその可能性を広げてあげるのが会社の役割だと思っています。なので、いまのこの瞬間漠然とでもいいので「私は成長したいんじゃ」という思いを少しでも持っていることが大事かなと思います。

その中で就職活動に迷っている方がいたら、うちに興味を持ってなくていいので、1回面談おいでよと思いますね!
私もこのスタンスで将来について相談乗りますし、うちは必要に応じて全社員に会えますし、そこで行きたい方向性が定まればいいなと思います。その中でたまたまミライユに入りたいと思っていただけたら嬉しいですね。

ミライユは若年層向けのサービスを正しく提供するのがミッションですので、採用の面でも責任を持ってアドバイスします。本当に気軽にきてください。

平塚:ありがとうございました!

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