複数の内定から入社する1社を決める方法

自己分析

複数の内定から入社する1社を決める方法

皆さん、こんにちは。

今日は内定をもらった企業の中から入社する企業を絞り込む方法について書いていきます。
まずは内定を既に獲得された皆さん、おめでとうございます!
おめでたい一方で内定を獲得された方の中で、どの企業に入社すれば良いか悩んでいらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

半分以上の人が複数の内定を取得している

実際、リクルートの2021年卒対象の就職プロセス調査
(https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/naitei_21s-20201211.pdf)
によると、60.6%の学生が2社以上の内定を持っているそうです。

内定2社が26.7%、3社が18.7%とつづき、学生は平均で2.25社の内定を獲得しているという結果が出ています。
就職活動を頑張ってきた皆さんによっては嬉しい悩みですが、今後を左右する大きな岐路となるため後悔しない選択をしていただきたいです。

そんな複数内定を獲得したけれど、どの会社に入社しようか決めきれなくて悩んでいる皆さんに向けて以下の流れで書いていきます。
1つの企業に絞りきれないお悩みパターンとその解決ポイント3つ

悩みを解決するための具体的な決定方法

悩んでいる理由はなんとなく分かっているけどどう対応すればわからないという方は決定方法から読むのでも大丈夫です。
気になったところから読んでみてください。

1つの企業に絞りきれないお悩みパターンとその解決ポイント

それでは、まずはお悩みパターンとその解決ポイントを3つ書いていきます。

①入社後の自分の姿をイメージできていないパターン

内定を獲得されている皆さんは、きっとしっかりと企業分析を行なっていたのでしょう。
就職活動のエントリー前の活動として業界や企業の情報収集をしっかり行なっているからこそ希望の業界や職種、企業を見つけて受けられているのだと思います。
それはとても素晴らしいことなのですが、その企業から内定をもらうことが目的となってしまっていたのかも知れません。

この企業に入りたい、この企業で働きたいということがゴールになってしまうと内定をもらったことでゴールに到達してしまったことになります。
頑張って内定獲得を達成した自分を褒めつつ、入社後にしたいことは何かをじっくり考えていくことが良いでしょう。

②企業のデメリットを見ていなかったパターン

エントリーや面接などの選考段階の際には、面接官へアピールするために企業の良い部分を一生懸命探していたかと思います。
企業のこんなところに惹かれた、競合他社と比較してこの企業はここが優れているなど、企業の良い部分(メリット)に焦点が向いていたのではないでしょうか。

アピールするためには他の学生とは異なる視点や被らない意見も必要になるため、上記ができた皆さんは鋭い洞察力を持っているに違いありません。
内定を獲得したいま、今度はその洞察力を企業のデメリットにも注いでみるのが良いでしょう。

③自分の軸が決まっていないパターン

内定を複数獲得された皆さんにとっては少ないパターンかも知れませんが、自分の軸が決まっていないというパターンもあり得ます。
自己分析や企業分析をやりきれず、軸が決まっていないままエントリーを行なって内定まで進んでしまう場合です。
ここまでの過程に満足できていない方もいらっしゃるかも知れませんが、内定獲得という結果は変わりませんし皆さんの努力あってのものです。

もし結果までの過程に満足行っていなかったとしても、内定獲得から内定受諾までの過程で全力を尽くしましょう。
皆さんの努力で勝ち取った内定ですので、後悔しないような選択をするべきです。

悩みを解決するための具体的な決定方法

パターンと解決ポイントを掴んだところで、次は1つの企業に絞り込む具体的な方法をご紹介します。
方法は以下の2つです。
悩んでいる企業を視覚的に比較する
社員の方に会う

できれば上記どちらの方法にもトライしてみて欲しいです。
順番に詳細を説明していきます。

悩んでいる企業を視覚的に比較する

これは自己分析と企業分析を視覚的に表にまとめるイメージです。
まずは就活を通して行なってきた自己分析と企業分析を振り返ってみます。
③のパターンに当てはまる方は、納得いくまで時間をかけて行いましょう。

自己分析と企業分析を終えたら、いよいよ表作成に取り組みます。
自分が企業選びの軸としたいことを書き出していきます。

例えば仕事内容や社風です。
長く企業に勤めたいと思っている方であれば、企業の安定性なども入ってくるでしょう。
プライベートの充実も譲れなければ残業時間や有給の取りやすさも入るかも知れません。
重要なのは本当に自分が重視していることを書ききることです。

面接の場ではないのですから給料や福利厚生などあまり大きな声では聞けないようなことも全て書き出します。
書き出せたら、表の縦軸として優先順に上から並べていきます。横軸には内定をもらっている企業を書いていきます。

これで一旦表はできました。あとは各企業が自分が優先したいことを満たせているかを○△×で埋めていきます。
忘れないように評価した理由を横に書いておいても良いと思います。
全ての項目を埋めることができたら、表は完成です。

1つの項目が自分にとって圧倒的に優先順位として高い場合、それば○の企業を選べば良いです。
そうではなく、順位はつけられるがどの項目も重視したい場合は○=3点、△=2点、×=1点のように点数を決めて合計点を算出してみましょう。
最も合計点が高かった企業が自分の基準で総合的に評価された企業となります。

社員の方に会う

これは筆者の意見として社員や社風を知ることが重要だと思っているので挙げていますが、上記の表作成の情報収集にもなると思います。
企業カラーというような言葉を耳にしますが、同業でも企業によって社員さんの雰囲気は全く異なると思っています。
筆者はエントリー前に座談会などに積極的に参加していたのですが、少し話すだけでも自分に合う合わないを感じ取ることができました。

筆者自身も部活のOB・OGの方や親の友人の息子さんなど、エントリーしたい企業の社員さんとの接点を必死に探していました。
ゼミの教授に聞いたり、希望の職種の座談会がない時は他職種の座談会に参加しそこから人事の方にお願いしたこともありました。
これによって入社後、人間関係や社風にギャップを感じることはなかったのでおススメします。

最後に

いかがだったでしょうか。
最後の大きな決断のサポートとして、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
皆さん、内定獲得まで長い道のりだったかと思います。本当にお疲れ様でした。
入社後に後悔することがないよう最後の決断を自信を持ってできるように応援しています。
残りの学生生活も満喫してください。

CheerCareerでは、内定を獲得した皆さんの選考体験談を募集しています!
後輩のためにも、皆さんの貴重な経験談をご投稿いただけるととても嬉しいです!

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人
マツモト

新卒で不動産仲介の営業として就職。
その後、約1年で退職し某プログラミングスクールでの学習を経て
2020年1月からCheerに入社。
文系体育会出身からエンジニアとして活躍するため、日々奮闘中。

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