自宅で過ごす時間が増えた今!就活に有利な資格を取ろう!
コロナで大学の授業が引き続きオンラインになっている学生の方もまだいると思います。
自宅で過ごす時間が増えた今、皆さんはどのように過ごしていますか。
この時間を就活のために活用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そうはいっても、
・何をしたらいいかわからない
・就活に対してやれることなんて限られているだろう
と悩んでいる方もいると思います。
そこで、今回は就活でアピールできる資格を紹介していきます。
資格取得が就活に有利な理由
資格を紹介する前に、資格を取得することでどんなメリットがあるのかをお話します!
資格取得が就活に有利な理由① 業務内容の理解に繋がる
一つ目のメリットは、就活前に業務内容をある程度理解できることです。
就活前に資格の勉強をしていれば、何も知らずに就職していざ働き出した際に「思っていたのと違った」というような事態を防げるでしょう。
資格を取得したからといって業務の全てを理解できるわけではもちろんないですが、
インターネットで調べるだけの状態より、実際に自分で勉強することでより具体的に働く姿をイメージすることができるかと思います。
また、知識を得ていれば応募企業の選定やエントリーシートの作成もスムーズにできるでしょう。
資格取得が就活に有利な理由② 企業に実績を持ってアピールできる
応募企業の業務に関連する資格を取得することで、面接官に志望度の高さを伝えられるます。
ただ口だけで熱意をアピールするよりも、資格取得という行動と実績を伴ってアピールできる方が説得力があることは間違いありません。
また、資格を持っていることで知識があると証明できるので入社後に即戦力として期待されることもあるでしょう。
就活に向けて資格を取得するメリットをおさらいしたところで、
さっそく業界や職種ごとにオススメの資格をみていきましょう。
気になった資格があったらチャレンジしてみてください!
①就活でアピールできる資格・業界編
⑴IT業界の就活に有利な資格
・ITパスポート
ITパスポートはITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
ITへの関心や理解を企業にアピールすることができるので、文系やIT関連以外の理系の皆さんに特にオススメ。
合格率:56.5%(2020年4月度)
受験料:5700円(税込)
次回試験日:毎週末(会場による)
他のIT関連の資格に比べ合格率も高く、
試験日も非常に多く設けられているので気軽に挑戦できます。
・基本情報技術者試験
情報処理技術者として基本的な知識や技能を証明できる国家試験です。
大学でITについて学んでいたり、プログラミング経験がある方にオススメ。
合格率:22.2%(2019年春期)
受験料:5700円(税込)
次回試験日:2021 年 4 月 18 日予定
合格率も低くしっかりとした対策が必要にはなりますが、
入社後数年以内に取得を求められる企業もあるので、就活の時点で持っているとアピールできるでしょう。
⑵金融業界の就活に有利な資格
・FP
相談者の夢や目標に対し資金計画を立て、
経済的アプローチでその実現をサポートする資格がファイナンシャル・プランナー(FP)です。
FPはプランを立てるときに必要なお金に関する幅広い知識を証明できる資格です。
FPには1〜3級FP技能士とAFP資格、CFP資格と5つあります。
合格率:41.9%(2020年1月) ※2級FP技能検定
受験料:8700円(税抜)
次回試験日:2021年1月24日予定
2級FP技能検定合格を経てAFP資格まで取得していると企業に評価されるでしょう。
・証券外務員資格
金融機関で株式・債権などの売買、顧客の勧誘を行う際や、保険会社で営業をする際に必須の資格です。
証券外務員資格には、一種・二種外務員資格がありそれぞれに「特別会員資格」と「正会員資格」という種類があります。
「特別会員資格」は日本証券業協会に加盟する金融団体のうち、証券会社ではない銀行や保険会社などの金融機関に勤務する従業員でなければ受験することができません。
一方、「正会員資格」は誰でも受験することができます。
その為この記事を読んでいる多くのみなさんが受験できるのは「正会員一種・二種外務員資格」のみとなりますのでご注意ください。
合格率:67.6% ※一種 / 65.2% ※二種 (2019年度)
受験料:9880円(税込)
次回試験日:毎日(平日)
経済や金融の幅広い知識があることを証明できます。
(3)不動産業界の就活に有利な資格
・宅地建物取引士資格
不動産取引の専門家(宅建士)を示す資格です。
不動産の売買や賃貸物件のあっせんをする際に、その土地や建物について専門知識を有していないお客様に詳しい説明をすることができるようになります。
合格率:17.0%(2019年10月)
受験料:7000円
次回試験日:2021年10月18日予定
不動産業界を目指している方には、身近な資格ですね。
お客様により多くの情報を提供できるようになることはもちろん、
契約時の重要事項の説明や契約書への記名・押印など宅建士にしかできない仕事もあります。
入社後に勉強して取得を目指すのではなく、就活時にすでに取得していたらアピールできること間違いありません。
ちなみに筆者は、新卒時に入社した会社で働きながら取得しましたが、
勉強時間がなかなか確保できず苦労した覚えがあります。
皆さんは隙間時間を活用して、入社前の取得を目指しましょう。
②就活でアピールできる資格・職種編
⑴経理/財務職の就活に有利な資格
・日商簿記検定
日々の経営活動を記録・計算・整理し、経営成績と財政状態を明らかにすることのできる資格です。
簿記検定には、日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類がありますが、
ネームバリューが圧倒的にあり、日商簿記の取得を求める会社が多いことからここでは日商簿記検定に関して紹介します。
財務諸表の内容が出題される為、日商簿記検定2級以上の取得が望ましいでしょう。
合格率:28.6%(2020年2月度) ※2級
受験料:4720円(税込)
次回試験日:2021年2月28日予定
公認会計士や税理士を目指している方には、身近な資格ですね。
簿記は会計を行うための下準備です。
取引を仕訳という形で変換し、会計帳簿に記録するのが簿記です。
会計帳簿に記録されたものをもとに様々な会計データをまとめて、
それを利害関係者に報告する一連の流れが会計になります。
では、この報告する相手は誰になるのかで会計の種類が変わります。
株主や税務署など、企業の外部の利害関係者への報告をする際に使われるものを財務会計といいます。
損益計算書(PL:Profit and Loss statement)や貸借対照表(BS:Balance Sheet)を作成して公表しますが、
耳にしたことはありますか?
税金申告書等にも使用されるので、すべての会社に共通のルールが適用されるのが特徴です。
財務会計と管理会計には以上のような違いがありますが、会社の活動情報の整理をしているという点は変わりません。
みなさんの職場となるかもしれない企業では、どのようにお金が使われて、どんな事業がどうやって行われているのか。
会計を学ぶことで経営の理解にも繋がります。
⑵営業職の就活に有利な資格
・普通自動車免許
交通網があまり整備されていない郊外での勤務であったり外回りが多い部署への配属の可能性があると必須になっている場合もあります。
応募前に必ず、募集要項の応募資格や業務内容をチェックしましょう。
③就活でアピールできる資格・番外編(全般)
・MOS
マイクロソフト社製のオフィスソフトである、エクセルやワードなどの製品の利用スキルを証明できる資格です。
即戦力をアピールできることはもちろん、作業効率の向上にも役立ちます。
合格率:非公開
受験料:8580円(税込) ※学割価格
次回試験日:2021年1月24日予定
まずはエクセルとワードを、余力があればパワーポイントにも挑戦してみましょう。
・TOEIC
英語コミュニケーション能力を証明できる資格です。
受験経験がある方も多いかもしれません。
外資系企業などでは応募条件にTOEICスコアを設けているところもあるので、
英語を使って活躍したいと考えている方には必須の資格と言えるでしょう。
合格率:-
受験料:6490円(税込)
次回試験日:2020年12月6日、2021年1月10日予定
600点以上あれば履歴書に書いてアピールすることができると思います。
英語資格として、TOEIC意外にも下記にいくつか紹介します。
下記の資格を応募条件としている会社もあるかもしれませんので、
興味のあるものがあったら是非受験してみてくださいね。
*英検(実用英語技能検定):日本英語検定協会によって実施されている英語資格です。中学生や高校生の時に受けた方も多いのではないでしょうか。日本の団体によって実施されていることもあり、海外では英語力の証明にはならないことに注意しましょう。
*TOEFL:英語を母国としない人を対象にした国際基準の英語資格です。海外留学や大学院への編入の際に基準として設けられる場合が多いです。
*IELTS:イギリスの公的機関によって実施されており、ヨーロッパでは特に認知度が高い資格です。TOEFL同様に海外留学・大学院への編入の際や、海外での就職の際に基準として設けられる場合が多いです。
いかがでしたか。
興味の湧いた資格はあったでしょうか。
もし、希望の業界が決まっていたらここに載っていなくても
必要とされる資格は他にもあります。
家での時間を活用して、就活を有利に進めましょう。
ぜひ挑戦して就活に向けて有意義な時間を過ごしてください。