反感を買ってしまう人の“口癖”とは?

ビジネススキル

反感を買ってしまう人の“口癖”とは?

就活生のみなさん、こんにちは。
Webセミナーや面談などコミュニケーションツールを介しての会話が
増えている中、今日は自分の言いたいことを角を立てずに伝える方法について
考えてみます。

直接会って会話をする場合にはディスプレイ越しでは見られない
表情や雰囲気、全身の姿やしぐさなど細かな点も情報として加わります。
これらの情報が制限されるということは、自分の発する質問や意見への
注目度が上がり、伝えたいことをいかに正確に伝えられるかが
重要になってきます。

営業担当者に学ぶコミュニケーションの極意

言い争いで勝っても意味がない

商品の質が悪い、値段が高いなどお客様と言い合いになってしまった場合
営業担当者は毎日トークの研究をしているわけですから、
理屈でお客様に負けることはありません。
最後にはお客様も言うことがなくなります。
お客様を言い負かして気分はスッキリします。
ですが、「なるほど、理屈では君の言うとおりだ。じゃあ契約しよう」
とお客様が言ってくれることはほぼ無いと思ってよいでしょう。
店員に言い負かされて商品を買った経験があなたにはありますか?

言い争いになったとき、相手をやり込めたいという思いがわいてしまうのは当然でしょう。
でも、やり込めてしまうと、本来の自分の目的が達成されないことのほうが多いのです。
営業の場合、望む結果は契約をいただくことです。

どんなことを言われても「ありがとうございます」という枕詞を使って受け止める

しっかりと相手の言っていることを、
「ありがとうございます」を使って受け止めるのです。
すると相手の戦意がどんどん失われていくのがわかるでしょう。
相手が言っていることが、自分の意見と違ったとしても、否定はしないこと。
ただ受け止めるだけという点がポイントです。
ついつい否定から入ってしまうから、揉めてしまうのです。
相手を攻撃してやりこめたとしても、自分が得たい成果は遠ざかるばかりです。

すべてを台無しにする接続詞とは?

すぐに言い返したいのをこらえて、せっかく相手の話を受け入れたのに、その直後に
「しかし」、「でも」、「ただし」、「だって」
などという逆説の接続詞を使ったとたんに、すべてが台無しになってしまいます。
このような接続詞を《逆説の接続詞》と言います。
逆説の接続詞、「ですが」、「だけど」、「なのに」など
使い方には要注意です。

相手を納得に導く接続詞とは?

反論しているように感じさせずに、すんなりと受け入れてもらうためには
《転換の接続詞》「ところで」、「さて」、「そう言えば」、「では」などを使います。

人とトラブルを起こす人は、逆接の接続詞が多いです。
人間関係がうまくいかない、コミュニケーションが苦手という方は
普段、何気なく使っている自分の接続詞に注意を向けてください。
コミュニケーションの達人たちは、逆説の接続詞を使って
相手を否定することはありません。
相手の意見を否定せずに、自分の意見を伝えるスキルを身につけているのです。

自分の使いなれている言葉を今一度見直して円滑なコミュニケーションを図ってください。
あなたと周囲の方々により有意義な就活でありますように。
応援しています。

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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