就活は自己分析だけでは不十分!?他己分析の活用法!

自己分析

就活は自己分析だけでは不十分!?他己分析の活用法!

皆さん、こんにちは。
就職活動の準備として皆さんは何から始めますか。

その一つとして、「自己分析」をされている方は多いのではないでしょうか。
しかし、正しく分析できているか不安に思っている方もいるのではないかと思います。
自己分析は就活において欠かせない準備の一つではありますが、それだけでは自分を知ることができたとは言えません。

そこで、自己分析と合わせて行いたいのが「他己分析」です。
今回は、より正確に自分についての理解を深められる他己分析について取り上げていきたいと思います!

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そもそも他己分析とは

他己分析とは、第三者にあなたの性格や特徴を分析してもらう方法です。

自己分析と組み合わせて使うことで、主観的な自分と客観的な自分の差を埋めることができ、より正しく自分を理解することができます。

例えば、自分では当たり前と思っている普段の何気ない行動でも、他人から見るとそれは当たり前のことではないかもしれず、それがあなたにしかない強みであるかもしれません。
このような自分だけでは気づかなかった強みを、他己分析を通して発見できます。

他己分析のメリット

他己分析のメリットに関して、もう少し詳しく見ていきます!

他己分析のメリット① 自分では気づかなかったことを知ることができる

自分のことを知るためには自分だけで考えていてはわからないこともあります。
心理学でよく使われている「ジョハリの窓」というモデルがあります。
そこでは自己には4つの窓があると言われています。
「開放の窓」 => 自分も他人もわかっている自己
「秘密の窓」 => 自分はわかっているが、他人には知られていない自己
「盲点の窓」 => 自分はわかっていないが、他人は気がついている自己
「未知の窓」 => 誰からもまだ知られていない自己
自分が知っているのは「開放の窓」と「秘密の窓」だけで、
他己分析を行うことで「盲点の窓」を開けてもらい自分についてより深く知ることができます!
他人に自分のことを聞くことで、自分とより客観的に向き合うことができます。


他己分析のメリット② 自己分析とのギャップを確認できる

他己分析を行うことで自己分析とギャップがないかを確認することができます
ギャップがなければ問題ないのですが、
自分が長所だと思っていたことが他己分析では評価されなかった場合は注意しなければいけません。
同じく第三者である企業の評価も自己分析とは一致しない可能性があるからです。
そういったギャップは面接までに少しずつ改善していくことが大切です。
逆に自分では短所だと思っていたことが他己分析では評価されていた場合は、
自己PRとして自信を持って企業に伝えることができますね!

関連記事:自己分析とは~なぜ就活で自己分析が必要なのか?やり方や注意点も解説~

他己分析のコツ


他己分析のコツ① 複数の人にお願いする

他己分析は出来るだけ多くの方に協力してもらうと回答が偏らずに効果が高まります。
様々な意見がもらえるよう、年齢や自分との関係性が異なる人にお願いするのもポイントです。
とはいっても誰にお願いしようか迷ってしまうという方もいるかも知れません。

そこで他己分析を依頼するのにオススメの相手をいくつか紹介していきます。
*保護者:誰よりも自分のことを理解してくれているでしょう。
ずっとそばで見てきているからこそ、自分の本質を知ることができるはずです。
また、幼い頃にどんなことを楽しんでいたか等を聞けると、自分に向いている仕事を見つけるヒントになるかも知れません。
*友人:大学やサークル、バイトの仲間など普段一緒に過ごしている人たちです。
お互いに心が知れているからこそ、改善した方がいいところ等を聞くと本音で話してくれるでしょう。
*キャリアセンターの職員さん:多くの就活生の相談に乗っている人たちです。
面接練習などもしてくれると思うので第一印象を聞くといいでしょう。
身なりはすぐに直すことが出来るので、本番の面接までに初対面の印象UPを狙えます。
*インターン先の社員さん:在学中はなかなか関わる機会の少ない社会人の方です。
長期インターンに参加している方はぜひ社員の方に話を聞いてみてください。
自分の働きぶりを身近にみてくれているので、職場での自分の強みを聞くことで入社してからどう貢献できるかを説得力を持って面接官に話せるでしょう。

大変かとは思いますが、10人程度を目標に上記で挙げた方々に聞いてみてください。

他己分析のコツ② 質問内容を具体的にする

他己分析を依頼した人からいかに話を引き出せるかが、
あとで自己分析と比較する際に重要になってきます。

相手から時間をもらって他己分析をお願いするのに、
ふわっとした抽象的な質問では時間がもったいないですし回答する相手のことも困らせてしまいます。
出来るだけ詳細に聞けるよう、質問内容をあらかじめ用意しておきましょう。

他己分析の質問例として基本的な項目をいくつかご紹介します。
*長所、短所
*性格
*初対面での印象、打ち解けてから最初と今でギャップはあったか
*どんな仕事が向いていると思うか
*どんな場面で活躍できるか(社会人を想定して)
*自分にはできないすごいと思うところ
*改善して欲しいところ

第三者だからこそわかる客観的な質問がいくつかあると、
より踏み込んだ回答が得られるでしょう。
また、何故そう思うかを知るために可能であれば回答に関連する具体的なエピソードも聞けるとなお良いです。

他己分析のコツ③ 自己分析の結果と照らし合わせる

他己分析で頂いた意見は必ず自己分析の結果と照らし合わせましょう。
自分では気づかなかった新たな発見が必ず見つかります!
客観的な意見があることで、説得力のある自己PRを作り上げることができます。
「改善して欲しいところ」などの意見は自分にとっては耳が痛いかも知れませんが、
それと向き合って改善していくことで
面接での企業からの評価は良いものになるでしょう。

逆に!他己分析を頼まれたときに気をつけたいこと

他己分析をお願いするのであれば、頼まれることももちろんあるでしょう。
同じ就活生同士で他己分析しあうのもいいかもしれません。

そんな、自分が他己分析をしてあげる場合に気をつけたいことをここではおさらいします。

*本音で話す
→聞かれた質問に対して伝えづらいことでも、曖昧にせずにきちんと伝えましょう。
言い方には十分配慮するべきですが、頼まれたからこそ相手のためになれるよう真剣に答えます。

*具体的な根拠を添える
→質問にただ答えるのではなく、できるだけ具体的な理由やエピソードも話しましょう。
思い出すのは大変だと思いますが、なぜそう思ったか伝えることができ相手に納得してもらえるます。


いかがだったでしょうか。
自己分析はやっていたけれど他己分析はやったことがないという方は是非やってみてください。
文系からSEになった友人がいるのですが、彼は「他己分析でSEが向いているかも」と話してもらったのがきっかけだったそうです。それまで文系からSEになれることすら知りませんでしたが、他己分析でSEに興味を持ってインターンなどに参加し希望職種になったそうです。
筆者は前職が合わずに転職したので、就活時に他己分析もしておけばよかったなと後悔しております。
皆さんは納得いく就活ができるよう、他己分析を取り入れることを強くお勧めします。
就職活動は、自分と向き合うとても貴重な機会です。
みなさんが他己分析を通して、より深く自分のことを理解し、
本当に自分に合う会社と出会えることを願っています!

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この記事を書いた人
マツモト

新卒で不動産仲介の営業として就職。
その後、約1年で退職し某プログラミングスクールでの学習を経て
2020年1月からCheerに入社。
文系体育会出身からエンジニアとして活躍するため、日々奮闘中。

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