就活で一番最初にやる【自己分析】の始め方

自己分析

就活で一番最初にやる【自己分析】の始め方

自己分析、進んでいますか?
就活において、一番最初にやるもの、それは自己分析です。

そこで判明した自分の価値観に合う会社に入るための努力をする、というのが正しい就活です。
そもそも、「今何やりたいのかわからない・・」そんな相談をいただくことも多いですが、
そんなの当たり前。

日本の社会的課題は何事も教育問題に発展していきますが
働くに関するキャリア教育もまさにその問題です。

就活スタートでいきなり、「何がやりたいのか」なんてパッと分かるわけがありません。

ここから少しずつ自分自身の優先順位を自己認知していきましょう。

【自己分析】って何から始めるの?

「企業をどう選べばいいかわからない。」と
就活生から相談を受けることが多いのですが
実際に社会人として働いたことがないので当然のことだと思います。

焦らなくて大丈夫です。

私はそんな学生に自己分析として自分の中の優先順位を明確にしましょうということをお伝えします。

例えば

・稼ぎたい
・プライベートを優先したい
・20代はバリバリ働いて成長したい
・仲間とワイワイできる会社がいい
・とにかく定年まで長く働ける会社がいい

就活はどんな軸でもいいのです。
どれが正解・不正解ってこともなく
それぞれの就職への価値観・優先順位があっていいと思います。

ただ、それを自分で認識しているか・認識していないかの差は大きいでしょう。
それによって選ぶべき・就職すべき会社が全く違います。

よく、ベンチャーや大手企業といったカテゴリや業界や職種で分けることが多いですが
同じ大手企業でもどんな価値観が満たされる会社なのかは全く異なります。

同じ業界でも会社の文化や風土によって、どんな価値観が満たされる会社なのかは全く異なります。

では自分の価値観の優先順位をつけたところで
それらに合う会社をどう見つけるか。

それは、ある程度求人原稿で目星をつけたところで
実際に会いにいって話を聞いてみるしかありません。

そこで会社のいいところも悪いところも聞いてみるべきだと思います。

就活生の目で会社の悪いところを隠す会社なのであればそこまで。
入ってからミスマッチが起きるよりは事前にわかってよかったと思いましょう。

とにかくまずは自分の中の優先順位を明確に

自己分析で自分自身の強みを知ろう。

私の仕事で採用の面接があります。
現在の当社はベンチャー企業なので、もちろんベンチャーに行きたい、
興味があるという学生が志望してくれます。

面接で、「何故、彼らがベンチャーに入りたいのか」を質問すると。

  • 成長の速度がはやい
  • 会社の看板でなく、自分の力や信用でお客さまから仕事をいただきたい。
  • 会社に成長させてもらうだけでなく、自分が会社を大きく成長させたと思える様な仕事がしたい。
  • 将来起業したいから、若いうちから色々な職務に携わりたい
  • 経営者の顔や声が届く規模の会社が良い
  • 全社員の顔と名前がわかる会社が良い

このような答えがかえってきます。
もちろんこの答えにも正解不正解はありません。

ベンチャーを志望する就活生に共通しているのは、
より早く、より強く成長したいということ。

この答えにはとても共感します。
ベンチャーには早くから責任の大きな仕事が任されますし、
新人でも会社の業績に影響する大切な戦力として迎え入れられます。
しかし、その反面ベンチャーで成長するためには、自分でしっかりと自分自身の強みを考えて働かなければならないと思います。

より早く、より強く成長するためには戦略が必要である。

より早く、より強く成長するための最前の方法は自己分析をしっかりとする事です。

自己分析は就活の初期で皆さん行うと思いますが、何も就活で選考に
通るためだけだけに自己分析をしているためではありません。
そして自己分析は目的ではなく手段です。
是非、自己分析の目的は何かを改めてしっかりと定めると良いと思います。

自己分析は何のためにするのでしょうか
目的を考えるときにはステージやステップがありますが、自己分析の最終的な目的はなんでしょうか

  • 自分の適職を知るため
  • 自分の興味を知るため
  • ESを通過させるため
  • 面接を突破するため
  • 内定をゲットするため
  • ミスマッチを避けるため
  • 入社後に活躍するため

どうでしょうか?

こう考えると活躍して、楽しく働くためには自己分析は就活中だけでなく
社会人になってからも続けなければならないのです。
そして、自分自身が今後成長し続けるとしたら、自己分析は1回で終わりではなくて、
定期的に環境と照らし合わせて戦略的に行う必要があるのです。

自己分析で大切なこと

自己分析で大切なことは強みにフォーカスすることです。
これを聞いて当たり前だと思われる方が多いと思いますが、
実際にそうでしょうか。

アメリカのギャロップ社の10年以上にわたる世界1000万人以上の調査に
よると、「私は仕事をするうえで、自分の最も得意とすることを行う機会を毎日持っている」と
いう質問項目に対して「非常にそう思うと」と答えたのは、たった3分の1だけだそうです。

就活で選考に挑む際や仕事で課題に取り組む際に、本当に人は自分の強みを
意識し、行動に表し、武器にしているでしょうか。
私にはそう行動している人が多くいるとは思えません。
弱点や欠点を隠すことに意識が多く割かれている場合や弱点や欠点を克服することに
多くの努力が注がれて働いている人がまだまだ多いのです。
社会の文化や風潮もあらかじめの才能や強みで物事を困難なく解決する事より、
弱みや欠点を血のにじむような努力によって乗り越えて物事を達成することの方が
称賛されることが多々あります。そのような映画、先輩や上司のエピソードが、
より強みにフォーカスしなくなる錯覚を引き起こします。

皆さんは、是非自分が生まれつき得意なものに意識して、それに対して努力をしましょう
自分自身の得意なこと、才能、強みが良くわからない場合は、色々な人に聞いて
見出してみましょう。

特にベンチャーで成長したい場合はより強みを意識する必要があります。
若くして責任のある仕事が待っている世界では、自分のストロングポイントを
武器にして活躍しなければならないのですから。

この記事を書いた人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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