INTRODUCT

近年、優秀な人材を低コストで獲得するための手法として、長期インターンシップの導入が注目されてきています。

とはいえ、まだその手法などは浸透していないため、導入を検討される多くの企業様から
「長期インターンを採用しようと思うけど、どうやってやればいいの?」
「長期インターンを導入しても、結局手間がかかるだけじゃないの?」
といったご相談をよくいただきます。

そこで今回は長期インターンシップを活発に開催されており、半年間で40名の長期インターン生を採用した実績のある株式会社Connecting the dots(コネクティング ザ ドッツ) 代表取締役の阿部泰孝様にお話を伺いました。

これを読めば、
・自社が長期インターンを導入するべきかどうか
・人気ベンチャー企業の長期インターンの内容
・長期インターンの効率的な採用方法
がわかりますので、ぜひ最後までお付き合いください。

平塚:長期インターンシップの採用実績を教えてください。

阿部:長期インターンシップの採用実績は、

掲載期間
2020年6月〜2021年1月
採用人数
40名

平塚:半年で40名ですか!すごいですね。全てチアキャリアからの採用ですか?

阿部:はい。全てチアキャリアからの採用です。

平塚:さすがです!しかもその中から新卒入社が決定しているメンバーもいらっしゃるとお聞きしました。
そんなConnecting the dots様の長期インターンシップ採用成功の秘訣をお伺いできればと思います!よろしくお願いいたします。

阿部:よろしくお願いします!

1、そもそも長期インターンシップとは


平塚:そもそも長期インターンシップとはなんでしょうか。
一般的には、「1ヶ月以上の実務を伴う就業体験」とされていて、
新卒採用の一環で開催される短期インターンシップ(1日〜7日間程度)と対比される形で近年注目度が高まってきているインターンシップ形態ですよね。

阿部:そうですね。特にベンチャー企業での盛り上がりをすごく感じていまして、周りの経営者の方の多くが長期インターンシップの受け入れを行っています。

平塚:経済産業省産業人材政策室の調査によると、期間の長いインターン経験者ほど最も長くインターンに参加した企業に入社する傾向があるというデータも出ており、新卒採用という目的としても長期インターンシップが効果的であるということもわかってきています。

【長期インターン採用】優秀な人材を低コストでミスマッチなく獲得するノウハウ公開|人気ベンチャー企業のインターン内容と効率的な採用方法
【長期インターン採用】優秀な人材を低コストでミスマッチなく獲得するノウハウ公開|人気ベンチャー企業のインターン内容と効率的な採用方法

(参照:学生・企業の接続において長期インターンシップが与える効果についての検討会調査報告
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/long_term_internship/pdf/003_03_00.pdf )

阿部:導入されている企業は増えてきているものの、世の中の企業側がイメージする長期インターンと、学生側が長期インターンに望んでいることには解離があると感じています。
今までのインターンは会社の雰囲気がわかる体験入社というイメージのものが多く、長期インターンを望まれる方は将来起業したいだとか、マーケティング職営業職で活躍したいというような意識高い方が多いと思うんですけど、その方々が望むような業務ををやらせてくれる会社はまだまだ少ないと感じます。

平塚:なるほど。そこを工夫できるかどうかで採用のチャンスになっていくわけですね!

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2、長期インターンシップを導入するメリット・デメリット

平塚:長期インターンシップを導入するメリットは何でしょうか?

阿部:大きくメリットは3つあります。

①新卒入社のミスマッチの確率が少なくなる
長いお付き合いの中でお互いを理解していくことができます。企業側は面接だけではわからない学生さんのポテンシャルや本質を知ることができますし、学生さん側も本来は入社して見て初めてわかることを自分の経験として知ることになるので、通常の面接選考よりも圧倒的にミスマッチが減ります。

②より優秀な人材との接点を増やすことができる
長期インターンシップだからこそ提供できる、学生さんは味わうことのできない深い経験や仕事内容があるため、情報感度が高く優秀な人材が参加してくれることが多いです。
面接で「こんなことができるよ」と伝えるよりも実際にやってみることの方がその後の訴求にもなります。

③学生さんとの関係性の幅が広がる
結果として新卒での採用に至らなくても、学生さんとの関係を深くつくっていけるやり方だと思います。数年後、うちに営業かけてもらってもいいし、成長の中でまたConnecting the dotsへの入社を検討していただくでもいいですし。そういったただの企業と候補者という関係だけではなく、パートナーとして長くお付き合いしていけるのも特徴です。

平塚:社員レベルの業務を経験していただくことで、優秀な人材が集まりやすく、仕事の楽しさも伝わりやすいということですね!
長期インターンを導入するデメリットはありますでしょうか?

阿部:正直私はデメリットを感じてはいないのですが、長期インターンシップ導入のデメリットがあるとすれば

①企業によっては採用の見せたくない部分が見られてしまう点
新卒採用で自社のいいところをうまく見せて、瞬間的に採用を行っている会社さんや高い離職率を前提に大量採用をしている会社さんですと、入社前に見せたくない部分をオープンにしなければならないので、デメリットになる可能性がありますよね。

②管理者の時間的工数がかかる点
学生さんが自社で何か仕事をするわけなので、必然的に管理者が必要になります。マネジメントの工数がかかってくるので、これを前提にインターンの採用を行わないと学生へのケアができず全体の満足度が下がることもあるでしょう。

平塚:なるほど。たしかに企業の採用戦略、組織体制によっても向き不向きはありそうですね。Connecting the dots様ではどういった背景から導入されたのでしょうか?

阿部:私自身、新卒入社した会社を3ヶ月で辞めているんですよ。4回の面接で採用されたのですがミスマッチが起きたんですね。
採用は恋愛に例えると、結婚に近いものだと思っていて、数回話しただけで結婚ってそもそもわからないじゃないですか。

なので、自分自身の経験も踏まえてConnecting the dotsでは学生さんとしっかりとお互いを理解し合うために長期インターンが必要だと判断したため導入しています。

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3、人気企業の長期インターンシップの内容は?

平塚:Connecting the dotsさんでは長期インターン生を半年で40名以上も採用されているとのことで、その人気の秘訣に迫っていこうと思います。どんな内容のインターンを実施されているんですか?

阿部:基本的には将来のビジョンに合わせて、学生さんのやりたいことをお任せします。Connecting the dotsは企業のマーケティングをご支援する会社ですので、多種類の業務が提供できます。

最近の長期インターン生にお任せした事例で言うと、「HADO」というARスポーツの戦略マーケティングを弊社が支援していまして、その中で大学生向けの大会の企画〜運営までをやっていただきました。インターン生10名程度のチームで、責任者を選出して、会計・広報・スポンサー営業・当日運営など全てをインターン主体で取り組んでもらいました。スポンサー営業の販売枠の値付けなどそこすらも自分たちで考えるんです。
私は相談役としてついていて、何かあったら責任をとるポジションにいます。
「HADO」というもの自体が新しいものなので、彼らの世代で考えた企画立案の方が最適だと思ったのでそのプロジェクトを全て預けました。第1回大会が去年の11月に開催されまして多くの大学生に集まっていただいて成功を収めました。

平塚:プロジェクトを任せているのですね!他にもインターンの内容はありますか?

阿部:はい。将来のポジションや、やりたいことが決まっている方については、私の直下でガンガン商談に同席してもらって、私の業務を一緒にやっていくインターンもあります。それはインターン生にヒアリングして決めています。

平塚:なるほど非常に面白そうなインターン内容ですね!給与などはどういう形態を取られているんでしょうか?

阿部:ベンチャーの長期インターンでは、同世代の経営者に話を聞いても時給1000円〜1200円程度で契約していることが多いです。ただこれは、Connecting the dotsはやっていなくて、時給で契約してしまうと学生さんの本当にやりたいことにアサインするのが難しくなってしまうので、あえて時給はお支払いしていないんですね。

その代わりにプロジェクトで生み出される、利益の何%かを還元する形をとっています。その方が学生さんのやりたいこともできますし、ビジネスの構造も理解しやすいと思うので。
実際に企業様の広告運用のお仕事を持っているインターン生は、成果を上げてその利益から数%お渡ししているので、時給換算すると数千円になる方もいます。

平塚:確かに、その方が満足度を上げられそうです。時給だとその方のできることをお任せする形になってしまいますもんね。

阿部:はい。Connecting the dotsの長期インターン学生アルバイトではなく、イメージとしては「弟子」なんですね。本当に私たちの会社の一員として仕事をしていただくためにそうしています。

平塚:ありがとうございます!

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4、長期インターン採用のコツ・採用単価抑えて採用する方法

平塚:長期インターンは何名くらい採用されたんですか?

阿部:ここ半年間で40名は採用してますね。出入りはありますので、常時20くらいのインターン生が稼働している状況です。

平塚:改めてすごいですね!採用のコツを教えていただければと思うのですが、まずどんな学生さんを採用されているんですか?

阿部:長期インターンだと、実際にやってみることを前提とした採用なので、ポイントは
・素直さ
・行動力
だと考えています。私もプレイヤーとしてやっているので、1からtodoを渡すことはできません。なので、なんでも吸収してくれて自走するタイプの学生さんを採用しています。
学生さんには「PDCA」はやめてくれとお願いしていて、経験のない大学生がプランをつくることができるわけがないので、まずは行動してみようと言うことが多いです。DCAPですね!

平塚:なるほど!入社の選考としては、長期インターンで実際にやってみて判断すれば良いわけですもんね。行動力重視の採用勉強になります。
阿部さんの中で長期インターン採用のコツはありますか?

阿部:私が長期インターンの採用で大事にしているポイント・コツは2つあります。

①正直に色々話すことない部分が見られてしまう点
いいところを見せてとにかく付き合うところにゴールを置くタイプもいれば、全部をオープンにして好かれる相手を見つけるタイプがいますが、私は後者です。長期インターンにくる学生さんはまだこれから企業・ビジネスと関わっていく方が多いので、こちらから内情をオープンにしてあげることで信頼感も高まります。それによって学生さんも私たちに心を開いてくれます。

②相手の立場でメリットがあることを教える
長期インターンを志望される学生さんは「学び」を求めてきている人がほとんどです。なので、選考時点で「あ、この会社なら学びがありそう」「いい経験ができそう」といったメリットを感じてもらうことは非常に重要だと思います。
私の場合は、これからの時代どうやって生きていくべきかを話すようにしています。
弊社のインターンは「魚の釣り方を教えます」というのをポリシーとしているので、どこにいても考える時間さえあれば仕事ができるということを話させていただいています。
また、相手によっては就活のテクニック的なものを自分の経験も踏まえてアドバイスすることもあります。

平塚:非常に参考になります!選考時点できっと学生さんも「阿部さんと一緒にいたら学びがありそう、成長できそう」というのを感じ取っているんでしょうね。 結構な人数を採用されていると思うのですが、ぶっちゃけ長期インターンの採用費用はどのくらいかけられているんでしょうか?

阿部:Connecting the dotsはチアキャリアしか掲載していません。
月額3万円のプランでやらせてもらっていて、掲載は2020年の6月からで、採用活動を始めたのは9月ごろからなので約4ヶ月間で40名の長期インターン生を採用することができました。長期インターンの採用単価は約3,000円です。笑

平塚:そうなんですね!採用単価3,000円はびっくりしました!

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5、長期インターンから新卒入社決定?採用事例紹介

平塚:Connecting the dotsさんでは長期インターンから新卒の内定者が生まれているとお聞きしました!
どういった方なのかご紹介お願いします!

阿部:長期インターンシップを経て21卒で入社を決定してくれた横尾君を紹介します。

平塚:学生なのにMBA取得されているんですね。

阿部:こんなに優秀な人材が、スタッフ5名の企業に来てくれるとは思ってもいませんでした。長期インターンを開催していなかったらおそらく入社していただけることになっていなかったと思います。

平塚:長期インターンを通して、阿部さんの仕事を肌で経験したからこその入社ですね。

阿部:彼は本当に優秀で、現在は私のいく先々に全部同行してもらって「社長業」を学んで行ってもらってます。
私は45歳で実業をやめて事業を継承しようと考えているので、私が今まで作ってきた人脈・事業の土台を継承できる人が5人くらい欲しいと思っています。 まさに「弟子」に継承していきたいと考えていまして、彼もその一人になります。

平塚:素晴らしい採用です。横尾さんの今後の成長も非常に楽しみです。
まだ「弟子」になるチャンスがあるそうなので、興味を持たれた学生さんはぜひConnecting the dotsさんの採用情報を確認してみてください。

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最後に

平塚:長期インターンの採用を検討されている企業さんへメッセージお願いします!

阿部:長期インターン採用を成功させるために重要なことは、
マインド面では、明確な目的を持った「長いお見合い期間」という認識で誠実に向き合っていただければ、学生さんも答えてくれると思います。
仕組み面では、時給を支払わないという仕組みがいいと思います。その上で自分の価値を高めるという点で、裁量を与えられるプロジェクトを作って学生に提供してあげることが重要だと思います。戦略を考えたり、コンテンツを企画したり、新規顧客の開拓などリスクなく提供できる仕事はたくさんあるので、工夫してみると良いかと思います。

平塚:ありがとうございました!!