INTRODUCT

高齢化による介護サービスの利用者数の増加で介護業界の人手不足が進み、働く人の需要が高まっています。そんな中で、介護業界への就職を目指されている方も多いのではないでしょうか?
とはいえ介護業界の会社ではどんな仕事をするのか、どんなキャリアが歩めるのか、と疑問に思うことも多いですよね。
そこで今回は、介護業界の中で先進的な事業展開をされている株式会社RARECREW(以下、レアクル)の西原さんに、就活生のみなさんが介護業界について知っておくべきことをお伺いしました。

掲載期間
2019年11月〜
21卒実績
エントリー総数260名以上
採用人数
総合職5名


1、介護業界の市場と就職・採用状況について


介護業界で活躍したい人必見!就職する前に知っておくべきこと|人事インタビュー

平塚:介護業界の市場は意外にも新しく、介護保険制度が開始された2000年度から徐々に増加してきました。介護業界の市場規模を表すとされている介護保険の総費用を見ると、2000年度の3.6兆円~2016年度は10.0兆円と、16年間で約2.8倍も拡大してわかります。

西原:2025年には15兆円のマーケットになるとされていまして、これからは既存の施設運営だけでなく、より多角的な事業が展開されていくと考えられます。

平塚:これだけ伸びている市場ですので、注目される学生さんも多くなってきているのではないでしょうか?

西原:はい。以前に比べると、「高齢化社会」「労働人口減少」ということが叫ばれる中で、社会貢献や人の役に立ちたいと考えて介護業界に興味を持つ学生さんは増えているなと感じています。
とはいえ、企業目線で言うと採用はしにくい状況は続いておりまして、お会いする学生さんのお話を聞いても、まだまだ悪いイメージが先行しているという場合が多いですね。

平塚:いわゆる3K(きつい・汚い・給料が安い)と言われるイメージですかね?

西原:はい。そういった旧来の介護業界に対するイメージを持たれている方も多いのですが、実は介護業界は変わってきている部分もたくさんあるんですよね。

平塚:そうなんですね!3Kのイメージを払拭するために介護業界や御社として取り組まれている動きはあったりするんでしょうか?

西原:3Kに対してで言うと、業界全体では国が先導して介護機器とか介護ロボット等の開発によって、身体の負担を軽減するような取り組みが増えてきています。
なので「きつい」とか「しんどい」とかそっち方面は減ってきてるんじゃないかなと思いますね。

介護業界で活躍したい人必見!就職する前に知っておくべきこと|人事インタビュー

平塚:介護業界も変わってきているんですね。

西原:元々この仕事はどうしてもマンパワーで実現するものだったので残業も多かった時代があったのが今でも引きずる現実的なイメージでした。しかし、昨今の労働に関係する制度関係が改訂され、これに基づいて残業や休日出勤とかについても規制が設けられることにより、各企業による配置人員の見直し等の取り組みで、それらもだいぶ軽減されているはずです。

給料に関しても、今や国としては介護保険制度に基づく介護報酬の改定により客単価を見直したり、プラスして処遇改善加算という介護に関わるスタッフの処遇を改善する為の報酬を支給したりと、制度上から給与の底上げも実現している時代です。

介護って危険とか汚いとかってよく言われるんですけど、衛生面に関することも感染症対策委員会の設置が施設運営制度上取り決めがあったりするほど、予防には従来より業界全体でも意識されています。医療施設と変わらないぐらいの感染対策を行っていたりしているところも多いですし、特別介護業界が感染しやすいっていうのはほとんどないですね。

平塚:そうだったんですね!これは実際に企業の方に聞かないとわからない情報かもしれません。レアクルさんだと、どんなことに取り組まれているんですか?

西原:3Kに対して弊社で言うと、スタッフがお客様を一人で抱え上げたりするような介護度の高いお客様を対象としていなかったり、そういったお客様が比較的少ないため、皆さんがもつイメージとはまずかけ離れた現場感だと思います。それに加え人材育成にて介護技術を教え込み、「抱えない介護」を積極的に教育していること、加えて介護度の高いお客様に対しては補助器具などを活用し、一人での介護に負担がかからないよう取り組んでいることから、身体的な【きつい】というイメージは脱却されていると思います。

また、弊社としても、スキルや実力を可視化した人事評価に基づき、半年に1回評価処遇として支給したり、実績に基づいて2〜3年で早期に、キャリアアップしているスタッフがいたりと、給与構造や処遇はクリア且つ実力に応じた評価制度を導入しているので、給与も改善されていますね。

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2、介護業界に就職したらキャリアステップはどうなる?

平塚:西原さんは、7年間社会福祉法人をご経験された後、介護業界のベンチャー企業であるレアクルにジョインされているんですよね。

西原:はい。両方を経験したからこそ、一般的な介護業界の法人とベンチャー企業の違いもお伝えできればと思います!

平塚:介護業界のキャリアステップはどういったものがありますか?

西原:一般的な介護業界だと、ケアスタッフから主任係長、課長部長、後は施設長に上がっていって、理事とかの中に入っていくかどうかという流れだと思います。

平塚:マネジメントのキャリアはないのでしょうか。

西原:マネジメントは係長以上が経営にも触れていくイメージが一般的だと思っています。ただ、人材育成としては専門職を育てる反面、「経営」をガッツリできる人たちが育成されることが難しい業界でもあったりするので、あんまり道筋としても描きにくいっていうのはありますね。

平塚:確かに。企業側が機会を与えてあげないと、ずっと介護だけになってしまうということですよね。

西原:経営に触れる機会がなかなかないですね。
弊社に関しては、まず現場のケアスタッフという総合職としての所属になるんですけど、その次が店長ですね。弊社は店舗ごとに店長といった管理者がいるので、そこにキャリアアップしていきます。

平塚:なるほど。その次ってどんなポジションや仕事になるんですか?

西原:次にスーパーバイザーという店長から上がると、多店舗管理領域に入ってきます。
多店舗管理の上には課長とか統括部長がいるっていう組織上のキャリアステップになっています。

1年目は皆んな現場でケアスタッフを経験してもらい、弊社のサービスの理解やお客様の声など、介護や福祉領域、店舗経営など短期間で幅広く経験をして頂きます。その後にコースを4つに分けていて、

①店長やスーパーバイザーなど経営管理を極めて進んでいく
➡︎ マネジメントコース

②介護の領域が楽しくなってきた人が介護福祉のスペシャリストを目指す
➡︎ スペシャリストコース

③他企業へのコンサルティングやフランチャイズ支援を行う
➡︎ コンサルタントコース

④本社で裏方として活躍する
➡︎ バックオフィスコース

大体この4領域の中で自分が進みたい方向に進んで行ける選択制のキャリアコースを作っています。

平塚:4つもキャリアコースがあるんですね!こういう会社さんってあまりないですよね。

西原:介護業界はまだあまり多くないかもしれないですね。

平塚:レアクルさんが4つの職種に分けるって前からやられている取り組みなんですか?

西原:そうですね。新卒採用が大体10年ぐらいなんですけど、年数を重ねていくごとにメンバーと企業の成長に応じて出来上がっていった感じですね。

平塚:レアクルさんがこの業界の中で、浮いた存在というか、凄く差別化がされているのが分かってきました。

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3、介護業界の中でも、一般的な介護福祉施設などとベンチャー企業の違いは?

平塚:一般的な社会福祉法人さんなどの企業さんとベンチャーとされている介護の企業さんだとどういう違いがありますか?

西原:裁量の違いはあるかなと思います。
一般的な大規模の社会福祉法人とか、大手だとやはり決裁権が必要だったりして本当に行動もスピード感もなかなか持てずに、なかなか決まった行動しか出来ないと言うか、安定はしてるんですけどできることは限られてくることが多いですね。

平塚:なるほど、縛りがきつめなんですね。

西原:弊社のようなベンチャー企業だと、小規模店舗での展開なのでキャリアアップも現場ケアスタッフから店長としてが1~2年くらいを目指して育成しているので、裁量がすぐもらえますね。早い段階で自己判断する、選択に責任を持つっていう経験ができるのがベンチャーで働く魅力だと思います。

平塚:やっぱりどちらも経験されているからこそ語れることですね。

西原:私の経験上だと、介護の仕事はお客様に対してやらなきゃいけないことや動かなきゃいけない事が山ほどあって、その声を形にしていくには会社の後押しがないとできない事が多いと思っています。そういう意味ではやっぱり裁量がある程度もらえてた方が柔軟にやりやすいとは思ってます。

介護業界で活躍したい人必見!就職する前に知っておくべきこと|人事インタビュー

平塚:事業内容も差があったりしますか?

西原:大手の介護保険事業を展開されている企業さんは、介護保険制度内の事業をやることが多いんですけど、
弊社みたいな企業は介護保険制度だけでは充足できないニーズをくみ取って、サービスに変えていくことを意識しているので、その辺でも違いはあるかもしれませんね。

平塚:制度に縛られないという感じですね、先ほど仰っていた店舗での販売だったっていうこともやられてるってことですね。コンサルティングなど企業側にもアプローチできたりしますよね。ちなみに介護のコンサルってどういったことをやるんですか?

西原:弊社の人事評価制度が割と業界内でも特徴的だったりするので、そういうの導入したいとか、企業様の組織的・経営的課題に合わせて弊社が持てるノウハウを活かしてより良い運営を目指すためのご支援をしたりします。

平塚:他にも組織・文化的な違いもあったりするんでしょうか?

西原:そうですね。社内プロジェクトがものすごく多くて、裁量を持って仕事ができるようにするための成長段階の一つとして、いろんなプロジェクトをそれぞれに持たせています。入社当時に自分がこうなりたいって宣言をしてもらうので、それに対して上司やメンバーからプロジェクトなど合いそうなチャンスをもらえたりするようになります。
いろんなプロジェクトに参画して色んな活動に参入できることで、知識だけでなく、経験から得られるスキルなどを身に付けることができるような仕組みは作っていますね。

平塚:ちなみに社内プロジェクト色々あるかとは思うんですけど、何か例とかってありますか?

西原:例だと、介護の業界を良くして行きたいっていうスタッフが「やっぱり僕らこの業界ってサービス提供できるのは人材だよね」と人材育成に携わりたいという思いから、新卒1年目のメンバーが内定者合宿を企画してやるとか。この合宿自体は社長が自ら作り磨き上げてきたようなものなので、社長直下で指導を受けながら実施できるようになるとか。

あとは、今私が責任者で持ってはいるんですけど、名古屋の店舗で規模が大きいデイサービスがあるんですけど、そこで大学さんと協業したアカデミックな研究をやって行こうかという話をしていて、そこから新しいサービスをローンチしていこうと取り組んだりもしてたりしますね。

平塚:社内のメンバーから発信してやっていける環境ですね。
組織の文化的に若手に発言権があるのが素晴らしいです。

西原:社内で「未来会議」という会議を開いていて、これから必要になってくる事業とか、世の中の現状から考えられる事も自由に発言する場を与えて、ブレストしていきながら「なんかこういうのいいよね」っていうのをサービス化に動いてみようかと話し合う機会があります。

平塚:お客さんがたくさんいるっていうところを活かしながら色々アイデアでサービス出していけるってとこが強そうですね。

西原:そうですね。お客様の声を本当に形にしていくのが僕らの役割だなと思ってるので。

平塚:すごく就活生の方からしても面白そうなテーマですね。そういうところに惹かれて来ていただける方が多いですか?

西原:そうですね。学生さんはやっぱりそこですね。
「意外とそういうことをやってるんだ。介護や福祉のイメージが変わりました」と言われることは多いです。

平塚:一般的なイメージとは全然違いますよね!

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4、介護職にはどういった人材が向いているのか・求められているのか?

平塚:就活生の皆さんのために、介護職にどういった人材が向いているのかについてお聞きしたいです。

西原:介護職っていう一括りで言うと本当に人が好きで、人の役に立ちたい、優しい心とかで多分止まると思うんですけど、介護業界ってそこからサービスを提供するまでで終わってしまうんです。この仕事の魅力ってありがとうとか言われるとか、人と関わっていて楽しいからで終わっちゃうんですけど、多分それだとイレギュラーが起きて行き詰まっちゃうんですよね。

僕らレアクルのメンバーは、そのイレギュラーのところのお仕事を求めていて、何で今だめだったのかなとか、このお客様って何を求めてるのかなとか、その奥にお客様が抱える課題や生活上の課題って何なのかなとか、そういったところをしっかりキャッチアップしていくところが僕らのメンバーとして合う層なのかなと思いますし、僕らの役割ですね。

平塚:確かに。一般的な企業とそこは結構違いますね。イメージだと介護業界行く方は「優強い人柄」で、「人助けをしたい人」といったイメージがあったんですけど。
業界も変わってきているっていうような印象なんですかね?

西原:そうですね。昔はそういったことも多かったんですけど、僕らはあくまでサービスとして価値を提供して、それに見合う対価をもらっている。
だからサービスを提供するのは当然だし、喜んでもらうのも、もちろん当然であってその奥にあることを、僕らは専門性としてやっていかなきゃいけないと考えているので、逆に言えば求人とかでは良い介護をしたいっていう人は弊社には向いていないですって言ってるんですよね。

平塚:なるほど。介護業界に求められている人材は以前とはまた変わってくると感じました。求められる人材としてどういう人材が挙げられますか?

西原:そうですね。これまでは「介護領域の中でどう活躍していくか」ということをみんな考えてたと思うんですけど、業界としてライン引きされるようなことなく社会に浸透させていくかが重要になってきていると考えているで、これからは高齢者や福祉を必要とした人たちの生活がいかに変わっていくかを見据えて、サービスを通して社会を作っていくっていうところに目を向ける人たちが求められてくるかなと思っています。

平塚:社会を作っていくっていう所がやっぱり重要なんですね。
それは結構一般的なイメージとだいぶ変わるところですね。手を動かすに止まらないで自分で社会課題を解決する仕組みを世の中に提供していけるみたいなそういうイメージですね。
スキルとかは、特に何か必要だったりしますか?

西原:アクティブな行動力やこれまでの常識に捉われない創造力、それに伴う思考力があれば。逆にエクセルとか、英語力があるとか、そういうのは全然必要ないですね。

平塚:なるほど!介護業界に求められる人材像も変化していっているんですね。

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5、介護業界で活躍する新卒の事例

平塚:新卒で介護未経験で入られた方がほとんどだと思うんですけども、そこで介護業界に入ってきてこんなに成長した新卒メンバーはいらっしゃいますか?

西原:新卒入社のメンバーは成長がすごく早くて、本当に入社3年目でもスーパーバイザーに上り詰めて多店舗の管理していたり、5年目のメンバーが統括の役職についたりしています。
今回は、2年目で店舗管理者、4年目でスーパーバイザーを任されている、弊社の期待のホープ、正木さんをご紹介します!

平塚:一店舗ってちなみに人員で言うと何名ぐらいで運営されてるんでしょうか?

西原:だいたい10名ぐらいで運営してて大体スーパーバイザーは3店舗とか持ってますね。30名のマネジメントや経営管理をやっていますね。店舗の収支も全部彼ら自身で管理しています。

平塚:すごいですね!新卒の方がそんなに裁量をもってやられていることは素晴らしいことだと思いますが、難しい仕事なので、失敗も多いんじゃないですか?

西原:新卒で上がってきた子たちはとことん教え込まれてるので、試行錯誤する力がついていることで、どんな状況下でも自身の成長の為に食い下がってくれますね。

平塚:そうなんですね!経営管理の教育が整備されているということですよね。

西原:そうですね。僕は5年ぐらいでその辺やりだしたのですが、現場に入ってたから5年後急に経営を任せると言われた時に自分でものすごい情報を集めて学んだ経験があって、これって誰でもできるわけではないだろうなというのは感じていました。でもレアクルに来て思ったのは、3年目とか5年目の子たちですら、ビジネスの話が出来ていて、何にお金がかかっていて、どうお金が動いているとかをリアルに実務ベースで経験している、そして知識も教育されているなと驚きました。

6、最後に

平塚:この記事を見ている学生さんと介護業界で新卒採用も含めて困っている企業さんに向けて一言お願いします。

西原:新卒の方々に関してはどの業種を選ぶにも手法でしかなくて、結局自分がどう成長して何をやれるようになるかが一番重要になってくると思うので、そこをしっかり見極めるためにもいろんな業界を見て欲しいと思っています。その中に介護という手法の一つが選択肢になればいいなと思います!

レアクルは人材育成プログラム上早期に育つ環境にありますし、何かを起こす時にはスピード感を持って行動することができます。しかもそれが人の生活に密着していて社会に必ず役に立つことに繋がる。業界にとらわれず、自分の自己成長のために様々なことにチャレンジしていきたいという方はぜひチアキャリアからご応募いただければと思います。

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