消費者という目線から

2020.03.17

消費者という目線から

こんにちは。内定者の松本です。
今日はいつもと少し違った視点からの話をしようと思います。


新型ウイルスの影響で大学の卒業式が中止になりました。
もちろん、レンタルの袴も必要なくなったので、卒業式の袴をレンタルしたお店にキャンセルの連絡を入れました。
電話をいくらかけても「大変混み合っていますのでしばらくお待ちください。」のアナウンスが流れ、やはり皆もお店に問い合わせをしているのだなと思いました。


私たち卒業生も、一生に一回の大学の卒業式がなくなるなんて思ってもみなかったし、友達やゼミのメンバーとももう会えないというのが残念で大変切れの悪い大学生活の終わり方だと思いますが、お店もお店で思いもよらない事態に大変痛手を受けているのです。


視点を変えてみると、お店は卒業式など皆が袴や着物を着る機会でまとまった収入が入り、売り上げを上げています。そんな中、卒業式が中止、ましてや何校もの学校の卒業式が一斉に中止になった今、損失は果てしなく大きいと思います。


タイズの社長もよく言っていますが、消費者というのは実は大変冷たいもので、長年買ってくれていたにも関わらず、いい商品を見つけるとすぐに乗り換えます。

通っていた飲食店よりも安くて美味しいお店が近くにできればすぐにそっちに通うでしょう。
私たちも、卒業式が中止になったという誰のせいでもない理由ですが、相手の都合を全く考えずに自分に袴が必要なくなったのですぐにキャンセルし、全額返金を要求します。
「お店も損失が大きいからお金だけは払いますね。」なんて同情は1ミリもないはずです。


消費者が強いというのは少し変な言い方ですが、ビジネスの中で消費者ほど自由気ままな存在はいません。
みなさんも普段は消費者目線で商品を購入していると思いますが、社会人になって会社に入ると消費者に選ばれる立場にもなるのです。
消費者が選んでくれるような商品作りや営業のテクニック、品質などを考えないといけません。

社会人になると、様々な視点からモノを見る力が必要になります。
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