株式会社ボールド

2015.01.11

お仕事の仕方(その3)


さてさて、連載3回目。いよいよ佳境(笑)
経営戦略本部長の福井です。

第1回において
「福井君、毎月のことで悪いけど、全国の支店の電話料金の請求書がNTTから届いたので、明後日の午前10時までに、データ化して経理部に提出しておいてくれ」と命じられれば、納期を守ってミスなくやる!と答える人が98%

第2回において
「福井君、いま君が持っている全ての仕事を別の人に渡して、君には今日から1カ月間、この電話料金の請求書の束だけを渡すよ。で、やって欲しいことは明後日に経理にデータを出すことだけ。残りの時間は、この請求書を使って、君がどれだけのビジネスマンか実力のほどを証明できるように何かやってみて」と言われたらどうですか?

というところまで来ています。

皆さんいかがでしたか?
過去に本当の部下に命じて実験済み(笑)なのですが、今度は95%以上の人が

1.経理に出す資料をもっと使いやすく改善してみる
2.毎月同じ作業をするのは非効率なのでNTTからそもそもデータでもらえないか交渉してみる
3.データにし分析をして電話料を使いすぎている支店がないか比較してみる
4.全体の電話料金を下げられないかNTT(や他社も含めて)交渉してみる

などの工夫をし始めるのです。
そういう答えになった方、多かったのではないでしょうか?

ならば、最初の頼み方であってもやればいいのに?とは思いませんでしたか(笑)
電話料金の請求書をデータにして経理に出しておいて!とだけ頼んでおけば、それはそれできっちりやってくれた上で、いつの間にか電話料金まで下げてくれる。そういう仕事の仕方が(特にベンチャーでは)必要です。

納期を守ってミスなくやってくれる人には、次もルーティンを。
黙って頼んでも会社のために色々やってくれる人には、やりがいのあるクリエイティブな仕事を。
えこひいきでもなんでもなく、世の中は至極当たり前のこととして、そのように動いています。

他の事例やまとめを含め、ちょっと入り切りませんので
その4につづく、と致しましょう(笑)

では、また♪

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