【中小企業】が新卒採用に成功する3つのポイント

採用手法

【中小企業】が新卒採用に成功する3つのポイント

中小企業の採用担当者とお話をしていると
よく、こんなお声を耳にします。
「優秀な学生はすべて大企業に取られるてしまう」
「滑り止めとして自社に応募してくる学生が多い」
そのため、希望する学生は採用できない(涙)
と諦めてしまっている企業もとても多いと感じます。
しかし、中小企業でも新卒採用に成功している会社もあるのです。
今回は、中小企業が新卒採用に成功する3つをポイントを紹介します!

【新卒採用】における中小企業と大手企業の違い

①ネームバリュー
②採用にかけられる資金の大きさ
③給与・福利厚生など待遇面
⑤採用にかけられる人員数

この4つの違い(課題)が中小企業の新卒採用を
苦戦に追い込んでいる要因だといえます。
しかし、この違い(課題)を冷静に分析し解決策を見つければ
中小企業でも優秀な学生を獲得できるのです。

解決策のポイントは3つ

  • 獲得したい学生のペルソナと、自社との相性を分析にする
  • 母集団形成の大きさだけにこだわらない
  • 大手企業と一味違う選考方法を取り入れる

【中小企業】と相性の良い学生とは

新卒採用には「即戦力にはならない」「教育コストがかかる」などの
デメリットがあります。それでも中小企業が新卒採用を行うのは
「将来の幹部候補生を育成したい」「企業理念の浸透を図りたい」
などの理由があるからでは無いでしょうか?
それであれば採用すべき学生は「リーダーシップを持った上昇志向のある学生」
「自社とカルチャーマッチする学生」と言う事になります。
この2点においては大手企業よりは中小企業の方が採用において
有利な点がいくつかあるのです。

「リーダーシップを持った上昇志向のある学生」の志向

  • 早く裁量権のある仕事がしたい(出世したい)
  • 早く現場で活躍したい
  • 年功序列より実力主義が良い

実は大手企業が、このような志向の学生のオーダーに答えるのは難しいのです。
大組織がゆえ、上位ポストに駆け上るには時間がかかりますし
未だ完全実力主義の会社は少なく上位ポストに若手を抜擢するのは至難の技です。
また、新卒生がすぐに現場で活躍したいと考えていても
多くの学生を採用する大手企業では一定のルールに基づいた研修や
キャリアステップを敷いているため優秀だからと言って1人だけを
特別扱いすることはできません。

一方、中小企業ではOJTが主流であり、早くから現場で経験を積むことが出来ます。
企業規模が小さいゆえ新規事業の立上げなどがあれば若手の社員も主戦力となって
裁量権のある仕事に携わる事ができます。

「自社とカルチャーマッチする学生」の採用

大手企業を志望する学生の企業選定ポイントは

  • 企業のブランド
  • 企業の安定性
  • 仕事<プライベートの環境

などであり、学生的にはカルチャーマッチなどは
あまり求めていない傾向がります。

しかし、仕事に「働きがい」「やりがい」「成長」を優先する学生
にとっては、理念共有ができ、社長との距離が近く、従業員の連帯感が強い
傾向のある中小企業は魅力的です。

  • リーダーシップを持った上昇志向のある学生
  • 理念を共有できる、仕事に「働きがい」「やりがい」「成長」を求める学生

は大手企業よりも中小企業の方がマッチしていると言えるのです。

【中小企業】の新卒採用では母集団の大きさにこだわらない

多くの企業は新卒ナビサイトやダイレクトリクルーティングを使い
母集団形成を図っています。
中小企業が母集団形成でが抱える課題をご紹介します。

ナビ媒体に毎年掲載しているが、学生に見てもらえない

大手ナビサイトには2~2.5万社もの企業が掲載をしており
名だたる大手企業も軒並み掲載しています。
無名の中小企業が名だたる大手企業よりも目立ち、学生に
魅力を発信するのは難しいといえます。
登録学生数が、どれだけ多くても
学生に訴求が出来なければ意味がありません。

掲載企業数が少なく、大手企業の掲載があまりない
「中小企業やベンチャー企業に特化したナビサイト」や
「業種や職種に特化したナビサイト」を検討してみてはいかがでしょうか?

株式会社Cheer

募集要項など条件面で大手企業に負けてしまう。

給与や福利厚生面でだけで大手企業に対抗することは難しいかもしれません。
しかし、考え方を変えれば、給与・福利厚生を最優先に考える学生とは
そもそも相性が悪いとも言えます。

であれば「安定性」や「働く環境の良さ」などではなく

「この会社に入社したら、どんな成長ができるのか?」
「この会社に入社したら、どの様に社会に立つのか?」
「この会社に入社したら、どんな達成感を感じられるのか?」

などを強く打ち出した求人原稿の作成を心がけてみてはいかがでしょうか?

【中小企業】が行うべき説明会や面接

中小企業の採用担当者なら誰もが感じたことがあるのでは無いでしょうか?

「エントリーはあるが説明会への参加者が少ない」
「説明会から選考にすすんでくれる学生が少ない」
「内定承諾してくれる学生が少ない」

これらの課題の解決策ををご紹介します。

そもそもなのですが説明会であれ、選考であれ自社に興味の薄い学生に
大勢参加してもらっても、結果的に内定不承諾に繋がります。
つまり「自社に興味を持ってもらう事」「興味を持った学生に選考にすすんで貰う事」
この2点が重要になります。

【少人数】でかつ【ターゲットを絞った】説明会を実施する

学生に心から興味を持ってもらい魅力を感じてもらう、、
採用担当者として自社とマッチしている学生なのかを確認する、、
といった観点で考えると、ある程度コミュニ―ケーションのとれる環境が
必要となります。
心理的安全性を担保する観点からも大量採用をするわけでは無いのであれば
「少人数性」の説明会が適しています。

  • カジュアル面談
  • 1on1スタイル
  • 〇人限定説明会

などの打ち出しで説明会を開催してみてはいかがでしょうか?
一方的に会社概要の説明や仕事内容の説明になってしまわない事も
大事なポイントです。

そして、もう一つ説明会の開催で作戦があります。
それはターゲットを絞った説明会を開催する事です。
「22卒 新卒説明会」といった間口を広げた説明会では
全くターゲットにしていない学生が多数参加してしまいます。
本当に出会うべきは、自社のペルソナにマッチした学生です。
参加人数を求めずマッチ度の高い学生に訴求する説明会を
開催してみましょう。

「22卒セールス職志望!部活動経験者限定説明会」
「22卒エンジニア職志望!JAVA使用経験者限定説明会」

などターゲットの学生に「この説明会、自分向けの限定説明会かもw」
と思って貰える様な打ち出しにしてみましょう。

【中小企業】は採りに行く面接を心がける

大企業では難しく、中小企業ではできる事といえば

  • 幅広い業務を経験できる
  • 早く裁量権のある仕事ができる
  • 理念に共感した仲間と働ける
  • 社長の近くで仕事ができる

といったところではないでしょうか。
是非採用したい!という学生に出逢えたら
会社の魅力を伝えるだけでなく

「こんな会社を作っていこう(未来を語る)」
「互いに理念を共有し会社の作っていこう!(働きがいを語る)」
「同じ方向を持った仲間と成長していこう!(成長を語る)」

といった熱い想いをぶつけた採用面接をしてみましょう?
もしかしたら内定を持っていた学生や、第2候補、第3候補として
考えて学生も心動かされるかもしれません。

【新卒採用】に成功する中小企業・ベンチャー企業の特徴

株式会社Wiz様 
2021卒 29名

早期採用、後期採用、説明会の打ち出しを様々変えて採用成功

株式会社Wiz

株式会社これから様
2021卒 27名

とがった募集記事、とがった説明会で差別化

株式会社これから

まとめ

①大企業の新卒採用と中小企業の新卒採用は別物

大企業に向いている学生、中小企業に向いている学生は異なります。
優秀かどうかではなく、向いているか向いていないかと言った観点で
採用すべき学生のペルソナを設定してみましょう。

②採用すべき学生を明確にする

「リーダーシップを持った上昇志向のある学生」
「自社とカルチャーマッチする学生」

会社を巻き込んで「どんな学生を採用したいか?」
しっかり話し合いを持つことからはじめてみましょう。

③中小企業の母集団形成は「量」より「質」

まずはナビサイトの見直しから始めてみましょう。
そして、大手企業の待遇面や安定性と戦わず中小企業ならではの
良さを学生にしっかり訴求する事が大切です。
説明会や面接でも人数を集めるこだわらず自社のターゲットとする
学生に向けた説明会や面接が採用成功の第一歩です。

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チアキャリア

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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