【インターン】ベンチャー・中小企業におススメする3つの理由

面接・選考テクニック

【インターン】ベンチャー・中小企業におススメする3つの理由

5月言えば採用担当の方にとっては採用活動最前線といった
ところでは無いでしょうか?
4/1時点での内定率は約38%、さほど例年と変わりのない推移を
見せているようですが「就職先を決めた学生は1割弱」
企業側にとっては悩ましいデータが出ています。
つまり、内定を貰った学生も就活を続けており
企業側にとっては、入社してくれるまで予断を許さない!
といった状況になっているといえます。
そして、この時期になると沸いて出てくる話は
「新卒社員がもう辞めた!」という話しや「五月病」の話題です。
つまり採用した社員はちゃんと定着できるのか?と言う話です。
今回はこの2つの大きな課題を解決できる施策をご紹介します。

確報版4月1日時点の就職活動調査 ~キャリタス就活2022 学生モニター調査結果(2021年4月)

ベンチャー企業・中小企業ほどインターンを導入すべき3つの理由

インターン制度が日本に普及し始め、昨今では約88%の学生がインターンを経験しています。
しかしベンチャー企業や中小企業の方にとっては
「インターンなんて大手企業だけ募集してるんでしょ」
「ウチにはそんな余力ないよ」
「募集出してウチの会社なんかにインターン来てくれるの?」

といった意見もあるのではないでしょうか?

しかし!結論から言うと
「ベンチャーだからこそ!」「中小企業だからこそ!」
インターンシップを導入すべきなのです。

インターンを導入すべき理由① 〜インターンは採用に直結する

売り手市場全盛だった昨年まで新卒採用市場は激戦を極め
ベンチャー・中小企業は大変な苦戦を強いられてきました。
インターンが採用に直結するとはどういうことなのでしょう。

実はインターンシップをキッカケに学生の志望度が上がる!というデータがあるのです。

就職志望度の変化

キャリタス就活 2022 学生モニター(2016 年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」

なぜ、インターン実施で志望度が上昇するのか?
どんなインターンシップを実施すれば採用に直結するのか?
詳しくは後半でお話します!

インターンを導入すべき理由② 〜内定辞退の阻止

新卒採用を経験した方なら必ず経験する「内定辞退」
この比率は年々高くなっており最新のデータでは7割近くになっています。

内定辞退率

リクルートキャリア「2019年卒の就活性の内定辞退率」

辞退率の変動が大きすぎて何人に内定を出せば良いか分からない。
4/1に入社してくれるまで配属計画が立てられない。
などなど企業にとっては大問題です。
こんな課題をインターン導入で解決している企業が沢山あるのです。

どんな制度設計をすれば内定辞退の防止につながるのか?
詳しくは後半でお伝えします。

インターンを導入すべき理由③ 〜入社後のミスマッチ撲滅

せっかく一生懸命採用した社員が1ヵ月も立たずに辞めてしまった。
採用担当者にとってこんなに悲しい事はありません。
配属先の担当者から「採用担当者の見る目が無いんだ!」なんて不満をぶつけられた
経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし!実はインターンシップの導入でミスマッチを撲滅する事も可能なのです。
こちらもは後半で詳しくお伝えします!

インターンシップの満足度によってその後の選考参加意欲は高まる

インターン満足度と選考意欲の相関

リクルートキャリア2022年卒インターンシップ・就職活動準備の現状に関する調査

会社説明や社長の講和、人事担当者との面接面談だけでは会社の
雰囲気や働く従業員のリアルは見えません。
1DAYであっても実際の職場を見学したり、若干の業務を行う。
また、従業員と実際に話しをしたりする事で学生は安心感を得るのです。
安心することでインターンに参加した会社への入社意欲が沸くのです。

大手内定後も就活を続けるベンチャー・中小予備軍

大手信仰は今でも根強く残っており「まずは大手から!」
といった学生が多いのも事実です。

企業選択をする場合どの様な企業が良いと思うか?

「マイナビ 2021年卒大学生就職意識調査」

企業選択時のポイントは

  • 安定している
  • 自分のやりたい仕事(職種)ができる
  • 給料のよい

つまり、自分のやりたい仕事や職種であれば大手である必要はない!ともいえます。

内定後も就活を続ける学生

「内定ブルー」と言う言葉があります。
学生は内定を貰ったあとも「自分の選んだ道は本当にこれで良いのか?」
「大手から内定を貰ったもののインターンで見たリアルは自分のイメージと違った」
「本当はもっと色々な会社があるんじゃないか?」
「もっと自分にあった企業があるんじゃないか?」
と悩んでいるものです。
そんな「ゆらぎ」が内定辞退率の高さに繋がっていると言えます。

現在は、ネットの普及により望めば沢山の情報を手に入れることが出来ます。
そして、ここ数年で社会人になる学生はデジタルネイティブ世代に移行していきます。
就活をする中で大手志望だった学生が

「なぜ自分は大手を志望するのか?」
「ところで大手以外の選択肢は無いのか?」

と疑問を持ち始めれば簡単に「他の選択肢」の情報を集めることができます。
そこで、自分にマッチしてそうなベンチャーや中小企業に出逢う。
つまり、ネットの普及でベンチャーや中小企業が選択肢になりうる可能性が
高くなってきているのです。

そこで上手くインターンシップ制度を導入出来れは優秀でミスマッチの無い
学生を採用することが出来るのです。

ベンチャー・中小ならではのインターン導入で採用成功を目指す

インターン導入のメリットは3つ

  1. インターン導入は採用直結
  2. 定辞退の防止
  3. 社後のミスマッチ撲滅

どの様な制度設計をすればよいのでしょうか?

まずはインターンの実施を

インターンに参加した学生が選考を受ける確率は2倍近くに上がります。
実施日数による満足度は「大変満足+やや満足」で見るとあまり大きな差はありません。
つまり、まずは実施する事が重要だと言えます。

日数別満足度

インターンシップに関する調査 キャリタス就活2021 学生モニター調査結果(2020 年3 月発行)

定期的なインターン実施で学生の不安を取り除く

仮に6月に内定を出すとすると入社まで9ヵ月もある事になります。
学生に迷いが生じたり、不安に思ったりするは当然です。

入社までに不安に思っていること

キャリタス就活2019 学生モニター

学生は内定期間中もたくさんの不安を抱えています。
このような不安を解消できるようなインターン実施になれば
内定辞退率の低減に効果的でしょう。

「仕事についていけるか?」不安に思っているのであれば
簡単な業務を任せてみる。

「人間関係が不安」なのであれば年齢の近い社員とのランチ会を開催する

などいろいろな企画を実施してみると良いかもしれません。

内定期間中に、いかに学生との接触頻度を増やすか?
食事会や座談会なでには限界があります。であれば、、

  • 内定者でも出来る様な業務を切り出す
  • 入社後業務の下準備になる様な業務を切り出す

などして定期的にインターンを実施すれば良いのです。
(毎週〇曜日出勤、毎月〇日出勤など)

そうすれば内定者のスキルアップにもなりますし
人間関係が深まる事から内定辞退の確率はグンと下がるはずです。

選考フローにインターン制度を入れ入社後ミスマッチを撲滅

「超早期離職」半年未満での退職率は11.8%というデータがあります。
学生も企業も年単位で就活を行っている事を考えるととても残念な数字です。

超早期離職割合

リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査2020」

なぜ、この様に残念な結果は起きてしまうのでしょうか?

入社前後のギャップ

元「キャリタス就活 学生モニター」若手社員のキャリア満足度調査

つまり、ギャップを生まないためには入社前にしっかりと
「この会社で働く」リアルを知ってもらうしかありません。

最近では選考フローにインターンを入れ込み少しでも学生と企業の
認識のずれを減らそうという企業が増えています。

エントリー➤説明会➤一次面接➤インターン➤最終面接➤内定

といった具合です。

早期退職は学生にも企業にも大きな痛手となります。
採用コストや教育コストを考えるとベンチャーや中小企業ほど
損失は大きくなります。
ベンチャー、中小企業にこそインターンシップは必要な制度なのです。

インターンにも色々なタイプがあります。

  • 1DAYインターン
  • 短期インターン
  • 長期インターン
  • 内定者インターン
  • フルコミインターン

業界や職種、人員体制や企業規模などにより導入スタイルを良く検討し
自社にカスタマイズした制度設計をおススメします。
ベンチャ―ならではのインターン導入とは

CheerCareerインタビュー 株式会社Connecting the dots
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インターンを積極募集している企業を研究するのも一つの手段ですね。

この記事を監修した人
平塚

代表取締役 平塚ひかる
年間で10万人が利用する就職サイトチアキャリアを運営する株式会社Cheer代表取締役。
新卒で入社した会社を3ヶ月目の22歳で役員に。1年目で営業成績1位、全社MVP。営業・マーケや開発・広報・人事管轄の取締役として従事したのち独立。
第一回日本中小企業大賞三冠・三年連続受賞したのち殿堂入りし、審査員就任。
東京都の【多様な主体によるスタートアップ支援展開事業】分科会審査員を2期連続担当。
意思決定層のジェンダーギャップに取り組む「スポンサーシップ・コミュニティ」発起人を務める。

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