徳島大学 生物資源産業学部 高瀬 杏太

卒業年度 2021卒
理系,コーポレートスタッフ,地方就活

大学時代について

実験に多くの時間を費やした大学生活でした。

大学に入学するときは、そもそも癌の研究がしたくて徳島大学を選んだため、将来のことも研究職になることしか頭になかったので、まずは学問を一生懸命にやろうということだけで入学しました。

しかし、学年が上がり研究が深まるにつれて「これは本当に自分のやりたかったことなのか?」と疑問が湧いてくるようになりました。

想像よりも人と交流をすることが無いことや、研究というものが生活に落とし込まれるまでの遠さに対して、もっと人とコミュニケーションを取り、目の前の人たちへの価値貢献を行っていきたいと考えが変化していきます。

研究という大学入学の目的を見失ったことで、他の人よりも早くに就職活動というものを意識して、2年生の夏には1つ上の先輩たちに紛れてインターンに参加したりしていました。

研究職に就かないと決めても、実験などがなくなるわけではないので、そこからは繊維の研究をしながら自分のキャリアに軸足を置いて活動することがメインになります。

結果としてかなり自分の中で納得のできる就職活動、キャリアというものを考えることが出来たため、入学当初には想像もしなかった大学生活でしたが非常に有意義だったと胸を張れるものになりました。

就活スケジュール

1. 3年の11月からインターンに参加

2. 大学3年の6月からサマーインターンを開始

3. 9月にはインターンに加え東京の就活イベントにも参加

4. 11月からは説明会や面接が開始するなど選考が本格化しはじめる

5. 5月、志望企業から内定をもらう

就活の軸

就活の軸は「会社の雰囲気が良いこと」と「会社が社員のことを想っているか」で探していました。

そもそもは研究職を目指さなくなってから、ゼロの状態で探し始めたので、軸そのものを考えるところからのスタートでした。

ただ、自分が研究に面白味を感じられなくなった理由でもある「人とコミュニケーションがあまりとれない」というところから、逆に人と多くコミュニケーションを取れる仕事にしようかな、ということは頭にありました。

地方に住んでいるとどうしても就職活動は難しいため、東京に出てきたときに一気に多くの採用イベントに参加しました。

その時にベンチャー企業に関心を持ち、他の企業よりも「見えてるものと中との差」が少なそうということに魅力を感じました。

例えば、若手から活躍出来ますと言う企業の説明をしている人がもの凄く年配の方だとやっぱり疑問は拭えなかったりするので。

また、自分からドンドン挑戦出来そうな気風の会社が多かったことも魅力でした。

学生時代にキャプテンや生徒会長を通じて責任を持って前に立ち、積極的に動いてきた経験から、やはり責任と引き換えで裁量権を得られる環境にはとても魅力を感じます。

そうやって魅力に感じる企業を言語化する中で、少しずつ自分の中での軸がはっきりしてきて、その中でもやはり自分が会社の中で責任を引き受けて仕事をするためには、会社側もまた社員のことを強く想い、その循環で会社側の雰囲気が良くなっているところで働きたいと思うようになりました。

最終的にはそういう企業に出会い、内定をいただけたので非常に納得のいく就職活動でした。

将来どうなりたいか

将来の夢は人に関わり、会社のワクワクを伝えられる人になることです。

そのため、人事職に就くことを目標としていて、組織や採用のことなども独自に勉強を継続していますが、やはり教科書的な勉強よりも、就職活動を通じて経営者の方や人事の方に実際にお話をうかがう方が何倍にも学びがありました。

また、会社のワクワクを届けるだけでなく、関わる人のきっかけになりたいということも人事職を希望する理由です。

自分自身が就職活動を通じて、多くの方から学びを得て、価値観に変化があったり知らない魅力的な事業や企業にたくさん出会ってきました。

社会を知らない学生にとって、その一人ひとりの影響力はとても大きく、その影響力を手助けに使いより多くの人の人生を豊かにしていきたいと思います。

また、さらに先の目標としては就活バーなどを作り、誰もが簡単にキャリアを考えるきっかけになったり、社会人の方も様々な業界職種の価値観を交わらせることが出来る場を作っていきたいと思います。

もちろんまだまだ、社会のことも仕事のことも知らないことだらけなので、入社後は任された仕事でまずは成果を出し、自信を持ってやりたいことを宣言出来るようになりたいですね。