INTRODUCTION
2023年11月22日、「第4回 チアキャリアアワード2023」が開催され、魅力的な採用活動を行っているベンチャー企業16社がさまざまな賞を受賞しました。
その中でも「Best of チアキャリア」に選ばれたのが、『人とテクノロジーで世界をつなぐ』という企業理念のもと、最新テクノロジーを取り入れながら事業展開をしているバレットグループ株式会社。
バレットグループの採用への取り組みや企業風土、求める人材について、システムデベロップメントカンパニー カンパニープレジデント 兼 取締役CHROである後藤衞さんと人事部の江戸はつねさんに聞きました。
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目次
バレットグループについて
バレットグループは、『人とテクノロジーで世界をつなぐ』という企業理念のもと、何よりも人と人とのやりとりに重きをおき、デジタルマーケティングやシステムインテグレーションなどの事業展開をしている会社です。
今回は企業の成長と優秀な人材の採用を続けているバレットグループさんにお話を聞いてみました。
内定を出すまでに「この会社で働きたい!」と決意させる
ーまず24卒採用を1年間振り返ってみてどうでしたか?
江戸さん
早期化というところがすごく顕著な1年だったと思っています。その傾向と向き合った上で、一つ一つの課題としっかりと向き合って優秀な学生さんの採用に着手できたと思っております。
ー24卒の選考で特に意識していたポイントなどはありましたか?
江戸さん
選考フローの中で言うと、弊社は人が魅力的というのが多くの内定理由であるため、1dayインターンを通して代表の小方や役員をはじめ、弊社の優秀な活躍人材と関わる機会を意識して設けていましたね。
後藤さん
弊社が学生を採用したいから積極的にアプローチするのも少し違うと思っていますし、学生が内定獲得のために僕らにアプローチするのも違うと思っています。バレットグループの選考プロセスの中で、僕らとしても「あなたと一緒に働きたい」、学生からは「バレットで働きたい」となることを特に重視しています。
つまり、その日のうちに承諾してくれる温度感で内定を出すことが多いのと、内定承諾をしてくれた瞬間から入社に向けて準備を一緒に始めるという意識で会社全体で採用活動を行っていましたね。
つまり、その日のうちに承諾してくれる温度感で内定を出すことが多いのと、内定承諾をしてくれた瞬間から入社に向けて準備を一緒に始めるという意識で会社全体で採用活動を行っていましたね。
バレットグループさんの採用の特徴として、「飾らない自社のリアル」を見せるというのが印象的でした。その上で本当に自社を気に入ってくれた学生さんに来てもらうという採用手法を行うことで、安定的な定着にもつながるのだと感じました。
この会社のどこに惹かれ、何をしたいのかが重要
ー新卒採用をする際に意識しているポイントはありますか?
後藤さん
学生さんはよく「学生時代に何をしてきたか」「どのような結果を出したのか」を面接で表現してくれますよね。ただ「社会で通用するのか」というと、それは分からないと思っています。そのため、僕たちは過去に何をしてきたかよりも、未来に何をしたいかが重要なので、そこを見極めるポイントにしています。
重要なのは、バレットグループのことを本当に理解してくれているかかなと思っています。「バレットグループはこういう会社だからこそ、ここを期待しているので入社したいです」と言われると、すごく安心して僕らも採用の検討を進められるんですよね。
重要なのは、バレットグループのことを本当に理解してくれているかかなと思っています。「バレットグループはこういう会社だからこそ、ここを期待しているので入社したいです」と言われると、すごく安心して僕らも採用の検討を進められるんですよね。
面接の場では過去にフォーカスが向くのが一般的ですが、バレットグループさんは学生の未来に目を向けているところが特徴とのこと。その上で自社のことを好きになってくれるための仕組み作りを行っているため、「自社に合う・向上心のある学生」が採用できているように思います。
母集団形成が目標ではない
ー良い人材を採用する仕組みはありますか?
後藤さん
弊社は母集団形成の人数・最終面接の実施数・さらに内定させる人数をKPIにして評価しているわけでは無いのが特徴だと思っています。
「500人の中から5人採用する」と「10人の中から5人採用する」のは、結果的には同じですよね。そのため、母数が500か10かという観点ではこだわっていません。
母集団形成の時点でリアルを見せるということを意識していて、弊社はそこの部分が結構上手かなと思っています。それを見て本当に興味のある学生が選考に来てくれるという形を目指していますし、現在でもかなり確度が高いなといつも思っています。
「500人の中から5人採用する」と「10人の中から5人採用する」のは、結果的には同じですよね。そのため、母数が500か10かという観点ではこだわっていません。
母集団形成の時点でリアルを見せるということを意識していて、弊社はそこの部分が結構上手かなと思っています。それを見て本当に興味のある学生が選考に来てくれるという形を目指していますし、現在でもかなり確度が高いなといつも思っています。
江戸さん
事業部の現場サイドの方々が、人事の採用において一緒にすり合わせを行うことでより具体的な本音を学生に伝えられるのかなと思っていまして、実際そのような取り組みがあるからこそ、弊社のリアルを見て興味を持ってくれた学生さんが採用できているんだと思います。
ー自社に合ったペルソナ設定はどのようにしてますか?
後藤さん
ペルソナを設計する際によく活躍している従業員を踏襲したりするじゃないですか。僕らはこの会社を作って3年目ぐらいのときに、ポリシー(行動指針)を役員陣ではなく現場の社員が会話をして文章化したんですよ。
「こういう人と働きたいよね」「そのためにこういう言葉(エッセンス)を入れたいね」みたいなことを話したんですよね。その会議で結果的に僕らの一緒に働きたいペルソナはこういう人だ、というのを創業時の社員全員で決めてくれました。
これは選考基準・評価フローにも入ってる項目なので、そういうマインドを持ってる人が来てくれて、なおかつそのマインドを実行できたかどうかが評価されるといった仕組みなので、とても大事にしてる行動指針です。
「こういう人と働きたいよね」「そのためにこういう言葉(エッセンス)を入れたいね」みたいなことを話したんですよね。その会議で結果的に僕らの一緒に働きたいペルソナはこういう人だ、というのを創業時の社員全員で決めてくれました。
これは選考基準・評価フローにも入ってる項目なので、そういうマインドを持ってる人が来てくれて、なおかつそのマインドを実行できたかどうかが評価されるといった仕組みなので、とても大事にしてる行動指針です。
会社全体(現場や人事サイド含め)で同じ目線でペルソナ像を描き、共通の目標に取り組むことで採用後の部署での軋轢を防止している点など、人事サイドでの取り組みの重要性を聞いている側からも非常に感じました。
内定承諾後は一社員として扱う風土
ー内定承諾後のフォローはどのようなことをどういった目的で行なっておりますか?
江戸さん
しっかりと学生と向き合う時間を確保し、交流を深めるように意識をしています。入社前でも帰属意識みたいなところも高まるような内容にするという所を目的に考えていますね。
後藤さん
僕たちとしては内定を承諾してくれた方はうちの従業員だと思っています。
そのため、その後にある全社のイベントには基本的に全て呼ぶようにしています。所属部署が決まれば、その部署が内定期間中に社員旅行に行くとなったら一緒に連れて行ったりもしますね。
定期的に社員と接点を持たせる取り組みをすることで、この仲間たちと働くんだという安心感が結構あると考えています。入社前に社員や同期の子と関わる機会は意識して設けていますね。
そのため、その後にある全社のイベントには基本的に全て呼ぶようにしています。所属部署が決まれば、その部署が内定期間中に社員旅行に行くとなったら一緒に連れて行ったりもしますね。
定期的に社員と接点を持たせる取り組みをすることで、この仲間たちと働くんだという安心感が結構あると考えています。入社前に社員や同期の子と関わる機会は意識して設けていますね。
売り手市場ゆえに頻繁に問題になっている内定辞退。その中でバレットさんに関しては、1社員として愛情を持って接することで辞退の防止をしているのが印象的でした。
悩みや思いを素直に相談できる環境
ー江戸さんはバレットさんに入社して3年かと思いますが、率直な入社後の感想を伺ってもよろしいですか?
江戸さん
入社から3年ぐらい経っている中で、多くの良い経験を積ませてもらっているなと感謝しています。一方で壁に当たることや上手くいかないこともありました。その時には相談しやすい環境があるというのをバレットグループに入ってから感じることが何回もあります。
新卒で入ると他社さんのことを知らないので、これが当たり前という基準になりますが、自分の話をちゃんと向き合って聞いてもらえる点であったり、先輩・上司との距離が近いという点は、改めて考えると全然当たり前ではないと感じることが多いです。
先輩が時間を取って分からないことやできなかった事に対してしっかり向き合ってくれる姿勢を、会社全体で取り組んでいるというところは本当に素晴らしいと思います。
実際それで助けられている人たちが多いからこそ、その文化が着実に継承されていると思いますし、それがバレットグループが当たり前に築き上げてきた空気感であるという事をすごく感じます。
新卒で入ると他社さんのことを知らないので、これが当たり前という基準になりますが、自分の話をちゃんと向き合って聞いてもらえる点であったり、先輩・上司との距離が近いという点は、改めて考えると全然当たり前ではないと感じることが多いです。
先輩が時間を取って分からないことやできなかった事に対してしっかり向き合ってくれる姿勢を、会社全体で取り組んでいるというところは本当に素晴らしいと思います。
実際それで助けられている人たちが多いからこそ、その文化が着実に継承されていると思いますし、それがバレットグループが当たり前に築き上げてきた空気感であるという事をすごく感じます。
個の成長よりも、人を育てられる力の大切さ
ー最後に、就活生に向けて熱いメッセージをお願いします。
後藤さん
弊社は経営理念に「人を育てられる人を育てる」という言葉を掲げています。
つまり社会人として個人が成熟していくことではなく、個人が成熟していけるような仲間たちを作っていかないといけないんですよね。
自分の感覚的な行動は自分だけなら実行できますが、それを後輩に伝えるときはかなり整理してから伝えないと、次世代の子には上手く伝わらないですよね。
本当の意味で「成長する」というのは、個人が成長することではなく「世代(仲間)を作っていく」ということであると思っています。これは経営層が特に大事にしている価値観なので、その成長に興味があれば得られるものも多いのではないかなと思いますね。
つまり社会人として個人が成熟していくことではなく、個人が成熟していけるような仲間たちを作っていかないといけないんですよね。
自分の感覚的な行動は自分だけなら実行できますが、それを後輩に伝えるときはかなり整理してから伝えないと、次世代の子には上手く伝わらないですよね。
本当の意味で「成長する」というのは、個人が成長することではなく「世代(仲間)を作っていく」ということであると思っています。これは経営層が特に大事にしている価値観なので、その成長に興味があれば得られるものも多いのではないかなと思いますね。
バレットグループさんが成長を続ける背景には「自分中心の考え方」ではなく、「チームで向上していく」という経営理念が影響していました。採用だけでなく、企業として成長できる背景には「人を育てられる人を育てる」という経営理念が深く関わっているように思います。
情熱次第で、自分が思い描く環境が作れる
ー他にここは学生さんに伝えたいということはありますか?
後藤さん
一つ伝えたいことがあります。バレッドグループは新宿が本社で仙台・新潟・梅田・江田島に拠点があります。この拠点全部、情熱的なリーダーがいて立ち上げてるんですよ。つまり経営的な戦略で地域を拘ったのではなく、事情や背景があって地元に帰らなければいけないとなったとき、「拠点立ち上げてみる?」という会話を行って立ち上げています。
地方出身の学生さんは、まずは東京でチャレンジしたい方もいると思いますが、将来的には地元に戻って地元を盛り上げたいという人も多いと思うんですよ。
そういう人が情熱を持って取り組んでくれるなら、僕らが地方展開しているノウハウを使って地元を盛り上げることができると思っています。「まずは東京で修行して、その力を持って地元を盛り上げる」というマインドの方も大歓迎なので、ぜひアプローチしてもらえたら嬉しいです。
地方出身の学生さんは、まずは東京でチャレンジしたい方もいると思いますが、将来的には地元に戻って地元を盛り上げたいという人も多いと思うんですよ。
そういう人が情熱を持って取り組んでくれるなら、僕らが地方展開しているノウハウを使って地元を盛り上げることができると思っています。「まずは東京で修行して、その力を持って地元を盛り上げる」というマインドの方も大歓迎なので、ぜひアプローチしてもらえたら嬉しいです。
おわりに
「Best of チアキャリア」に選ばれた企業の背景には、会社全体の採用に対する向き合い方や採用後の学生のフォロー体制や社内に浸透している経営理念が影響を与えているようでした。
チームワークと向上意欲を重視するバレットグループの一員として、若い時から活躍したい、人を成長させ育てたいという人にピッタリな企業ではないでしょうか。
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