2021.06.07
30%のやりがい・30%の責任・40%の報奨
過去10年間、延べ850名の大学生を面接して 一緒に仕事をしてきた経営者って 私以外なかなかいないかもしれない。 その中で10年間の各年代の大学生メンバーに共通しているのは、 「30%のやりがい・30%の責任・40%の報奨」がセットになった ハッピーセットのような仕事や会社を求めている学生が圧倒的に多い。 仕事の原理原則は、「お金を払ってでもやって欲しい事」だよね。 あなたが1万円払ってでも友達にやって欲しい事ってどんなこと? 意外となかなか無いんじゃないかな。 大学生にとっての1万円は、おそらく会社にとっての100万円くらいだと思うが、 みんなの生活レベルの中で、1万円を払ってでもやってもらいたいくらい嫌な事って、 相当なレベルで嫌な事だと思う。 「1万円払うくらいなら自分でやる」 「嫌なことはあるけど、1万円払いたくはない」 そんなところではないでしょうか。 ビジネスの世界も同じです。 企業にとって100万円って、払えない金額では無いです。 しかし、「100万円払ってまで代わりにやってもらいたいこと」って考えた時に 意外とハードルは高いものです。 つまり、お金が発生している=ビジネスが成立している という定義とした場合、 あなたの目の前に生じている仕事というのは、 周りがどれだけ嫌な事なのかで金額に差が生まれるという事です。 30%のやりがいがあるシゴトに対して、40%の報奨は物理的に発生しないんです。 あなたが楽しいと思えるシゴトは、周りの人も同じように楽しいと思う確率が高い。 つまり、そんなに楽しいと思いやすい仕事に対して、高い報奨を付けてまでお願いしてくる 依頼人は存在しないという事になる。 一方で、40%以上の報奨を得たいと思うのであれば、 沢山稼ぎたいと思っているのであれば、 周りが嫌だと思えば思うほど、単価は上がっていくという訳です。 楽しそうに仕事をして、沢山のお金を得ている人が近くにいたら、 その人は、楽しくて儲かるシゴトを見つけたのではない。 そのシゴトを、その人が楽しくしたって事なんだよね。 楽しいシゴトを見つけるのではない。 シゴトを楽しく出来る人間しかいないってことなんだよね。 「エンジョイシンキング」 これがビジネスマンになる上で凄く重要な事。 この考え方を身に着けるのが一番の就活対策だと思うよ。