環境機器株式会社

2021.12.03

風呂敷を広げる_前編

事業を伸ばしたいのに、「当社はこれだけしか提供できないです」というのはもったいないばかりか、顧客に対して誠実さに欠けるとさえ思う。確かに、現在自社が提供している製品やサービスは、「メリットを感じるなら買ってください、そうでなければ当社が売りたくても買って貰えませんよね」というものかも知れないが、顧客は本当は、「もっと提案してもらいたい、納得すれば是非買いたい」と考えているに違いないと思う。

例えば、自社の本業がスポーツジムの経営だとしよう。その場合、「当社はこの場所にこの様な施設を用意しています。月謝はいくらです。良ければ入会してください」というのが一般になされていることだと思う。

でもそれはとてももったいない。本来は、「当社は貴方の健康の増進を全部請け負います。そのためには、当社の施設を使ってもらうことはもちろん、健康診断データも共有して貰いたいし、医者のカウンセリングも受けて貰いたいし、月に一度、体組成計にも乗って貰いたい。そして解決策として、運動メニューであったり、サプリであったり、整体であったり、日々摂る食事であったり、できることを全て提供したいのです。なぜならそれが貴方のためだから。」と言わなければならない。

人との関わりにおいて、特に顧客との関わりにおいて、謙遜は美徳にならない。風呂敷を広げて、「当社にもっと任せてくれたら、もっと出来ます」と言えなければならないと思う。
風呂敷を広げる_後編

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この投稿の著者
片山 淳一郎
片山 淳一郎
代表取締役
京都大学法学部卒・ケンブリッジ大学経済学修士
高校時代の部活、水球から人生の全てを学ぶ。大学卒業後、日本興業銀行へ入行し社会人の基礎を学んだ後退職。イギリス留学を経て当社に入社、2000年に家業の当社を継ぐ。老舗町工場であった当社を開発型コンサルティング商社に業態変更し、業界1位の独特なポジションを築き上げた。当社の経営と共に、公益社団法人日本国際民間協力会の副理事長として途上国支援に注力、また一般社団法人茨木ウォーターポロクラブを立ち上げ、大阪での水球普及を行なっている。社員と共に、フルマラソンに挑戦する健康経営を実践。毎年12月に開催される那覇マラソンが社内の公式大会。自らも走るのは嫌いだが「経営者の強みは知力と体力」と考えて日々頑張っている。
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