新卒でIT企業に入社した直後から違和感を覚えました。　
  
なぜ、IT業界は、クライアントの言いなりなのか？
なぜ、IT業界は社員が考えるキャリアが社内のキャリア制度と合わないのか？
なぜ、IT業界は何のためにこの会社にいるかの意味が感じられないようなマネジメントが当たり前なのか？

IT投資とは、ITによって未来に受けられるリターンに今ベットすることです。
IT業界はクライアントが本当に実現したいと考えていることよりも、
ITシステムをつくることを目的に仕事をしてしまっている。
 
この「人とITへの不条理」を是正したいという想いが起業の源泉でした。

今のみなさん位の時期からアイエスエイプランを創業するまで、
このことばかり考えていました。

新しい産業ということもあり「自分がやったらもっと上手くできる！」と感じ、自分ができることからはじめました。
 
同僚や上司、クライアントは自分の友達を大切にするのと同じように接しました。
自分の提供するITの価値が一律（真実は評価ができなかったから）とし、もっとコストを下げる努力を精一杯してきました。

そして要件定義の内容を経営側面からそのようなインパクトがあるのか？をクライアントととにかく話し、シミュレーションをました。 　

自分がそれを実行できるようになると、次にはそれを組織で実行できるようになりたいと思いましたが、それを実現するには、様々な理由でどう頑張っても後数年は掛かりそうでした。

当たり前のことを当たり前にするだけなのになんでこんなに時間がかかるのだろう。
もっと早く実現するにはどうしたらいいのだろうと考えた時、今の組織を変えるよりも、新しい組織を創ろうと思いました。
 
変えるのではなく、はじめから、この不条理のない組織を創ろうと。　

　人は何のために働くのか？
　みんながイキイキと働くにはどんな組織が必要か？
　クライアントに更に貢献するには？　

という問いに、自分なりの解が欲しかったし、
一緒に考え実行する仲間を集めようとアイエスエイプランを設立しました。