2020.10.19

人事部のホンネ

 こんにちは!内定者インターン生の伊東です。
 
大学生の皆さん、就職活動の進捗はいかがですか?今まさに面接を受けている4年生の方もいらっしゃいますかね。来年どうなるか不安な3年生の方、まだまだ先の話だと考えている1、2年生の方もいると思います。しかし、就職活動は全ての大学生に関わってくるもの!いずれは必ず向き合うものなのです…。
 
特に今年は、コロナの影響で今までとは就職活動の形が大きく変わっています。…急にそんなことを言われても困りますよね。そこで!今回は、新卒採用を行う人事の方に「本音」を聞きたいと思います!「最近の就職活動についてどう思う?」「WEB面接って実際どうなの?」…など、面と向かって聞きにくいものもバンバン聞いてきたので、ぜひ読んでみてくださいね↓
 
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インタビューに応じてくれたのは、人事部で新卒採用全般の責任者を務めているAさん。現在入社3年目です。
…入社2年目で新卒採用の責任者ってすごくないですか?実はこのAさん、この会社全ての一次面接の面接官を務めています!どんな回答が返ってくるのか楽しみです!
 
それでは早速インタビューを始めていきましょう!
 
Aさん(以後省略)「よろしくお願いします!」
 
始めに、最近の就活生を見ていて思うことを教えてください。
 
「みんな就活を始めるのがはやいなぁ、と思います。私自身が取り掛かるのが遅かったというのもありますが笑。でも、早いのはとても良いことです。それだけ自分の将来についてしっかり考えられているということですからね」。
 
将来について考える…方法としては自己分析になりますかね?
 
「うーん…正直に言って、自己分析が大事かどうかは人によると思います。例えば、今まで自分について深く考える機会が無かった人はしたほうが良い。でも、普段から考えている人は、いきなり自己分析の本を読んでその方法でやり始めてもしっくりこないんじゃないですかね。『みんなやっているから』ではなく、自分に必要だと感じれば取り入れれば良いと思います」。
 
学校からは自己分析をしろと口を酸っぱくして言われた記憶があるので意外な回答でした。
次に、ESで重視していることを教えてください。
 
「ESは足きりです(断言)。経歴学歴をみます。後は、志望度。明らかにうちの会社のことを調べてきていない内容のものも切ります。文章に関しては、テンプレートに嵌めて書いてあるものは読み飛ばしますし、自分の言葉で書いてあれば目に付きますね。どちらにせよ、書き方で合否を出すことはありません」。
 
なるほど。人柄は面接で判断するんですね。面接中に学生に対して思うことってなんですか?
 
「皆さんたくさん面接練習をしてから来てくれると思うんですけど、質問に対する答えがテンプレートだったり、質問の答えになってなかったりするとあまり良い印象は持ちません。柔軟性がないな、という評価になってしまいます。その場で自分の考えを言葉にできると良いですね。…そして、最低限将来に対するイメージは持って来てほしいです。これから働く自分の為に必要なことだし、考えるというプロセス自体が大切です。あとは、愛嬌があると良いですね!笑」。
 
愛嬌ですか?笑
 
「そうですよ!面接官も人なので、良い子だと感じたら面接を通したくなります笑。…その感情をどの程度混ぜて良いか、が人事の難しいところでもありますけどね」。
 
確かに、自分の裁量で人の職業が決まるかもしれないって責任重大ですね。
 
「そうなんです。私の会社では社員の多様性を大切にしているので、私個人の相性で合否を決めないように気を付けています。難しいところもありますが、いろんな学生と出会ったり、様々な部署の人と関わったりできるのが人事の仕事の魅力だと思います」。
 
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ありがとうございます。ここからは今主流のWEB面接について聞いていきたいのですが…実際、どうですか?笑
 
「基本的に対面での面接とみるところは変わりませんが…難しいです。その人の雰囲気や言葉のニュアンスってあるじゃないですか。そういったところで会社との相性を判断することができないのが厳しいですね。逆に言えば、判断がつかないから不合格にしづらいという側面もあります」。
 
不合格にされないのは学生にとって嬉しいことのように感じますが…
 
「例えば、全ての面接をWEB上で行って内定をもらえても、会社への志望度はあまり高まらないと思うんです。その状態で入社を決めるのはミスマッチになりかねない。他にも、いざ会ってみたらお互いに想像と違かっただとか、内定式に来ないという事態も考えられます」。
 
反対に、WEB面接の利点はありますか?
 
「会社側からしたら、受けてくれる母数が増えるという利点があります。地方の人も時間や交通費を気にしないで受けてくれるので。…後は、動画選考で個性が出るなと感じました笑。ゆかりの地で撮影してくれたり、野球のユニフォームを着てくれたり。こういうことをすれば受かるというのはありませんが、選考のためにアクションをしたのは評価対象になりますね」。
 
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最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします!
 
「みなさん、就活を成功させたいと思いますよね。でも、実際は上手くいくかどうか、もっと言えば『上手くいく』の定義さえもわかりません。もしかしたらその判断は、入社後の環境が自分に合うかで決まるかもしれません。だからこそ、学生生活を単なる就活の為の準備期間として捉えないでほしいです。今は学生という枠にとらわれずにいろんなことに挑戦して、自分の言葉で自分のことを語れるようになってほしいと思います。大事なのはエピソードじゃなくて、何を考えてどう頑張ったか。ES用ではなく自分のために色々な経験をしてください!」
 
ステキなメッセージをありがとうございます!以上でインタビューは終了となります。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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