株式会社アカウンタックス
同じ空気を吸うだけで良い

2014.12.19

同じ空気を吸うだけで良い

アカウンタックス代表の山口です。

昨日の続きです。

将来経営者になりたいというなら、
経営者が意思決定する現場に立ち会えるような仕事に就きましょう。

その空気を吸うだけで勉強になりますし、
その決定の裏側にある複雑な思考というものに想いを馳せることも出来ます。

先日、弊社のお客様のスーパー営業マンが退職しました。
その影響で売上が1割くらい落ち込んだそうです。

そのスーパー営業マンはまだ入社して3年目です。

会社全体の業績はそれほどでもないので、
社内で一番多くの賞与を受け取ったにも関わらず、
それを不満に会社を飛び出してしまったそうです。

彼はたぶん独立して経営者になるのでしょう。
そして、暫くすれば自分の会社を辞めた判断が正しかったか悩むと思います。
経営者になれば、なぜ賞与の額がそういう額だったのかは理解出来るようになるからです。

もし、彼が経営者が会社の行く末を変えるような大きな意思決定する場所に一緒にいたことがあったなら、
そうした短絡的な判断はしなかったのではないか?と私は思います。


社長は凄く反省していました。
もっと説明を尽くすべきだったと。
しかし、話を聞いて説明は尽くしたと私は思います。

私は、端から見ていて彼の退職は悪い決断だと思っています。
まずは社内に残る前提で、なぜ賞与が少ないのかという不満をぶちまけてくれたら良かったのにと思います。
他の社員が足を引っ張ったのは間違いありませんから。

そういう正論が言える会社にいながら、なぜ、彼は去ったのか?
もっと勉強出来ることがあったのに。と思います。

ベンチャーを志して入社したなら、
石にかじりついてでも経営意思決定の現場に係わるところまでは勤めるべきです。
そうでないと勤めた意味がないとすら思います。

そういう意味では、より小さい会社の方が魅力があるとも言えます。

短期的な視点は損します。
見切りを付けるのは、その会社でやりたい、身につけたいと思ったことを全て手に入れてからでも遅くはありません。

カネだけを追えば、カネで滅びる。

私達ベンチャー経営者は、あなたが吸うべき空気を用意して待つのみです。

うちの場合は、お客様の会社の経営にも関われます。
おいしい空気ばかりではありませんが、
あなたが吸いたい空気はあるはずです。


株式会社アカウンタックス
代表取締役 山口真導

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